眼瞼痙攣とは
眼瞼痙攣(がんけんけいれん)とは
このサイトをご覧になっている方は既にご存知だとは思いますが、念のため眼瞼痙攣について基本的なことを説明します。
眼瞼痙攣はまぶたの筋肉の異常な収縮で起こります。通常は両目に起こることが多く、神経の病気である局所性ジストニアの一種に分類されます。ここで指す眼瞼痙攣は良体性本態性眼瞼痙攣(BEB)であり、他の疾患の結果として発生する続発性眼瞼痙攣とは区別します。症状は通常、軽度な痙攣として始まり、時間の経過とともにまぶたの強い収縮に移行します。極度に進行した状態は、一般的な生活において目を開けることが困難となるため「機能的な失明」と呼ばれます。
発症者
- 年齢:発症は40〜60歳の間に最も一般的に発生します
- 性別:女性>男性(女性2~4:男性1)
- 発生率:米国での毎年診断数:2,000例
- 有病率:1.6~30人/100,000人あたり
病因
良体性本態性眼瞼痙攣の正確な原因は不明です。大脳基底核内の機能障害が原因と目されていますが遺伝的な要素が関係することもあるようです。発症の引き金は、頭または顔の外傷、重度のドライアイ、眼瞼炎、眼内炎症、髄膜刺激、光過敏症、ストレス、ある薬物の接種など様々ですがはっきりと特定されていません。
治療法
現在、もっとも広く実施されている治療の第一選択肢は、ボツリヌス毒素(ボトックス)の定期的な注射です。眼輪筋、皺眉筋、鼻根筋などの眼瞼まわりに注射することで、筋肉の痙攣(収縮)を抑えます。これは病気を根本から治療するものではなく症状を緩和することを目的として実施されます。現在、良体性本態性眼瞼痙攣を完治させる治療法は確立されていないとされており、日本で現在入手できる情報は限られていますが、実は症状を和らげる方法は欧米では様々なものが挙げられておりその効果を記したものもあります。このサイトではこれらのものを紹介して行きます。また本サイト管理人が試した結果なども併せて報告して行きます。
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