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先輩税理士が語っていた「税理士試験は自分にとっての敗者復活戦だった」というはなし

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はじめに

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はじめに

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私が新人の頃、よく事務所の先輩には飲みに連れて行ってもらいました。

お酒が大好きな酒豪の先輩と飲むと、次の日はいつも二日酔いで大変でしたが、色々な話を聞けるので、ひそかに楽しみにしていたのも事実。

その先輩の言葉で心に残っているのが「税理士試験は自分にとっての敗者復活戦だった」という話。

今日は先輩との思い出を書いてみたいと思います。

 

先輩自信もたくさんの仕事を抱えて、ものすごく忙しいながら、本当によく面倒を見てもらいました。なお、先輩に迷惑をかけないように少しアレンジして書きました(汗)

 

先輩税理士も苦労人

先輩は学生の頃から税理士を目指していたわけではなく、新卒で全く異なる業界に就職します。

その業界は残業が多いことで有名な業界で、先輩も相当な量の残業に苦しみ、このままでは体が持たないということと、ちょっとしたきっかけもあり税理士試験を目指すことに。

その後、会社を退職して、専念受験生となり、官報合格を経て税理士業界へ。

私も似たような感じで「新卒で別の業界に就職→退職して受験専念→業界未経験で税理士業界へ」という流れでしたので、本当に強く共感する部分が多かったです。

特に、受験専念時代の苦労話とストイック話には話が尽きません(苦笑)

 

周りを見返しても他業界からの転職組は多い

これまで多くの上司や先輩と仕事をしてきましたが、他業界からの転職組は多いなと感じます。

むしろ、周りでは学生時代から税理士を目指していたというケースの方が少ないと感じるくらいです。

特に、私の周りでは金融業界出身の方が多いように感じます。

それぞれ税理士を目指すことになった理由は様々でしたが、色々な問題意識であったり、目標や夢を持って、あの辛い試験勉強を乗り越えてきたわけで、同志のような気持になります。

 

まだまだ新卒至上主義の時代だった

私や先輩世代では、大手企業を中心に新卒至上主義の名残りがまだまだ残っていたのだ思います。

業界やその会社によるのかもしれませんが、やはり幹部以上の出世には生え抜きかそうでないかはそれなりに影響していたように感じます。

少なくとも私が新卒で勤めた金融業界なんかではそういったところが残っていた方だと思います。

先輩税理士の「税理士試験は自分にとっての敗者復活戦だった」という言葉は、ある意味そういった背景もあったのではと推測します。(先輩から直接意図を聞いたことがありませんので。)

私の経験談として、自分は納得できていて、夢を持っていたとしても、新卒の会社を辞めるというのは、やはり周りからはレールから外れたと見えていたでしょうし、それに近いことを直接言われたこともあります。

まぁ、見返してやるぞと、それがバネになったことは間違いありませんが(苦笑)

 

税理士資格は10代や20代での取得は珍しい

あとは、税理士試験の特性もあるのだと思います。

難関の国家資格と比較すると、税理士試験の合格者は、10代や20代前半の方はかなり稀な方なのではないかと。

学生時代に受験勉強に専念して資格を取るというルートだけでなく、働きながら勉強を積み重ねて資格を取るというルートもあります。むしろ、こちらの方が多いのかなとも。

そして、私と同じように、新卒で別の業界で数年勤めて退職し、専念期間を挟み、税理士事務所で勤めながら資格を取得するという方も多いのではないかと思います。

そう考えると、キャリアチェンジして、税理士になったという方が多いのもうなづけます。

 

税理士の仕事は色々な人生経験が活きる

税理士は中小企業の経営者や個人事業主とお話することが多い仕事です。

海千山千の経営者と話をしていくためには、たくさんの人生経験を積んで人間的な成長が必要だと常々感じさせられます。

そういった意味では、キャリアチェンジして苦労を重ねてきた経験というのは、その後の税理士業務に大いに活かされるのではないかと思うのです。

もちろん、学生時代から税理士を目指し、この業界一筋というのも素晴らしいと思います。若くして多くの業界経験を持つわけで、本当にうらやましいと感じます。

 

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まとめ

先輩税理士との会話をふと思い出したので、記事にしてみました。

自分の心に残っている言葉だったのですが、そのことについて、先輩に詳しく聞いたわけでもなく、あくまで記事は私の感じるところを書いてみました。

敗者復活戦というワードはネガティブに聞こえかねませんので、記事にすることを少しためらいましたが、私は悪い意味には捉えていません。

自分自身の人生経験は今後の税理士業務に活かせますし、そして、何よりも税理士という仕事に誇りを持っていますので、今後もまっすぐ進んでいきたいと思っています。

 

今回の記事のあとがき

先輩税理士も日々忙しそうに働いており、今でも私の憧れの存在です。そして、何よりこの仕事を愛してやまない方で、コロナが空けてまたお酒が飲めることを楽しみにしています。ただ、この年になっての二日酔いだけはごめんですが(笑)

 

 

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