釣りバカ クロダイ日報@千葉

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コスパ最強でよく釣れる!加工オキアミの作り方~そして新たな挑戦へ!~

付け餌用のオキアミって高いですよね…

なんか最近、例年にくらべて涼しいなぁ~と思っていたら、いつの間にやら梅雨入りしてましたね。さすがに湿気も気温もあがり、じめっとしてきましたが、朝夕は涼しくて過ごしやすい。夜釣りにピッタリな季節がやってきました!

みなさん最近は釣れてますか?今回は以前ご紹介した自家製の加工オキアミの作り方のご紹介です。もちろんネタ元はネットから。探すと色々出てくるので面白いですよ。

 

私は週に1度は海の空気を吸わないと落ち着かないタイプですので、時間が許せばわりとちょこちょこ釣行に出かけるわけですが、その時気になるのはやはりエサ代です。市販されている加工オキアミのまぁ高いこと。両手いっぱいで400~500円、有名メーカーのものになると2パック合わせても片手に収まるくらい。それで同じくらいの値段がします。物はいいし、私もよく使うんですが、いかんせんお値段が…

実際のところ、クロダイ釣りだとオキアミはもはやエサ取りの有無の確認用になってるような気がしますね。そんなものに高価な加工オキアミを使う必要はなく、マキエの中から拝借すればいいわけですが、グレ釣りの場合や、エサ取りが少なくクロダイの反応が良ければ、オキアミの力はなかなか侮れないものがあります。

日本近海には生息してない生き物なのにね。不思議です。

 

そもそも、撒き餌と付け餌を同調させるのがフカセ釣りセオリーだとすれば、撒き餌に入っているオキアミとは違うオキアミを付け餌に使うのはどうなん?って思うんですけれども。ただあえて違うエサを使うことで魚に対するアピール度を増し、食わせるという戦術も成り立つわけで。半面この戦術はエサ取りに狙われたり、魚を警戒させる原因にもなるわけで。

 

いずれにしても釣りに行く際、1種類の付け餌しか持ってかないよ!って方はそう多くはないと思いますので、その際の選択肢の一つとして自家製オキアミはオススメできます。

 

そもそもオキアミってなんなの?

すでに海釣りのエサとして定番となったオキアミですが、先にもふれたように、じつはこの生き物は日本近海では捕れないんです。正式にはナンキョクオキアミといいまして、南極あたりの寒い海域に生息する動物性プランクトンです。えぇ、じつはエビの仲間ですらない。一部、日本の三陸沖などで捕れる種類もいるようなんですが、ほとんどが南氷洋産。そういえば、商品によっては袋に南極って書いてありますよね。

しかも日本で流通しているオキアミのなんと8割以上が釣り餌として消費されているそうです。もちろん消費しているのは日本近海のお魚たちなんですが。

 

なぜ魚が普段食べ慣れていないエサを好むのかはよく分かってないそうなんですが、日本では1970年代にある水産会社が試験的にエサとして販売したところよく釣れることが分かり、爆発的に広がったようです。意外と新しいエサなんですね。もしかして読者の方のなかには、自分が子供のころはオキアミなんて売ってなかった、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?もしいらしたらコメントで教えてください!

 

で、このオキアミ、市販されているものは薄いピンク色してますね。加工されると、やや透明度が増すようです。しかし、この色はあくまで死んだオキアミの色。イカなどは顕著ですが、グレなども死んで神経機能が停止すると魚体の色がみるみる変わっていきますよね?これと同じで、実際のところ生きてるオキアミは画像の通りほぼ透明です。

生きてるオキアミはほぼ透明です
Wikipediaより引用ー@Øystein Paulsen - MAR-ECO,https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=225249

魚類は人間よりも可視光線の幅が広く、紫外線まで見える種が多いので実際にはどう見えてるのか分かりませんけれども、少なくともこの状態に近づけるのがいいんだろうなぁとは思います。その意味では市販の加工エサはよく作られてますね。形・色も工夫されてます。

 

ただ、世の中にはボイルオキアミってのもありまして、、、軽く熱を通したオキアミで、色は白っぽく透明感は全くなし。そのくせ、状況にもよりますが魚の反応がよくエサ取りにも強いです。生きたオキアミとは姿形がまったく違うのになぜ魚が食うのか?それは、暗いところでブラックライトを当てるとよく分かります。私もそれを発見した時には感動しましたw めっちゃ紫外線に反応してるんですね~

 

まずは100均へ行きましょ!

ではでは本題です。以上のことから、自家製の加工オキアミを作る際には透明度と色を重視したほうがよさそうですね。

ということで材料を準備します。まず原料となるオキアミですが、これは撒き餌用の解凍したやつを一つかみで十分です。形をそろえたい方は整ったやつを選別して使ってください。いつも釣行の際は釣り場近くのエサ屋さんに解凍を頼んでいる、という方は釣りの前にひとつかみ取り分けてクーラーボックスに入れときましょう。何かリキッド系の液体エサにつけとくと、黒変色を防げます。

 

ちなみに私は釣行の前日に自宅で解凍してますので、それを適当に一つかみで作ってます。小さいやつや崩れたものも、気にせずそのままですね。グレなどはそれでも十分に食ってきます。

 

で、次は容器ですね。

近所の100円ショップなどに行って、ざる付きのタッパーを買いましょう。

中にざるがついてるタッパーが便利です。

近所に100円ショップがない、あるけど置いてないという方は↓からどうぞ。小さめで大丈夫です。

 

あとは砂糖とみりん(…風調味料で十分)を買って…

お安いものでOK! 2つで300円いかないくらいです。

最後に、ぜひこいつを買ってください。スーパーの製菓用品売り場に売ってます。量は少ないですが、100円ショップでも似たような商品を扱っているところがあります(セリアなど)。

着色しなくても大丈夫ですが、せっかくですからねぇ!

以上で材料はそろいました!以下、箇条書きでいきますよ。

 

①タッパーにオキアミを入れてひたひたになるまでみりんを注ぐ。

 

②みりんに好きな色の着色料を入れちゃいましょう。

色は分量にもよりますので、適宜調整しながら量を加減して混ぜてみてください。ちなみにクロダイは黄色に反応することがよく知られていますが、黄色の着色料は入れすぎるとなぜか赤っぽくなりがちです。また、赤は結構な量を入れないと赤くならず、少ないとオレンジ色っぽくなります。試行錯誤しながら、お好きな色に調整しましょう。無着色よりは、着色したほうが魚の反応はいいような気がします。エサ取りも反応しちゃうけど。。。

こうすることで、なんと市販のこういうやつや、、、

こういうやつと同等品が作れちゃうんですねぇ

しかもお値段は、、、ちょっと正確には計算してませんけど、一回あたり100円いかないんじゃないでしょうか、、、圧倒的なコスパの高さです。

 

着色みりんにオキアミを漬けたら、冷蔵庫に入れて3日ほど待ちましょう。染まりが浅いなーと思ったらもう少し。漬ける期間は適当でよさそうです。ちなみに僕は一週間くらいほったらかしです。

 

③漬け終わったら、水気を切って砂糖をまぶします。

ほどよくいい色になったら今度は砂糖をまぶします。ちなみに漬けたみりんは多分再利用できます。常温に置いておくと発酵するので(それはそれでよさそうですがw)、僕は色事に、、、じゃなかった、色ごとに、500mlのペットボトルに入れて冷蔵庫で保管しています。とにかく水気をしっかり切るのが大事です。タッパーに溜まったみりんを処理したら、そのまましばらく放置しておきましょう。新聞紙の上に広げるとさらに脱水できます。

次に、オキアミをお皿やバット、新聞紙の上などに広げ、しっかり砂糖をまぶします。このとき砂糖の量が少ないとオキアミの脱水が進まず、冷凍した際に凍ってしまったり、身の透明度や保存性が低くなります。オキアミと同量かそれ以上の砂糖をまぶし、身を潰さないように丁寧にまぜます。

で、このまままた放置です。しばらくするとドリップが出てきますので、適宜捨てながら、たまに上下を混ぜたりしつつ、しっかり砂糖を浸透させてください。

 

一週間くらい砂糖につけて、このくらい透明感が出てきたら完成です!

 

どれだけ遠投しても簡単には鈎はずれしない、スーパーハード着色オキアミのできあがり。柔らかめがお好きな方は全体的に漬ける期間を短くするといいかもしれません。

 

なお、このままではベタつきますので、このあと味の素を振る掛けるといいらしいです。旨みも増すのかな。またボイルにする際は80度くらいのお湯を上からかけてください。

 

あとは冷凍庫にいれて保管OKです。凍らせると市販のものよりやや硬くなりますが、完全には凍っておらず、必要な分だけ取り分けることができます。

これも100円ショップで買った容器です。底に吸水シートを敷いておくとくっつきません。

 

自家製のものは市販品にくらべて大きさや形が不揃いで、希望の色にするのもなかなか難しいですが、それはそれで楽しいですよ。何しろ安いですし、自分で加工したオキアミで魚が釣れると喜びもひとしおです!

梅雨時、雨に降られて釣行に行けないときなどぜひお試しください。

今回も、長文をお読みいただきありが・・・

 

ちょい待って!

 

先ほど、着色料をご紹介したときにアレ?と思われた方。。。。

 

青???

 

そうなんですよ。

 

ダイワの撒き餌をお使いの方ならご存知かもしれませんが、最近、青色の撒き餌が発売されたんですよね。そのパッケージには、なんと大型のグレが青色に反応すると書いてあるじゃあーりませんか。

ちょっと信じられないんですが、たしかに海のなかで透明、ということは、じつは青色こそ生きたエサに近いのではないか、、、と、いうことで。

挑戦しました。。。。。

 

流行りのブルベってやつですね^_^。違うかw

はい。未だかつて見たことのない青色オキアミでございます。作っちゃいましたよ。

ふふ。。。

次回はこれを持って釣りに行ってまいります。結果をお楽しみに!

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

オキアミさん、いつもありがとう!自然の恵みと、釣りにいけるという幸せに感謝です!

 

追伸ー

なお、オキアミのかわりに押し麦を染めると、、、

はい、麦スペシャルに入ってる黄色麦のできあがり!重ねてお試しあれ!