2022年1月16日、日曜日
寒の入り後、寒い日がバイオリズムのように訪れます。
寒さには弱い私にはつらい季節ですが、
楽しみなことが一つあります。
それは「美味しい蕎麦を食べること」。
およそ11月くらいから新蕎麦が出回るので、
美味しい蕎麦を食べることができるのです。
今回は、美味しい蕎麦が食べられることで有名な
島根県奥出雲町へやってきました。
この日も雪が風に舞っていました。
途中、奥出雲町三成にある物産販売所「仁多特産市」に寄りました。
店内はそれほど広くはありません。
奥出雲町の地元産野菜がたくさん販売されています。
こちらは仁多米。
美味しいお米の銘柄として有名です。
でも値段は少々お高め。
また地酒も有名です。
ところでこの物産販売所、JR西日本の木次線「出雲三成駅」の駅舎としても利用されています。
物産販売所内に駅事務所があり、
お店を一歩出たらホームはすぐそこ。
ホーム内を見学させてもらいました。
木次線は電化はされていない路線です。
線路は雪で覆われていました。
物産販売所を出て次に向かったのは、
奥出雲舞茸の販売所。
実はこの販売所の隣に、わき水を無料で汲める水汲み場があるのです。
「延命水」と呼ばれ、島根名水百選にも選ばれています。
昔、100歳越える古狸が好んで飲用したことから
この地の人も長寿の霊水として飲み始め、延命水と名づけたそうです。
(奥出雲公式観光ガイドより)
こちらが奥出雲の舞茸販売所。
少々お値段は高いですが、美味しいと評判です。
その隣にある、東屋のような屋根を持つこの場所が延命水の
水汲み場。
こんこんと水が流れ続けています。
四カ所に水が流れる筒があり、自由に組み入れることができます。
私もポリタンク4個の補充しました。
無事、延命水をくみ終わり、
お昼のランチへと向かいます。
奥出雲町は蕎麦が有名なので蕎麦屋へ行く予定ですが、
冬期は開業していない店、雪のため閉店している店などあり、
あらかじめ開店有無を確認しておく必要があります。
この日も電話で開店していることを確認したうえで、
向かった次第です。
訪れた蕎麦屋は「鬼蕎麦」さん。
開店時間の11時を少し過ぎた時間に到着しました。
お店は古民家風の建物です。
店の前には待ち客用の椅子が並べられています。
この雪のためさすがに待ち客はいません。
すぐに入店できました。
店前には古い農具のようなものが置かれていました。
鬼の面と装束などもつり下げられています。
店内です。
古民家を改造したのでしょうか、土間のような場所がありました。
こちらの土間にはテーブル席となっています。
土間から上がったフローリングのスペースもあります。
こちらは座席となっていました。
我々はフローリングスペースにある座敷に着座。
店前と同じように、
部屋の中にも鬼の小物がたくさん置かれていました。
可愛い鬼さんですね。
こちらがメニューです。
開いてみると・・・
冷たい蕎麦もあれば・・・
暖かい蕎麦もあり・・・
丼ものまでありました。
テーブルの隅には調味料が置かれています。
藻塩、普通の白い塩、そして奥出雲唐辛子です。
私が注文したのは、
「ざるそばの挽きぐるみ」。
通称、「いなか蕎麦」と呼ばれるものです。
普通盛りは900円でしたが、プラス250円の大盛りにしました。
ちなみにつなぎのない十割蕎麦です。
つなぎがないため、
少々ぶつ切れ感がありますね。
こちらはワサビ。
丸々1本提供されますが、
お客が自分ですり下ろさねばなりません。
一生懸命すりましたよ。
まずは藻塩で食べてみます。
うん!ウマイ。そばつゆよりもあっさりとしています。
お次は普通の白い塩で。
藻塩よりもシンプルであっさり感が増した感じです。
藻塩をかけた蕎麦が美味しかったので、
さらに「藻塩+ワサビ」を試してみました。
こちらはあまり良くなかったです。
藻塩の食べたほうが美味しいです。
最後にそばつゆで食べました。
藻塩も美味しかったですが、そばつゆで食べるのもウマイ。
そばつゆの出汁が美味しいのでしょうね。
こちらはワサビをかけて食べるとより美味しくなりました。
美味しそうでしょう。。。
蕎麦だけではお腹が膨れなかったので、
おにぎりも注文しました。
ご当地のお米「仁田米」を使用したおむすびです。
おにぎりにはわかめが握り混んでおり、
また山菜の小皿も付いていました。
仁田米のおにぎりは絶品です。
ちなみにツレは、
ヨモギと挽きぐるみが半分ずつ盛られている「あい盛り」を頼んでいました。
こちらも美味しそうです。
ところで蕎麦にゆで卵が乗っていますが、不思議に思いませんか?
実はコレ、何かに似ていることにお気づきでしょうか
そうですタマゴが二つ載っている部分は「目」に見立てると、
鬼の顔になっていることにお気づきでしょう。
鬼の顔を形取ったお蕎麦なのです。
約1時間、ゆったりと過ごすことができました。
外は雪が降ったりやんだりの繰り返しのようです。
「そば処 鬼蕎麦」さん。
いつもお客でいっぱいのお店ですが、
雪とコロナ感染拡大の影響でしょうか、
この日は数組のお客だけのようでした。
再び、多くの人に、食べてもらいたいものです。
お店を出た我々は次の目的地へと雪中の道を走らせるのでした。
つづく。
高知県好きがおすすめのする高知の特産物です