介護保険において、介護寝たきりなどで介護が必要になると
介護サービスを受けることができます。
このサービスを受ける際の状態がどの程度なのか判定し、
要介護や要支援の認定を行います。

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介護がどの程度必要なのか、介護認定に基づいて、
程度に応じたサービスが利用できます。


この判断は、市町村の認定調査員により状況調査が行われ、
主治医の意見書とともにコンピューターによる一次判定を行い、
その後、介護認定審査会にて審査判定が行われ、介護認定がされます。
この判定基準は全国一律に客観的に行われます。

状況調査項目の主なものは
身体機能・動作
生活機能
認知機能
行動障害
社会生活対応など、について状況調査が行われます。

要支援(1~2の2段階)
 介護サ-ビスの予防給付が受けられます。
要介護(1~5の5段階)
 介護サ-ビスの介護給付が受けられます。
この2種に該当しない人は非該当(自立)になります。




要支援1
身の回りの世話の一部に何らかの手助けが必要。
立ち上がりや片足立ちなどの動作に何らかの補助を必要とすることがある。
食事や排泄はほぼ自分ひとりでできる。

要支援2
着替えや居室の掃除など身の回りの世話に何らかの手助けが必要。
立ち上がりや片足立ちなどの動作に何らかの補助を必要とすることがある。
食事や排泄はほぼひとりでできる。

要介護1
着替えや居室の掃除など身の回りの世話に何らかの手助けが必要。
立ち上がりや片足立ちなどの動作に何らかの補助を必要とすることがある。
食事や排泄はほぼひとりでできる。
理解の混乱や低下がみられることがある。

要介護2
着替えや居室の掃除など身の回りの世話の全般に何らかの手助けが必要。
立ち上がりや片足立ちなどの動作に何らかの補助が必要となる。
歩行や両足立ちなど移動に食事や排泄はほぼひとりでできる。
理解の混乱や問題行動がみられることがある。

要介護3
着替えや居室の掃除など身の回りの世話が自分一人ではできない。
立ち上がりや片足立ちなどの動作が自分一人ではできない。
歩行や両足立ちなど移動が一人でできないことがある。
食事や排泄がひとりでできない。
理解の低下やいくつかの問題行動がみられることがある。

要介護4
着替えや居室の掃除など身の回りの世話がほとんどできない。
立ち上がりや片足立ちなどの動作がほとんどできない。
歩行や両足立ちなど移動が一人でできない。
食事や排泄がほとんどできない。
重度の理解の低下や問題行動が多くみられる。

要介護5
着替えや居室の掃除など身の回りの世話ができない。
立ち上がりや片足立ちなどの動作ができない。
歩行や両足立ちなど移動ができない。
食事や排泄ができない。
重度の理解の低下や問題行動が多くみられる。


厚生労働省 要介護認定はどのように行われるのか