銀河鉄道999/ゴダイゴ(1979年)【追悼 松本零士歌謡 3選 ③】 | ミュージックロボットAOIの原色★歌謡曲図鑑

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新しい風に、心を洗おう!

多くの少年の旅立ちを鼓舞した、偉大な松本アニメ主題歌!

「見ても読んでもいないんですね」

「お名前ぐらいしか存じ上げていなくて。」

 

2023年2月、漫画家・松本零士が亡くなった週、TBS報道番組「サンデーモーニング」では、コメンテーターが全員、松本作品を未読だと発言し、物議を醸し出した。

 

コメンテーターの年齢は70代と30代。

「コメント出演するなら事前に読んどけよ!」という視聴者のツッコミはもっとも、と思う一方、松本アニメのブームは1978年から約5年ほどの意外に短いムーブメントだったのだ、とも気づかされた。

松本ブームの洗礼を浴びた当時の少年たちは、現在50〜60代。ちょうどピンクレディー世代。

松本作品の認知度は、この世代か否かで大きな差が生じる。

 

そんな松本ブームの象徴的な楽曲と言えば、やはり79年のゴダイゴ「銀河鉄道999」。

 

前年に「ガンダーラ」でブレークしたゴダイゴは、以降、「モンキーマジック」「ビューティフルネーム」とシングルヒットを連発!この「999」まで4曲連続オリコン2位。

なぜか1位は取れなかったが、いずれも名曲ばかり。

 

とりわけ「999」は、後世まで久しく「偉大なアニソン」として歌い継がれる人気曲となった。

 

この曲の偉大さは、まずはタイトル!

79年夏に劇場公開された「999」には、すでにささきいさおが歌う同名のテレビ版主題歌が存在した。通常は重複を避けて別タイトルが冠されるところ、ゴダイゴはあえて同名タイトルで勝負!

平尾昌晃作曲の唱歌的なテレビ版主題歌のイメージを、爽快なバンドサウンドで大きく刷新し、今では「999」主題歌と言うと、ゴダイゴ版を思い浮かべる人が圧倒的に多い。

 

バンマス・ミッキー吉野の軽快なキーボードソロ、亡き浅野孝巳のエモいギター、全開の笑顔で心底楽しそうに歌うタケカワユキヒデの姿も麗しく、この曲が、当時の少年達に「バンド演奏の楽しさ」を十分に伝えた功績も大きい。

 

松本氏が亡くなった際、追悼するラジオで最も多くかかったのもこの曲だった。

 

「銀河鉄道999」

 作詞:奈良橋陽子(英語詞)/山川啓介(日本語詞)

 作曲:タケカワユキヒデ

 編曲:ミッキー吉野

 

舞台公演決定! 

舞台「原色★歌謡曲図鑑」

昭和から来た新人シンガーが、令和のヒットチャートを駆けめぐる!

 

【日程】2023年5月11日(木)〜14日(日) 全8公演

【劇場】CBGKシブゲキ ‼︎(東京・渋谷)

【出演】平松來馬/島津見/北澤優駿/山沖勇輝/山本ひかる/中西智也/筒井巧/夢月/IKKAN /森恵

【演出】扇田賢 【脚本】倉貫ソウゴ 

【主題歌】森恵「迷宮のエトランジェ」https://linkco.re/MEHYx82f

     

【公演HP】http://be-withmusic.com/stage/

 

【公演Twitter】https://twitter.com/CCAXihSTOTn5I9F