60代の腰痛、膝痛、疲労回復は少し時間がかかります

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当院に来られる60代の患者さんの症状は、腰痛、膝痛等の痛みが多く他の年代の患者さんと変わりません。また、疲労回復のためにマッサージを受けられる方も、他の年代と同じです。ただ、施術していて感じるのは、40代、50代の方と違って回復に時間がかかるようになることです。今の60代の方は、外見がとても若々しい方が多いですが、60代はそれなりに老化が始まる年代です。

60代になると回復に時間がかかるようになります

施術をしていて時々思うことなのですが、どうも、60代になると回復に時間がかかるようになります。今の60代の方は外見が若々しい方が多く、40代、50代の方と比べてそれほど差があるようには見えません。

しかし、昔(昭和時代)のことを思い出すと、会社の定年は55歳で、60代はお年寄りと言われていました。60代はそれなりに老化が始まる年代なのです。

当院に来られる60代の方のお悩みの症状は、他の年代の方と変わりがありません。主に肩の痛み、腰痛、膝痛等の痛みの改善と、疲労回復を求めて来られます。

調子がよくない時は当院をご活用下さい

痛みや疲労などの不快な症状はいつまでも続くわけではありません。時々使っていますが、日にち薬ということばがあります。コトバンクの説明を引用します。

月日の経過が薬代わりとなること。「骨折には日日薬が一番だ」「日日薬で失恋から立ち直る」

不快な症状は、時間の経過とともにだんだんよくなっていきます。しかし、60代になると必要な時間が長くなり始めるのです。そんな時は、他人の手を借りると時間を短縮できます。どうか、私たちを活用してください。

60代の患者さんで、すぐに思い出せる方の話を書いておきます。

Aさん(66才)の腰痛

Aさんは長年当院に通って下さっている方です。きっかけは、病院に入院中に腰痛になり、看護師さんの紹介で来院されました。現在も隔週でメンテナンスに来院されています。66歳の今も現役で仕事をしている方です。

Aさんの仕事はデスクワークで、パソコンに向かって一日中座っています。そのため、どうしても正しい姿勢を保持できなくなり、背中が丸くなって腰椎の3番4番5番の場所の腰の筋肉が硬くなり、骨を引っ張って骨が後ろに飛び出してきています。

腰に疲れがたまりやすい方

月に2回くらいご主人とゴルフに行き、なるべく時間のあるときにはお二人でウォーキングもしているそうです。身体を動かしていただくのは、大変よいことなのですが腰部に疲れが溜まりやすく、ゴルフ後は筋肉の疲労から腰痛が出ることが多いです。

マッサージで腰椎4番、5番付近の筋肉をよくゆるめた後、横向きでエビのように身体を丸めていただき、腰椎の間に指をたて背骨の可動性をつけています。

この腰椎の場所は、座っていても立っていても重力のかかる場所でヘルニアの好発部位と言われています。他の方で、腰部の骨が後ろに出ていた方が腰部脊柱管狭窄症になってしまった例があります。この場所の筋肉を硬くしていると腰部脊柱管狭窄症になる可能性があるようで注意が必要です。

どうしても加齢と共に筋肉は硬くなりますので、痛みの出ない身体作りのために定期的なメンテナンスが必要です。

60代の腰痛の方には、以前、定期的な治療はご高齢の方には必要だと考えていますという記事でご紹介した60代の女性の患者さんもいらっしゃいます。この方は埼玉県に転居されたので、治療に来られなくなったのですが、しばらくしてぎっくり腰になり、当院で最初に受けた治療を思い出してまた来院されたのです。

Bさん(69歳)の膝痛

Bさんは今年71歳ですが、2年前に膝を痛めて現在も治療を継続しています。69歳の時の話だと思って読んで下さい。

Bさんは、2年前ゴルフのプレー中に膝がガクンと外れたような感覚の違和感を覚え、その2日後に、左膝の外側に痛みを発症しました。

動作時には痛みがないのですが、膝を曲げていき圧がかかってきますと痛みが出ます。1週間後には膝の上部に腫脹(はれ)があり、若干の熱感もありましたが筋肉が硬くなっていました。車を運転した後に膝が痛みます。運転のために膝を曲げたままで、同じ姿勢でいることで筋肉がかたまり、膝を伸ばしたときに痛みます。

念のため整形外科での受診をお願いしました。

大腿骨下部壊死、半月板損傷と診断

受診の結果、大腿骨下部壊死、半月板損傷と判明しました。膝の関節に問題がありました。

大腿骨下部壊死、名前だけでも怖い病名ですが、我々が想像する壊死とは少し違うようで、西洋医学での治療は何もせず保存療法でした。

痛みの原因は私たちの仕事の範疇ではなくなりますが、痛みがある場所の周囲の筋肉は硬くなります。

筋肉をゆるめ股関節の可動域を広げることを継続する

痛みのため、ゴルフもできなくなり運動不足になり、筋力低下が進み足の筋肉が痩せ細り、硬くなるという負のスパイラルに入ってしまいます。

当院には隔週で来てもらい、全身のマッサージと、膝に負担がかからないようにうつ伏せに寝ていただいて大腿四頭筋の筋肉をストレッチしてゆるめ、股関節の動きを円を描くように、外回し、内回しと動かして可動域を広げて行くことを継続しました。

また、来院の都度、筋力低下を防ぐためには、「ご自身で、膝に負担をかけないような運動が大切です」と説明をしています。ご自身も、湯船に浸かりながら膝の曲げ伸ばしをしています。最初は20回が限度でしたが、現在では100回はするようにしているそうです。

膝の痛みが緩和するまでに、2年間という時間が経過してしまいました。壊死といわれた部位は骨の再生が出来たみたいで、今はゴルフにも支障が出ないくらいに痛みは軽減しました。

しかし、まだ完全には治っていません。痛む場所をかばうために身体のバランスを崩します。今以上に悪くしないためにも、マッサージで身体をゆるめ全体のバランスを崩さないように、隔週で施術を続けて膝の負担を減らしています。

Cさん(69才)の疲労回復

Cさんは、18年前、腰痛治療のため来院されました。骨盤の歪みによる腰痛でした。骨盤の歪みが原因の腰痛は、骨盤調整を何度か繰り返す必要がありますが、そのうち骨盤が安定して歪みを起こさなくなります。

Cさんも例外ではなく、骨盤の歪みによる痛みは無くなりました。痛みがなくなってからは予防のために定期的に来院されるようになりました。

現在は、健康管理の一環として2週間に一回来院され、テニスクラブに週3回行って身体を動かし、治療院の「歩こうかい」でも健脚ぶりを発揮しています。「月イチヨガ」も積極的に参加していただいて身体の柔軟性を保っています。

2週間に一度マッサージを受ける

しかし、やはり年齢を重ねて来るとと疲労は蓄積されやすいので疲労回復とリラクゼーションをかねてマッサージをさせていただいています。Cさんは日頃から身体を動かしているので、マッサージをすると筋肉も早くゆるんでくれます。

Cさん、リラックスしていただけているようです。

60代の体は老化が始まります

若い頃、無理が利いた体も40代、50代を過ぎると体力の衰えを感じるようになり無理な行動をセーブするようになります。60代になっても気持ちはその頃と全く変わりません。体も同じようなものだろうと思うのですが。

やはり、年相応に体が回復するまでの時間は長くかかるようになり始めます。

何となく腰が痛い、肩が痛いのがなおりにくい、歩いていると膝が少し痛い・・・・・という60代の方、他人の手で筋肉をほぐしてもらうと、それがどのように変化していくかためしてみませんか?

治療院よしぐちにご相談ください。ご連絡お待ちしています。

自由が丘駅南口徒歩3分、奥沢駅徒歩5分の整体治療院です。

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