【SDGsとは】身近な例から個人でできることを考察【より良い世界】

SDGs

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地球にも優しい人
地球にも優しい人

個人が取り組めるSDGsに関する取り組みにはどういったものがあるだろう?身近な例をあげて説明してほしいな。ついでにSDGsの正確な意味も再確認しておきたい。

記事を執筆しているのが2021年8月。開催に関して賛否があった東京オリンピックがそれなりの盛り上がりを見せて、無事に終わったところです。

アスリートの皆さんは大変な時期に本当にお疲れ様でしたといったところですが、オリンピックが始まるまでのゴタゴタは見逃すことはできません。

詳細は省きますが、女性に対する問題発言によって森元総理が大会組織委員長を辞めたのを筆頭に、始まる直前までのドタバタ劇は、もはや日本が先進国ではないということを世界に向けて発信しているかのようでした。

しかしながら、オリンピックが始まる少し前、2021年6月に発表されたSDGsの目標達成の世界ランキングでは日本は18位にランクインしてるのです。

アメリカが32位、中国が57位ですから、なかなかの順位と言えるでしょう。

今やあらゆる分野で世界に遅れをとっている感がある日本ですが、ことSDGsに関してはそこそこ優秀。

それはきっと企業だけでなく、個人での意識も高いからではないでしょうか。

ここではそんなSDGsに関して、個人ができることを中心に深堀りしていきます。

SDGsとは

まずはSDGsが何なのかをおさらいしておきます。

SDGsは2015年の国連サミットで採択された、持続可能なよりよい世界を目指すための、2030年までに達成すべき国際社会の目標です。

「Sustainable Development Goals」の略で、エスディージーズと読むのが一般的。

SDGsのアイコンは一度は目にしたことがあるでしょう。それぞれが達成すべき目標を表しています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsはここにある17の目標と、具体的な169のターゲットで構成されています。

また、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことも誓っており、要は世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこうよということです。

個人が取り組める身近な例

現在では多くの企業が積極的にSDGsへの取り組みを行っています。

トヨタ自動車では、C2030年までに電動車の販売を550万台以上を目指すと発表済みです。

また、NECでは子どもたちの健康維持として、チリの学校給食プログラムに参入したり、ケニアの母子保健医療情報の整備に生態認証を用いた電子母子手帳を導入して、母子の健康や安全の改善、健康対策の立案や評価に貢献しています。

このように企業がSDGsの取り組みを行うことは当たり前の時代。一方、個人レベルにおいてもできることはたくさんあります。

ここからは個人で行える身近な例をいくつかご紹介していきましょう。

エシカル消費

エシカル消費とは、商品の原料の生産から廃棄までの流れを意識し、生産者の生活や地球環境に悪影響が出ていないかなどを配慮してから商品やサービスを購入することです。

つまり、購入という行為自体がSDGsに貢献するこということになります。

具体的には、障害者支援の商品やフェアトレード商品を購入することや、エコ商品・リサイクル商品を購入すること、地産地消などの購買活動があげられます。

※フェアトレード商品とは

フェアトレード商品とは開発途上国の原料や製品が継続的に適正価格で調達されることにより成り立ち、フェアトレード・ジャンパンによってフェアトレード認証を受けたもの。

フェアトレード商品を購入することによって

  • ①貧困をなくそう
  • ②飢餓をゼロ
  • ③すべての人に健康と福祉を
  • ④質の高い教育をみんなに
  • ⑯平和と公正をすべての人に

といったSDGs目標の実現に貢献するとことになります。

また、食品ロスをなくすための企業の施策に個人として協力することも、エシカル消費と言えるでしょう。

例えば、セブンイレブンの「エシカルプロジェクト」では、おにぎりやパンなど販売期限が近付いた対象商品を電子マネーnanacoで購入すると、ボーナスポイントがもらえます。

こういった商品を積極的に購入することは、SDGs目標⑫「つくる責任つかう責任」につながっていくのです。

マイバック・マイボトル

これは実践されている方も多いのではないでしょうか。

レジ袋やペットボトルはプラスチックでできていますが、適切に回収・分別されなかった場合、その多くが海に流されている現状があります。

そのようなプラスチックごみを減らすことは、海洋汚染を防ぐだけでなく地球温暖化や生態系破壊などの問題に対する取り組みでもあるのです。

A.J
A.J

ちなみに筆者が外出する際には、マイバックならぬマイリュックを常に持参。MacBook Proを忍ばせてどこでも仕事できるようにしているのはもちろんのこと、急な買い物にも対応できるようにしています。

節電・節水

節電や節水は、家計の節約になるだけでなく、限りある資源の有効活用につながります。

電気をつけっぱなしにしない、シャワーを出しっぱなしにしない、エアコンの設定温度を見直す、冷蔵庫の開け閉めの回数を減らすなどといった日常の取り組みで、多くの無駄を減らすことができるのです。

日本で作られる電気に85%は火力発電によるもの。

火力発電は、石炭・石油・ガスなどを使用しており、個人が節電を心がけることによって、使用する石炭・石油・ガスが減り、CO2の排出量も減少します。

そのようなCO2の削減は、SDGs目標⑬「気候変動に具体的な対策を」への取り組みにつながるのです。

家事を平等に分担する

これはSDGs目標⑤「ジェンダー平等を実現しよう」につながることです。

日本では、6歳未満の子どもをもつ夫の週全体平均1日あたりの家事や育児に費やす時間は67分。

それに対し妻が週全体平均1日あたりの家事や育児に費やす時間は461分というデータが出ています。その差はなんと約7倍。まだまだ平等とは程遠い数字です。

国会議員に目を向けてみても、全体に占める女性議員の割合は9.9%で、世界191カ国中166位という低い数字。

世界的に見ても日本はジェンダー平等の実現に関しては遅れていると言わざるを得ません。

車での移動を減らす

車に乗る機会を減らせば、CO2の排出削減につながり、地球温暖化の防止など環境保全につながります。

これはSDGs目標⑬「気候変動に具体的な対策を」への貢献です。

また、車での移動が減るということはそれだけ徒歩や自転車での移動が増えるわけですから、健康にも良いと言えるでしょう。

A.J
A.J

筆者は車を手放したため、移動はもっぱら徒歩かランニング。その結果、40歳を過ぎて高校生の頃の体重に戻りました。

世界を少しでも良くするために

筆者がこの記事を書こうと思い立ったのは、実はキーワードプランナーのおかげでもあります。

ブログをやっている方ならご存知だと思いますが、キーワードプランナーとはキーワードボリュームを調べるためのツールです。

ブログ記事を書く時は、必ずこのツールを使って狙っているキーワードがどれくらい検索されているのかをチェックするんですね。

そこで、何の気なしに「SDGs」を検索した結果が以下のツイートなります。

「sdgs」は全てアルファベットなので、海外の人たちの検索も含まれているからだと思うんですが、とにかくすごい月間検索ボリュームです。

「sdgs とは」の165,000もかなりの数字。「ダイエット 食事」というビッグキーワードで135,000なのでそれ以上に検索されているということになります。

それだけ世間から注目されていることを発信できていないのは、「ブロガーとしてどうなの?」との想いからSDGsを調べてみたという次第です。

発信も個人で取り組める立派なSDGsへの取り組みのひとつになります。

TwitterやFacebook、YouTubeなどでSDGsに関する情報や取り組みを発信し、それが拡散されることによってSDGsに貢献していると言えるのです。

みんなで発信しあって、世界を少しでも良くしていけたらいいですね。

それでは以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

P.S これからブログで発信活動を始めたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。