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すばらしい小説は
すばらしいビジネス書

本に上下関係がないのと同じで、小説とビジネス書の境目にはあまり意味がありません。
そんな無意味な棲み分けは評論家に任せておきましょう。
自分の人生の主人公としてのびのびと自由に生きていくためには、小説からもビジネス書からもより多く気づいていくことです。
優れた小説は優れたビジネス書であって、優れたビジネス書は優れた小説です。
シェイクスピアの小説にはビジネスのヒントがたくさん詰まっています。
あれは小説ではなくて、もはや自己啓発書の極致です。
児童文学者の吉野源三郎によって1937年に出された『君たちはどう生きるか』は、その後様々な出版社から出され、2017年には漫画版と併せて発売されました。
いずれも大ベストセラーとなっていますが、漫画版を読んでから活字版も読んでみたくなった人も多いはずです。
(中略)

すばらしい小説は、すばらしいビジネス書。
すばらしいビジネス書は、すばらしい小説。

(千田琢哉『人生で大切なことはすべて「書店」で買える。』より)

皆様お疲れ様です。ピースです。
10月も終わりになり、徐々に涼しさから、日によっては肌寒さを感じるように感じます。
私も前回も申しあげたとおりお腹を壊すことも多くなりましたが、皆様も体調管理に気を付けてお過ごしください。

さて、本題は今日も本からの引用を通して。

私も、よく「ビジネス書」とか「自己啓発書」と言われるジャンルの本を読みます。
というか、こういうブログを書いているくらいですから、その割合も多分、多い方です。
で、それ以外には理工系の内容を、専門分野以外の方にもわかりやすく解説された本が多いかなあという感じです。

一方、私の母親は短歌を詠むのが趣味というのもあり、「小説でも漫画でも、ストーリーのあるものを読んでみたら??」と言われるのですが、正直あまり積極的に読もうという気持ちにならないことが多いです…

ただ、最近、『星の王子さま』を文庫本で読みました。
これもレビューを書こうかなと思っているところなのですが、
「たいせつなものは、目に見えない」という、ストレートに教訓を述べた一節ももちろんのこと、
それ以外にも示唆に富んでいて、児童文学に近いジャンルでありながらも、大人が読んでも何か感ずるところのある一冊かなあと思いました。
そんな感じで、小説からも実務に活かせるヒントはあるというのも、間違いないんでしょうね。

そんな私ですが、昭和末期生まれ、ファミコン~スーファミ世代ということで、
小さい頃は、ゲームを買ってもらうことも多かったです。
でも、まずプレイする?と思わせて、
最初にやることは、(ハードでもソフトでも)説明書をやたら細かく読む、
そんな子どもでしたww
(正直、これは私も覚えていますね。ただ、母親曰く、友達の家に遊びに行っても「説明書ない??」って聞いていたらしいですが、そこまでは記憶がなかったです^^;;)
さらに、そんな話を私の高校時代に予備校のチューターさんとの三者面談で話していたら、
そのチューターさんからは、
「ああ、やっぱり理系ですね」
って言われましたww

で、この引用した一節を読んで、考えてみると、
ビジネスとか自己啓発とか、そういう本を読むようになったのは、
まさに、「人生の説明書」を求めているのかな??と思いました。
もちろん、そういった本に「万人向けと言えるものは、決してない」というのは理解しているのですが、
「三つ子の魂百まで」ということわざもある通り、なかなか人となりの大きな傾向は変わらないものだと思います。

どんな形であれ、読書は知性を磨くのにお手軽な方法のひとつというのは間違いないことだと思うので、
私も読書の習慣を続けるとともに、琴線に触れたフレーズ等は今後とも紹介していきたいです!


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新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
星の王子さま (新潮文庫)

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