春日市在住のゴモラでございます。
幼少期を福岡県南部(筑後地方)で育った愚性ですが、いわゆる福岡市周辺とは縁がなく、興味も全くなかったわけです。
たまに、西鉄電車で天神地区に遊びにいく停車駅で車窓を眺め、案外、発展している地域だなぁぐらいしか思ってませんでした。
就職を期に全国各地へと放浪を開始し、つい2年前に福岡の地へ戻ってきたのであります。
福岡県中西部の筑紫地域に位置する福岡市博多区と隣接する博多区と隣接する人口が多い市(福岡県第6位)でいわゆる福岡都市圏の一角を成しています。
弥生時代中期には奴国(「漢委奴国王」金印で有名)の中心部が春日市内にあったといわれ、市北部の須玖(すぐ)地区では奴国にまつわるとされる遺跡が数多く発見されている。また市西部では古墳時代の遺跡も発掘されたことから古代から住みやすい土地だったのでしょうね。
市の名称は市内にある奈良時代に奈良の春日大社から招きいれた春日神社に由来します。
近くには、大小の古墳がたくさんあり、近くに有名な太宰府天満宮などもあり、歴史深い
興味ある市でもあります。
また、古墳等については後日にご紹介できたらと思います。
さて、今回は、送信所とのお題ですが、今まで勤務してきた地域で印象深いのは、対馬オメガ局送信用鉄塔でした。
愚性が勤務したときは、ちょうど撤去されたばかりでしたので残念な思いをしたものです。
解体開始までは地上454.83メートルであり、2010年(平成22年)に東京スカイツリーが地上461メートルになるまでは、日本史上最も高い建造物であり、島の観光名所ともなっていたとのことであります。
ここ、春日市にも実は送信所があるのです。
それも街のど真ん中(近くにマンション、アパートが林立しています)にそびえ立っている姿は見た当初、違和感を感じたものです。
通常、送信所とは近くに電波の障害とならないようなにもない野原に立っているイメージがあるのですが、地域特性上、この場所が一番適していたのでしょうかねぇ。
ここでラジオディスジョッキーさんとかゲストの有名人等々が放送しているんだぁと感慨深く注目していたのですが、ここは純然たる電波を送信するためだけの施設と聞いて少々がっかりした思いがあります。
1950年頃に完成し、運用開始。
第1、第2とも、100kWの大出力による放送が行われていたそうです。
しかし、1972年に中波再編に伴い熊本局のラジオ第2が500kWに増力された関係で、福岡局のラジオ第2は出力が半減されているとのこと。
また、1980年代前半には老朽化を理由に数十メートルほど南へと送信所の移設工事が行われ、現在に至っています。
高さは145mの円管柱
福岡県内のNHKの中波ラジオ送信所は、福岡局のここと、北九州局の響きラジオ放送所の2箇所しかないとのことで、北九州局のカバーエリア以外はもちろんのこと、長崎県の壱岐市、対馬市、佐賀県、熊本県、大分県の県境地域までもエリアとなっています。しかし、以前、愚生が住んでいた対馬市のラジオは、韓国が近いためか、韓国語の放送しか聞こえなかった記憶があります、幼少の頃も夜になると大陸の放送が聞こえ、国内放送がほとんど聞こえないといった記憶もあります)
放送塔を支える支線などは原っぱになっています。
周辺には春日市北スポーツセンター NHKラジオパークというスポーツ施設になっており、予約申し込みをすれば、野球場、テニス場および体育館施設を利用することができます。
まぁ、近隣住民に対して同施設を開放して住民感情を緩和しようとする施策なのでしょうね。
あまり、謎的要素はないのですが、市街地にいきなりそびえ立つ鉄柱をみるとそれなりに違和感を感ずることのできるスポットではあると思います。