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「人が旅するのは到着するためではなく旅をするためである」byゲーテ。「到着」ではなく「旅」をする人生に憧れる日々

『40歳からの仕事術』山本真司,新潮社

2021-08-18 11:34:09 | Book review

「自分で考えなさい!」と言われたことがある人は、多かろう。しかしながらその行為の意味をなんとなく分かったような、分かってないような感じで悶々としている人はいると思う。自分の頭で考えるとはどのようなことか、色々と定義はあるが最近読んだ『40歳からの仕事術』(山本真司,2004)に詳しく述べられていたので、一部引用したい。なお(※)は、記載内容に対する私のコメントである。

①常に想像力を働かせて、「あるべき姿」を考えること。
(※なるほど!問題解決は、「現実」と「理想」のGAPだと習ったことを思い出した。)
批判的になること (例)この数字は事実だが、それについての専門家のコメントは実態とは異なるかもしれない
自分の関係ある分野以外からも学び、発想を豊かにする。ビジネスパーソンであれば経営や経済だけでなく、哲学・宗教・心理学。
(例)歴史の知識を応用した例
「顕教」:一つ一つ修行を通して自分のステージをあげ、最後に悟りに至る。成功すれば素晴らしいが時間がかかる。ありとあらゆる問題を解決して動き出す形式。(※RPGのような進め方か)
「密教」(空海など):「今日から仏陀だと思いなさい」。悟ったのだから仏陀と同じ言葉をしゃべるという形式。不都合のある部分だけすぐ変える。仮に他が不十分であっても、少なくとも特定の問題については解決できるので成功体験が早く得られる。

④独自性にこだわる必要はない。むしろ真実を探求する態度が大事
⑤判断基準は、「自分の目」!「相手の目」ではない!

一方で、私たちは以下のような過ちをやりがちであるとも記載されている。
①新聞・書籍・雑誌を読むこと自体は必要。重要な出来事については正確に、「いつ・どこで・誰が・どうやって・何をした」という情報を持っているべき。ただし、そこで述べられている解釈や意見を事実と思い込んでしまう
②セミナーや本で学んだテクニックや知識を当てはめて、現実の解決策であると思い込んでしまうこと。
➂「過去の自分の成功体験」を絶対視して、それが唯一の解だと思い込むこと。



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