Braze導入でtensoの海外顧客向けマーケティングが強化され、ROASが180%向上

カスタマーエンゲージメントプラットフォームのリーダー企業であるBraze株式会社(読み方:ブレイズ、東京都港区、代表取締役社長:水谷 篤尚、以下「Braze」)が、越境EC支援の専門企業であるtenso株式会社(東京都本社、以下「tenso」)において「Braze」の導入がもたらした成果について報告しました。その結果、tensoは海外顧客向けのパーソナライズ施策を大きく強化し、ROAS*は180%向上し、新規ユーザーのLTV(顧客生涯価値)は4.2%増加しました。

*ROAS = Return On Advertising Spend(広告費用対効果)

Braze導入の背景 – 海外ユーザー600万人に最適施策を提供

tensoは、越境EC分野でリーダー的な地位を占めており、「Buyee(バイイー)」という購入サポートサービスや、海外転送サービス「転送コム」を手がけています。15年以上にわたり、日本の商品を海外で購入したい層を支援し、現在では約120の国と地域に渡る600万人以上の海外ユーザーを有しています。しかし、従来のマーケティングツールでは、個々の顧客に対してパーソナライズされたアプローチを行うことが難しく、休眠顧客の増加やリテンション率の低下といった問題が発生していました。

こうした課題を解決するために、tensoはBrazeを導入し、「メール」、「アプリ内メッセージ」、「コンテンツカード」という3つのチャネルを活用したパーソナライズ施策を実施しました。

Braze導入による戦略 – 顧客に最適化された施策の実施

Brazeのセグメンテーション機能を駆使し、ユーザーの詳細な分類を行い、以下のような施策を展開しました。

  • クーポン配布の最適化: 各ユーザーに対して適切なタイミングや内容でクーポンを提供
  • パーソナライズドメッセージの送信: アプリ内メッセージやコンテンツカードを用いて、ユーザーの購買行動に基づく情報を提供
  • Buyee内「メルカリ」販売ページでのパーソナライズ施策: 海外顧客の興味に応じた商品のレコメンドを実施

Braze導入による成果 – マーケティングROIの大幅向上

Brazeを活用した結果、以下の成果が得られました。

  • キャンペーンROAS: 導入前に比べて180%の向上
  • 新規ユーザーLTV: 4.2%の増加
  • クーポン利用額: Buyee全体で 9.2%削減、Buyeeサイト内「メルカリ」販売ページでは 3.4%削減

さらに、メールの開封率の向上や、ユーザーのブランドロイヤリティの向上にも寄与しました。

将来展望 – AIやデータ活用によるさらなる進化に向けて

tensoは今後もBrazeの機能を活用し、より高度なパーソナライズ施策の展開を計画しています。具体的には、AIを用いた購買予測やクラウドデータプラットフォーム「Snowflake」との連携を検討し、データに基づくマーケティングのさらなる進化を図ります。

Brazeについて

Brazeは、「Be Absolutely Engaging.」を実現するためのカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。Brazeを使用することで、マーケティング担当者は多様なデータソースからデータを収集し、施策を実行することができます。1つのプラットフォームからマルチチャネル、リアルタイムで顧客とのパーソナライズされたコミュニケーションが可能です。また、AIを活用して仮説検証や最適化を繰り返し、大規模な配信を支援する能力を持ち、ハイパーパーソナライゼーションを実現し、ブランドに魅了されるファンとの魅力的な関係を構築・維持できるようになります。Brazeはニューヨークに本社を構え、北米、ヨーロッパ、APACに10以上のオフィスを展開しています。

出典元:Braze株式会社 プレスリリース

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