小鳥の病気を見つけるのはなぜ難しいのか 小鳥のフリに気付こう

小鳥の元気なフリをどう見抜くのか

小鳥の体調不良を見つけるのは、難しいです。なぜなら、小鳥は元気なフリ、食べたフリをするからですそれは捕食される小鳥が生き抜くために身に着けた習性です。習性を変えることはできません。ですので、小鳥の習性を理解して、小鳥の体調管理をすることが大切です!

オカメインコ

群れで過ごしている小鳥。元気じゃないのを表にだしたら・・・?

小鳥は野性の中では、群れで生活しています。群れで過ごすことのメリットはたくさんありますが、中でも、「群れでいることで、天敵から襲われる確率を下げる」ことができます。1匹で襲われるのと、100匹一緒にいる状態で、襲われるのでは、100倍助かる確率が違います。では、群れが襲われたとしたら、どういう小鳥が襲われてしまうと思いますか?

群れとは違う行動をしている小鳥が狙われる

例えば、一匹だけ飛ぶのが遅いとか、一匹だけ、天敵を見ていないとか・・・

小鳥はみんなと同じ行動をすることが生き延びるための術なのです。

小鳥は、みんなと同じ行動(元気な行動)をするように、刷り込まれています。体調管理をするうえで、それを知ったうえで、見抜かなければいけません。

鳥の元気なフリを見抜く3つのポイント

①体重管理を毎朝行う

朝行う理由は、純粋な体重だからです。毎日、量っている中で、急激な体重の変化や、じわじわと落ちていくのは要注意です!

平均体重の10%落ちたら→家で対策を考え、行う
平均体重の20%落ちたら→病院に必ず行く
平均体重の30%落ちたら→薬が効かないレベル
平均体重の40%落ちたら→もう助からない

と言われています。小鳥の体重の減少は非常にシビアな問題です。小鳥の体重を量ることは、小鳥の体調管理を知るうえでとても大切なことです。

 

②日ごろから糞をよく見ておく

糞は体のお便りです。人間でも便は体のバロメーターだと思います。小鳥も同じです。日ごろから、糞の状態をよく見ておき、異変があれば、病院に連れて行ってください。糞の異変は奥が深いです。インターネットで調べて、下手に安心するよりも、飼い主さんが変だなと思った直感を大切に、病院に行ってほしいと思います。健康だったら、あ、よかった!と安心が買えたと思ってほしいなと思います。

下痢が心配で通院したオカメインコバナちゃん

バナちゃんは、元気はありますか?

ママピ(しぃの実)
ママピ(しぃの実)

はい!とても元気です!

水っぽい便は、いつからですか?

ママピ(しぃの実)
ママピ(しぃの実)

もう、ずっと続いています!

そうですか・・・。バナちゃんは、下痢ではなく、多便ですね。

ママピ(しぃの実)
ママピ(しぃの実)

???

先生の話によると、オーストラリアの半砂漠地帯で、貴重な水分を体の外を出してしまうことは、致命傷になるそうです。なので、お腹を壊していても、オカメインコは下痢をしないそうです。それでも、下痢をしてしまう場合は、だいたい即死すると言われました・・・!(うちの子たちの先生は、スパッとしていますw)下痢は腸炎、内臓障害、胃がんなど、様々な病気が考えられるそうです。

さて、元気もあり、ずっと水っぽい便が出ているバナちゃんは、下痢ではなく、多便だそうです。下痢で通院する9割の小鳥さんが多便だそうです!

原因は、お水をたくさん飲んでいる。腎臓が弱いなど、あるようで、素人判断はせず、おかしいなと思ったら、病院に行くことをおすすめします!

③小鳥が元気なうちに、信頼できる病院をみつけておく

鳥を診れる病院は全国でも多くありません。そんな中、行ける距離で、病院はあるのかどうか、調べておく必要があります。もし、悪くなってから、病院を探す場合、そんな時は、一刻を争う状況だと思います。また、環境の変化に弱い鳥を体調が悪い中、あっちこっち連れていくことが小鳥のストレスになることは間違いありません。小鳥が元気な時こそ、「健康診断」に行き、その病院が信頼できる病院なのか、リサーチしておくことをおすすめします。

聞いた話では、夜間診療で鳥さんを連れて行き、保定する際、内臓を圧迫されて、死亡してしまった事例があります。鳥が診れないのにかかわらず、鳥を診ようとする動物病院の先生はいます。実際に私も経験があります。

まめちゃん
まめちゃん

あの時は、まめは「メガバクテリア」だったぴ。でも動物病院の先生は、まめを持つこともできず、ビタミン剤を出しておしまいだったぴ。ママピが鳥さんが診れる病院を探し回ってくれたおかげで、助かったぴ~

保定することもできず、何の検査もせず出されたビタミン剤・・・。受付で私は聞きました「鳥を連れてくる人って珍しいですか?」すると受付の方が「一週間で数回きますよ」と・・・。恐ろしいです。

やはり、小鳥が元気な時こそ、病院に行くことが一番いいと感じます。

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