二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

大谷は先発登板の前日試合は休ませるべき

2023-06-09 | エンゼルス
大谷 先発登板前日試合の打撃成績 12試合 4勝 8敗 (Home*6 Away*6 前日試合のなかった今季開幕戦を除く) [Suarez 0-2、Sandval 3-3、Detmers 1-3] 休養*1試合

 8H/43AB 打率.186 3BB 13SO[30.2%] 2R、2HR、2B*2、7打点、16TB、1盗塁
               MLB平均 22.9%

 大谷翔平はTWPなので、翌日に先発登板が予定されている場合は、通常、前日はブルペンに入り、数十球投げ込みます。
スポニチ 大谷がブルペンで40球を投げスプリットを入念にチェック https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/06/09/kiji/20230609s00001007236000c.html
今季はここまで先発当日にDHを放棄せず、登板日にTWPとして出場しているので、実質的に2日続けて(登板前日+登板日で)TWPのプレーをしていることになります。

 改めて調べてみると、結果が出ていない。率直に言うとチームの足を引っ張っている。(直近5試合連続で2三振が続いている)
これは実感として、登板前日は翌日の先発に意識が向いて、打撃が疎かになっているのは分かっていました。(練習登板の体力消耗もある)

 登板前日試合で休むメリットとデメリット

メリット
・登板前日の打席での「死球」と「自打球」を防ぐ (怪我の予防)
・打席での体力の消耗を防ぐ [PA*4]
・1塁までの走塁による体力の消耗を防ぐ  (内野ゴロだと走る必要。際どいタイミングなら全力疾走しがち)
・出塁時の走塁/帰塁など体力の消耗を防ぐ 
・試合を観戦することで、頭の中をリフレッシュ
・チャンスでの代打[1PA]

・DH枠が空く。(怪我から復帰したばかりのRendonのDH使用に有効)

デメリット
・個人成績として4PAを失う

 結果が出ていない以上、合理的な選択として、登板前日は大谷翔平を休ませるべきです。

Home CHC 戦
初戦 右翼壁HR/ランニングホームラン未遂 (審判が即座にHR判定せず、“無駄走り”を強いられた)
2戦  二盗-三盗
3戦 自打球

 今季、前日の打撃成績が悪いことで、登板当日のメンタルにも影響していることでしょう。公休日があったにも関わらず、打撃内容は悪い。(特に今日は非常に悪い)
重要なのは、出場試合をコントロール出来る打撃成績ではなく、登板間隔を守らないといけない先発登板の投手成績です。
(打撃は対戦相手が左腕や対戦成績が悪い相手なら先発を外していい)

 まともなチームならこうしたデータを根拠に、先発登板の前日試合を一度休ませて、登板の投球内容を比較するはずです。
明日のシアトル戦は、左打者を並べた場合、最大5人の相手と対戦する必要があります。
平均的な右腕であれば、左打者に有効なCH(チェンジアップ)が投げられますが、SFを投げる日本の投手は、SFを利用できないと苦戦することになります。(試投での四球、配球の選択肢が狭まる)

 ポジティブな点を挙げれば、現在のSEA打線は、FranceとHernández以外は直近7試合で打撃不振で、
昨日の段階でMLBで打率27位、出塁率24位、長打率27位、OPS26位、三振数28位と打撃指標が低迷しており、大谷投手有利です。

 ポイントは初回を0点に抑えること、SFをどれだけコントロール出来るか、CUVも使用できるか、ということです。
SFを普段通り使用できれば、直近7試合で三振率が非常に高くなっているSEA打線相手に、奪三振ショーになるでしょう。
ただ、使用できない場合、2ストライクに追い込んだら三振を狙うより、打たせてとる方がいいかもしれません。
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