【ロッテリアのジビエ鹿肉バーガー】臭みなし、肉本来の味や噛みごたえ充分な逸品!

釣りはごぶさたなのは相変わらず。

そんな今回、ちょっとグルメネタをいかせていただきましょう。

そのグルメは・・・ロッテリアの『ジビエ鹿肉バーガー』

きっかけは、地元・小田原のイノシシ被害から

まずは、ジビエ鹿肉バーガーを食そうと思ったきっかけから。

不肖ゆたりな、当アホアホブログをご覧いただいている方はご存知の通り、生まれも育ちも小田原。

小田原はみかんや梅の産地でもあり、かくいうウチも、少しながら山に畑がある。

そんな山だが、近年はイノシシの増加に伴い、野菜を食い荒らしたり土をボッコボコに掘り起こしたりの被害が急増している。

いやぁ、もう本当にひどい酷い。


畑の土は、あっちこっちでボッコボコ。


ノリ面なんて、ぐっちゃぐちゃ。

ノリ面が崩され、その土が道へ流れ、軽トラが通行できなくなるほど。


獣道なんかもできちゃってるし。

小田原の山は、もうイノシシのやりたい放題。

前までは小田原でイノシシがいるなんて聞いたことすらなかったのに、ここ10年ほどで被害が急増。

農家の高齢化,後継者不足などにより耕作放棄地も増加。放棄されたみかんは野生動物が食べ放題。もうイノシシにとってバツグンの繁殖環境となりつつある。

イノシシが街へ降りてきての被害も増えるのも遠い将来の話ではなく、イノシシ駆除は喫緊の課題。

しかし、個人農家で対策をしたところで、やれることなんて限られている。

駆除から採取した肉の流通も含め、課題は山積。最終的に商業ベースに乗せないことには、根本的な解決は難しいだろう。

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そんなことを考えていた、とある日の夕食。

「そういえば、ロッテリアでジビエ肉のハンバーガーがあるみたいよ」と、嫁の何気ない一言。

ちょうどロッテリアが期間限定で出しているハンバーガーのようで、猪肉ではないが、同じジビエの鹿肉が使われているとのこと。

ハンバーガーチェーンとしては昔からパッとしないロッテリアだが、別の需要を見越してのチャレンジ的な要素もあるのか?

鹿肉ではあるものの、ジビエという言葉に敏感になっている不肖ゆたりな。

猪肉の普及のためのヒントになるかもしれない。

善は急げ!

夕食後ではあるものの、息子のゆたゆたとともに、バカ父子がロッテリアへ向かう。

ジビエの特徴

そもそも、鹿やイノシシをなぜ「ジビエ」と呼ぶのだろう?

(社)日本ジビエ振興協会のホームページには、ジビエを以下のように説明している:

【ジビエとは】

ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。

その昔フランスなどでは、ジビエを使った料理は自分の領地で狩猟ができるような、上流階級の貴族の口にしか入らないほど貴重なものでした。

そのためフランス料理界では古くから高級食材として重宝され、高貴で特別な料理として愛され続けてきました。

そこでは、動物の尊い生命を奪う代わりに肉から内臓、骨、血液に至るまで、全ての部位を余すことなく料理に使い、生命に感謝を捧げようという精神が流れています。山野を駆け巡り大空を舞った天然の肉は、脂肪が少なく引き締まり、栄養価も高い、まさに森からの贈り物。力強く生命力に溢れた冬季限定のごちそうです。

※参考:(社)日本ジビエ振興協会

へぇ・・・ジビエってフランス語なんだね。知らなかった。

ジビエは脂身が少なく、高タンパク低カロリー。そして、鉄分が豊富。

鹿肉よりも猪肉は脂身が多いなど多少の差はあるようだが、いずれにせよ自然で育っただけに、滋養のある、価値の高いお肉であることは間違いない。

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ジビエ鹿肉バーガーを買いに、ロッテリアへ

思い立ったが吉日。

母から情報を聞きつけた父と息子は、一路ロッテリアへと向かう。

メニューを見ると・・・あった!ドーン!

ジビエ鹿肉バーガー。

値段は790円・・・ハンバーガーの割には、けっこう高い・・・あまり流通していない鹿肉なら、そんなもんかな。
小洒落たハンバーガー屋さんでもそのくらいは取るし、量にもよるが、コレはこれで良いのかな。

さぁ、夕飯をすでに食べてしまった暴君ゆたゆただが、小学校年6年生でまだまだ食べ盛り。
食後のハンバーガーなんて、(朝飯じゃないが)朝飯前。

さっそく、ジビエ鹿肉バーガーを2個注文。

10分ほどお時間いただくとのことなので、しばし待つ。

約10分後、受け取ってすぐに自宅へゴー。

ジビエ鹿肉バーガーの外観

帰宅後、さっそくジビエ鹿肉バーガーを食べてみましょうか!

まずはジビエ鹿肉バーガーの外観から。

外観はいたって普通。


パテは通常のハンバーガーより厚みがあるかな?あまりロッテリアのバーガーって食べないからよく分からないが。

トッピングもトマト,玉ねぎ,レタス,ピクルス・・・ハンバーガーとして特別変わった具材ではない。

店舗にあった写真ではソース(エゾ鹿ラグーソース?)たっぷり感があったが、実際の見た感じはそんなでもない。

ジビエ鹿肉バーガーを食す

さぁ、よけいな解説はさておき、さっそく食べてみましょうか。

一口目・・・おぉ、普通に美味いじゃん!


パテの6割に猪肉を使っているようだが、ひき肉になっている割には噛みごたえがあり、「肉を食べている」感がしっかり残っていて、純粋に美味しい。

懸念していた臭みは一切感じない。何の肉か知らずに食べれば、気づかない人も多いんじゃないかな。

濃い味のソースなどで味をごまかしている感は一切なく、肉本来の味で勝負している感がある。

チーズを入れないのは正解かも。チーズを入れたら、味が強すぎてお肉の良さを打ち消してしまうような気がする。

ボリュームもあり、コレは美味しい。

夕食後だが、うちのゆたゆたもペロリと感触。

いいじゃないですか!ジビエ鹿肉バーガー!

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まとめ

ジビエの鹿肉を使った、ロッテリアのジビエ鹿肉バーガー

初めて食べたジビエ肉ではあったが、大変美味しくいただけました。

ひき肉でもあれだけの噛みごたえがあるのは、ジビエ肉が持つ魅力とも言える。

まだジビエ肉が流通していないから価格が高めなのは仕方ないが、せめてワンコイン程度の価格にまでなれば、もっと売れると思うんだけどね。

そして、うちの畑に仕掛けた罠には掛かっていないものの、イノシシが獲れたらポピュラーな猪鍋もいいが、ハンバーグにもしてみよう。

いずれにせよ、このロッテリアのジビエ鹿肉バーガーがきっかけになって、ジビエ肉の需要が増えるといいね。

ジビエ肉の需要増加でハンターも増え、イノシシが獲れて畑の被害も減ると。良い循環ができることを望みたいね。

いろんな自分の思惑とごっちゃになってしまったが、純粋にロッテリアの『ジビエ鹿肉バーガー』はオススメですよ!