釣りバカ クロダイ日報@千葉

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カゴ釣りはじめました!にょろにょろの話

気付けば気温はぐんぐんあがり、新緑も勢いづいてきましたねー。

ただ湿気がないせいで、まだ過ごしやすい気がします。

 

さて唐突ですが、わたくしフカセ釣りブログを売りにしていながら。。。

 

ちょっと、、、横道に、、、

チラッ・・・

やってしまいました。。。いや、そんなに高い買い物ではないんですが。

 

言い訳をさせていただきますと、この時期クロダイは狙えない、グレもまぁ、、、飽きた、、、石物は敷居が高い、、、となりますと、いやマテ、釣魚が少ないなぁ、と。

 

とはいえ小物を狙っても面白くない、、、しかし金属・ゴム片投げる系はいまひとつ性に合わない、、、細い仕掛けでエサ取りと闘うのも疲れた、、、

 

ま、要はちょっと気が変わったわけでして。。。

カゴ釣りはじめました!

もちろんフカセ釣りでも遠投&遠投コマセは可能です。ただ遠投すればするほどコマセとの同調は難しくなります。それに加えてエサ取りや潮流との格闘…。それはそれで面白いんですが、やや辟易気味。。。

 

そこでカゴ釣りの出番です。なにせコマセと一緒に、付けエサを間違いなく狙った棚まで運んでくれて、確実に同調します。気合を抜いて安いウキで投げても50mは優に超えますので、沖の深場を直撃可能。。。これこそまさに房総向きの釣りではないか!と、一人で盛り上がってアマゾンのジャングルへポチっと分け入ったわけです!

 

私の釣り道具購入セオリーは「太いものほど安くていい!」でございます。

糸も、竿も、細くなるほど高価なものを選びますが、逆はしかりで。とはいえ各メーカーの最安クラスは、銭失いになりやすいので選びません。

そこで1週間ばかしスマホとにらめっこしまして、選んだのは以下の2点です。

 

 

 

2つで2万円ちょっとかな。新しい釣りを始めるにしてはお安めなのでは。でも必要十分な気がします。

合わせてウキや天秤、カゴなどを買い込んで、総額で3~4万円でしょうか。

両軸のほうが飛距離が出るのは知ってるんですが、駆け出しのカゴ釣り師にはこれで十分と思い込み、さっそく釣り場へ向かいました。

 

釣行日は5月23日、ばっちり半月の小潮で潮が動かない気配がぷんぷん!ただ仕事の都合でしかたなく。それに、ひとまず早く海で投げてみたいという気持ちが勝り、潮、天気、風は度外視で釣行とあいなりました。

 

場所はできるだけ広大で人が少ない場所(慣れないカゴ釣り師なんて迷惑以外の何者でもないですからねw)を選び、大房岬の南ケイセンとしました。前後左右に障害物がなく、手前は浅瀬なので狙いは沖め。フカセならハエ根の溝を狙うんですが、そんなチマチマした釣りなんかするもんか!どーんと沖に投げてやる!と、まぁ素人らしい考えで、いつも通りお昼過ぎにぼちぼちと出発です。

 

到着してみれば、ねらい通り先釣者は皆無。ただ東風がやや強く、メイン釣り座の左からけっこうな勢いで吹いています。が、仕掛けが重たいので多少の風なら問題ないはず。

南ケイセンのメイン釣り場。それにしてもいいとこですねぇ~

本日の仕掛けは、道糸6号(!)にハリス3号(!)、チヌ鈎3号、ウキとカゴは10号そろえでアポロ天秤にゴムクッション30cmとしました。

ふだんは寄せ木細工のような細い仕掛けを組んでいる身からすれば、カゴ釣りの仕掛けはまるで巨大な積み木です。こんな巨大な人工物を投げ込んで、魚なんか釣れるんかいな、、、と思いつつ、まずは第一投。

 

びゅぅぅっ!ずどーん!

 

なんとも豪快。こりゃ魚なんて逃げるだろ・・・と独り言ちながら、まずまずの距離に飛んだ巨大な羽のついたウキを眺めます。

風のせいで上潮は右に滑っているようですが、さすがはカゴ釣り。巨大なカゴが水中ウキのような役目をしているためか、しっかり底潮をつかんで動きません。動きません。

えぇ、動かないんですよ。潮がw

 

前回の記事で、南房総は大潮では釣りにくいと書きましたが、さすがに全く動かない潮も、それはそれで厳しいです。とはいえ、そのうち時合も来るだろうと気楽に構えながら、5分ほど流して回収、カゴに撒き餌をつめて再投入を繰り返します。

 

数時間して陽も落ちたので、ウキにケミホタルをつけてまたひたすら遠投。フカセ釣りとはだいぶ勝手が違いますが、次第に要領をつかみ、手返しもスムーズになってきました。ただ、どっちが楽よ?と聞かれれば、それはフカセに軍配があがりますね~。

 

慣れの問題でもあるんでしょうが、カゴにコマセをつめる、鈎に付け餌をつける、それをカゴにセットする、手を洗う、絡まないように気を付けながら投げる、という一連の動作は、それなりに面倒です。ウキもカゴも巨大なので、タックルケースも新たに用意しました。

 

メリットとしては、用意するコマセが少なくてよいというとこでしょうか。ただこのメリットは、逆にコマセの一回量が少ない、というデメリットとも表裏一体です。余計なエサ取りを寄せにくい分、本命を寄せる力も弱いようです。また、コマセと付け餌が確実に同調するというメリットは、これまたエサ取りに目をつけられると確実にやられるというデメリットと一対でもあります。コマセをエサ取り用に別打ちするということができないんですよね。これがどんと深い釣り場ならカゴ釣りのメリットが際立つんでしょうが、房総ではせいぜい投入点を変えるくらいしか対策が思いつきません。

 

時合が来たけれど、、、にょろにょろばかり。

 

釣りをはじめて4~5時間ほどたったでしょうか。それまで付け餌が残る状況が続いていましたが、やっと潮が動き出し、ウキが左から右へ流れていきます。すると今度は付け餌がまったく残らなくなってきました。ウキは怪しい動きをしていますが、おそらくフグかネンブツダイあたりでしょう。その証拠にときおり鈎ごと取られてしまいます。

さすがに10号浮力のウキを沈めるパワーはないんですね。

 

そもそも、南ケイセンでは右から左の潮流が良いようで、今日のように逆に流れる潮はあまり芳しくなく、エサ取りの餌食になっているようです。

仕方なく棚をさげると根掛かり。そこでさらに遠投が必要と、嫌な流れになってきました。

 

さすがに安物ウキでは飛距離がでないので、ちょっとお高めのウキに切り替えます。安いウキでもたいして変わらんだろ…と思ってたんですがね。。。変えてみてびっくりしました。明らかに飛距離が伸びますね~。うーん、やっぱり値段かぁ。。。まぁでもこれはフカセでも同じですね。高い商品って、それなりに釣りやすいです(釣れやすいとは言ってないw)。付け餌もオキアミからイカイワシの切り身、青イソメなどへ。

 

 

エサを変えると齧られはするんですが、やはりしばらくエサがもつようです。目の前に投入して、そのまま50~60mくらい潮にのせて流してみます。

すると、右沖の浅瀬に仕掛けが入ったところで、これまでにはないウキの動き。相変わらず沈みはしませんが、右に左にと明らかに怪しい動きです。とはいえ早合わせは禁物、じっくり食い込ませて合わせを入れてみると、、、

 

ん・・・?

 

なんか重い気がするんですが、これはカゴの重みかな、、、? 魚らしい引きもありません。でもやっぱりなんか重い。

 

さしたる抵抗もなく水面に浮かんできたのは、、、なんとまぁ、、、

 

初めて釣った穴子さん。嬉しいね♪

メジャーを忘れたので自宅で再撮しましたが、ご覧の通り良型の穴子でした!

釣り場では側線が見えにくくてウナギかと思ったのですが。でもこれはこれで好物なので、嬉しい釣果です。

 

ただ、、、カゴ釣りしてんだよなオレ。。。

穴子ってふつうぶっこみで釣るんじゃないの・・・?

 

どうやら仕掛けごと浅瀬に乗り上げて、エサが底に垂れてたんでしょうね。

 

そそくさとスカリに獲物を入れて、再度もう少し遠くへ投入すると、なんとすぐにウキに同じような反応があります。

 

これは時合か!今日はアナゴデーか!

 

喜び勇んでリールを巻くと、、、えっ、、、、今度はヘッドライトをつけずとも、そのド派手な色で正体が判明。。。

 

ウツボもきちんと処理すると美味しい魚なんですが、、、

ウツボさん。。。ウツボも実はとってもおいしい魚なんですが、魚体からすごい異臭が漂ってまして、リリースしました。スカリに入れとくと穴子食べられちゃいそうだし。。。

 

その後は潮位が50cmを切り、また潮が止まったので納竿としました。

 

それにしても、、初のカゴ釣りデビューはにょろにょろばかりでしたねぇ。潮の悪さや、釣り場のセレクトの問題なんでしょうが、、、

 

実は一昨年の秋ごろ、同じ釣り場でフカセをしていたんですが、そのとき竿が折れそうな猛烈な引きを体験したんですよね。レバー操作をしたとたんに鈎はずれしてしまいましたが、その記憶が忘れられず、たまに来てしまう場所です。

 

帰宅後はアナゴをさっそく調理しました。きちんと目打ちして、youtubeでさばき方動画をみながらなんとか背開きに成功しました。そのあとは塩もみして臭みをとって霜降りし、素焼きした骨と一緒に、水、酒、みりん、砂糖、しょう油、少量のショウガでゆっくりことこと煮込みます。

 

 

出来上がった穴子丼は臭みもなく、非常に美味でしたよ!

 

でも次はもう少しカゴ釣りらしい魚を狙いたいですね~

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

自然の恵みに感謝です!