障害者雇用の現実 [21年卒(既卒)の私が実際に就活を意識してみて]

久しぶりの更新になりました。

早速本題ですが、最近就労移行支援事業所に安定して通所できるようになり、就活を意識するようになりました。

就活って本当に嫌ですよね。。。

やりたいこととか定まらないし、どんな会社が自分に向いているなんて入ってみないとわかんないだろって思ってしまいます。

そんな中で今回は障害者雇用(オープン就労)で就職を考えている私が実際に直面した問題や、いいなと感じた点についてシェアできればと思います。

目次

障害者雇用の現実

結論から申しますと、障害者雇用はかなり難しいなと感じています。

私が新卒(既卒)で職歴がないことにも関連していますが、難しいなと感じる点について列挙していきます。

求人数が圧倒的に少ない

これは言わずもがなという感じですが、求人の数はかなり少ないです。

さらに求人サイト等で条件を正社員で東京とかにすると10件~20件程度なる場合もあります。

一般で就活をしていた時は求人が逆に多すぎてわけわからないという感じでしたが、現在は少しでも条件を絞ってしまうと全くなくなってしまうので、絞らずに幅広く見るようにしています。

職種がかなり限定される

障害者雇用でよく見かける求人は事務職とか、工場での労働作業などがメインです。

これは障害のある方を対象としているので、裁量の大きい仕事を任せるのは難しいためであると思いますが、一般と変わらない仕事量を求めてしまう自分としては、なんか物足りないなと感じる求人が多いです。

高いスキルが要求されるものも多い

これは意外でしたが、必須スキルの欄に

  • プログラミング言語を操れる
  • 言語スキルがビジネスレベル以上
  • 就労経験5年以上

といったようなスキルを求めた求人が多いです。

一般的に障害者雇用は、前職で障害(疾病)を発症してしまって、障害者雇用で転職したいという方が多いと思いますので、それなりにスキルをお持ちの方も多いかもしれません。

しかし、私のように仕事ではなくて(ほぼ仕事のようなものでしたが)精神を病んでしまった人にとっては社会人経験もなく、こんなの無理だろと感じる求人も多いです。

なので個人的な感想としては、

  • 軽作業や事務で比較的簡単な業務が多いが、給料が安い。
  • すごくハイレベルな求人で給料も高い。

この両極端の求人が多い気がします。この中間ぐらいでいい感じの求人があればなと思いますが、だったらクローズ(障害を開示しないで就労する)で就活しろよという感じになりますよね。

障害者雇用に積極的な企業とそうでない企業の差が激しい

障害者雇用に積極的な企業は結構頻繁に説明会や見学会などを開催しているイメージがあります。

現在はコロナの影響でオンラインでの開催がほとんどになっていますが。

外資系の企業なんかは障害者雇用に積極的で、求人でもよく見かけます。

でもやはり外資系ということで実力主義なので、給料もハードルも高そうな感じですが。

障害者雇用で良いと思うところ

配慮が受けられる

障害者雇用と言えば、大切なのはどういった配慮があれば安定して働けるかですよね。

配慮の中ではそんなことまで要求していいの?って思うことも結構あります。

例えば、絶対に残業無しとか、勤務中イヤホンを付けるとか、話すのが苦手だから近寄らないでもらうとか、、、

こんなものをしてくださいって企業に実際にお願いしたら本当に雇ってもらえるのかなって思ってしまいます。

でも以前にこういった配慮を受けて入社した方もたくさんいるとのことなので、してもらいたい配慮は正直に言うべきだと思います。

逆に企業側からしても、見た目では判断できない部分があります。

それを自分の言葉で面接時に配慮として伝えることで、企業側としてもメリットになる部分があるのではないでしょうか。

そのあたりの言語化ができるようになるまでは障害者雇用は難しいかもしれません。

自分の症状を正確に理解して、こんなことならできるなとかこれはできないから配慮として入れてもらおうって思えたらすごくいいなって思います。

実習などが受けられる場合がある

これもコロナの影響で現在実際にやられているところはあまり多くないかもしれませんが、雇用前に実際に業務を体験して、自分に合っているか判断できる場を設けてくれる場合があります。

これは障害の有無にかかわらず、非常に嬉しいことですよね。

正直、人間関係とか職場の環境ってものすごく大事です。障害がある方ならなおさらだと思います。

実際に肌で感じてみないとわからないことも多いかと思いますので、機会があったら是非行ってみたいなと思います。

そんなに期待されない

これは偏見ですが、障害者雇用で入社していると分かれば、一緒に働く方もたくさんサポートしてくれるだろうし、仕事ができるかに関しては、そんなに期待されていないんじゃないかなって思います。

なので入ってから少し楽な気持ちで働けるはずです。

そんな中で実際期待以上の仕事ぶりを発揮したら認めてもらえるだろうし、自分の自信にもつながるのではないでしょうか。

まとめ

こんな感じで今回はざっくりとですが、自分が今現状感じている障害者雇用の就活に対する不安点やいいなと思うことについて書いてみました。

正直、まだ選考を受けておらず、自己理解と企業探しの途中なので断言することはできませんが、障害者雇用って厳しいなっていうのが正直な感想です。

でも焦らず、自分に合った職場を探すことが一番大事かと思います。

オープンで就労するにしてもクローズで就労するにしても、自分が納得できる就職ができることが一番大切だと思います。

これからも自分を見つめなおして、やりたいこと、できることから考え就活を進めていきたいと思います。

もうすでに挫折気味ですが、無理なくやっていきます。

皆さん体調が第一です。

私は働くために生きるのではなくて、生きるために仕方がなく働くと考えるようにしています。

人生がより充実する職場に出会えたら最高ですね。

この辺で今回は終わろうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考程度におすすめの就労移行支援事業所についての記事も載せておきます。

あわせて読みたい
[障害のある方でも就職できる] 就労移行支援事業所(Litalicoワークス)の紹介 こんにちは。 このブログを見てくださっている方は何かしらの障がいを抱えている方もいるかなと思います。 私自身、双極性障害という診断を下されてから、いつになった...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学院卒業後、体調不良により内定していたメーカーへの就職を断念。療養後、再び研究関連の仕事をしています。
英語学習・プログラミング・ファッション・k-popなど自分の好きなことをブログで発信しています。自分を大切に好きなことをしながら生きていけるように日々模索中です。

コメント

コメントする

目次