志望校と併願校 | ウサギとヘビのものがたり

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ウサ太とヘビ子と、その母の奮闘日記。
地方の中学受験、することに。2024年、サクラサケ!!

公立王国では、受験は高校からが一般的で、クラスのほぼ10割が学区内の中学校に通うため

受験をするような中学校はゼロに等しい。

あっても、国立大の付属中か、スポーツに特化した私立中が、1~2校。

 

ところが、公立中高一貫校なるものが誕生し、

田舎にもやってきたあたりから、少し事情が変わってきた。

 

公立中高一貫校は、地域トップレベルの公立高に、公立の中学校として併設されることが多く、

次世代のリーダーを育成すべく、6年間を通し充実した学習指導を受けることが出来る。

おまけに、計画的に組まれたカリキュラムは、大学受験でも有利になる。

 

なんせ私立<<<<<<<公立と考える地域だ。

「中学受験」なるものに成功すれば、

公立中学校へ通い、

そのままトップレベルの公立高校に進学でき

最終的には国公立の大学へ。

田舎の王道を突き進むことが出来るのです。

 

ウサ太も、この道を邁進しようと中学受験を決めた。

志望校は、公立中高一貫校。のみ!

他に中受するような学校もなく、受けるならここだけ、ここしかない。

そんな状態の中で決めたことなので、色々と悩むところがあり(私が)、

本当にそれでいいのか、迷いもしている(私が)。

 

1.まだ新しい公立中高一貫校、周りに受検経験者がいない事。

2.そもそも、中学受験経験者すら、身近にいない事。

3.試験内容が適性検査である事。

4.併願校の選択肢が少なく、1本勝負である事。

5.残念ながらご縁がなかった場合は、学区内の公立中学校へ通う事。

 

1と2については、身近な経験談を聞けないことは残念だけど、塾にお任せし、情報を共有させていただきたいと思っている。

問題は「3」だ。

適性検査は、学校で習うことをベースに、自分で考え想像し、工夫して解くという、ウサ太が一番苦手とする分野。

しかも、かなり厄介な問題を出す学校で…。

過去問をチラリとみたけど、もう何言ってるかわかんない。こんなのどうやって小学生が解くの!?

と、大人の私が思ったくらい難しく、これは勉強で補えるものではく、地頭の良し悪しで解くものだと感じた。

それでも、時間をかけて問題に慣れていけば必ず出来るようになるらしいけど、どうだろうか。本当なのだろうか。

 

ウサ太にとっては、思考力が試されるような問題よりも、難問や知識を必要とした、

どちらかというと私立の入試問題の方が解いていて落ち着くようだ。

それなのに、こんな地域で生まれ育ってしまったばっかりに選択肢が狭く、申し訳ないなぁと思う。

 

併願校の選択肢が少ないのも、そう。

地元の私立中も、ようやく学業に力を入れた学校作りを意識するようになってきたけど

公立王国で私立中へ通うということは、後ろ指をさされながらの毎日になるということだ。

大袈裟だと思われるかもしれないが、卒業しても、就職でも、いい年になっても、私立だったということは付きまとう。

かと言って、ご縁がなかった場合の地元中学への進学も、

学校内でどんな風に見られ思われるのだろうと考えると、憂鬱になる。(私が)

 

ウサ太本人は、そんなことは何も考えず、

きっと、受検と受験の違いもわかっていない。

合格すれば、楽しい会話が出来る友達に、たくさん出会えると思い、毎日頑張っている。

 

今の環境では、大好きな歴史のこと、数学の解き方、読んでいる本の感想、どれも話せる友達がいない。

同じような話が出来て、悩みを相談できる、そして、勉強しても「かわいそう」と言われない環境で過ごさせてあげたい。

そう思うだけなのに、選択肢が狭すぎて本当嫌になる。このクソ田舎。

 

ということで、ウサ太の志望校は、公立中高一貫校。

併願は、今のところ、しない予定。