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極貧生活@築古狭小物件だからと言って、嗜好品すら我慢するのはストレスですよね?このブログでは、「多少のコストはかかっても、ストレスを緩和した方がベネフィットが大きい」というスタンスをとっておりますので、少額で済む趣味は許容しております。ギャンブルとかは少額で済むわけがないという説が有力ですのでNGです。

あまのは数年前、お金が無さ過ぎて今のお家に引っ越すことになりました。築古狭小物件に入居することがきまり、とても落ち込みました。セロトニン取り込み阻害剤が欲しいなぁと思いました。何か趣味でも無いとロープを購入して吊ることになるなぁとも思いました。

あまのは引っ越す前にはコーヒーが好きというわけではなかったのですが、「無理やりにでも趣味を作らないと心がもたない」と考え、無理やり趣味として始めました。そして月日は流れ…数年間毎日継続してコーヒーを飲んでおります。意外と継続できるものですね。

というわけで、本記事では、築古狭小物件にお住まいの無趣味で練炭の購入を検討中の方が少しでも高いquality of life (QOL: 生活の質) を獲得できることを目的に執筆しました。朝の数分間ゴリゴリ豆を挽いてパタパタドリップするのは見ていて、聞いていて心地よいです。

コーヒーとはどんな飲み物か?

そもそもコーヒーってどんな飲み物なんでしょう?全日本コーヒー協会(以下のリンク参照)により、詳細にまとめられておりますが、そこから大雑把に情報を抽出します。コーヒーだけに。

コーヒー豆とは?

我々が普段よく目にするコーヒー豆は、コーヒーノキになる果実(コーヒーチェリー:赤い!)の果肉を除去したものです。収穫直後の豆は生豆(なままめ)と呼んでいます。「きまめ」と読む方もいらっしゃいますが、「生」という感じを「なま」と読む場合には加熱調理をしていないという意味になり、「き」と読む場合は純度が高いという意味になるので、「なままめ」が正解です。

生豆のままでも売っているお店はありますので、マニアの方の中にはご家庭で焙煎される方もいらっしゃいますね。生豆のままではいわゆるコーヒー豆の色や香りはありません。我々がコーヒーを楽しむには、豆の焙煎(ロースト)というプロセスが必要になります。

ちなみに、あまのは焙煎はお店に任せて豆を挽くところから自分でやっておりますので、本記事でも焙煎の方法には言及しません。知りたい方は「バリスタおじさん」が出てくる漫画などで勉強しましょう♪バリスタおじさんはネットでも人気のキャラですので、一度読んでみることを強くお勧めします。

焙煎による化学的変化

生豆を乾燥・焙煎すると茶色くなり、特に深煎りした場合は表面に光沢が現れます。コーヒー独特の良い香りも出てきます。焙煎度が浅い方から、ライトロースト、シナモンロースト、ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンローストと名前がついております。大雑把に浅煎り、中煎り、深煎りと分けることもあります。

一般的に、浅煎りであれば酸味が強く深煎りであれば苦みが強く現れます。イタリアでは苦い苦いエスプレッソが飲まれますので、イタリアンローストが一番深煎りというのは納得がいくのではないかと思われます。

それでは、焙煎によってコーヒー豆の中ではどのような変化が起きているのでしょうか?以下のサイトにとても丁寧かつ詳細なご説明がありました。他の記事も大変勉強になります。

加熱によっておこる反応は以下の4つのようです。

  • 1. Maillardメイラード)反応
  • 2. カラメル化
  • 3. 加水分解
  • 4. 熱分解

メイラード反応

「メイラード反応」で定着したこの用語ですが、発見者のLouis Camille Maillard博士の名字を英語読みしたものが日本るという伝言ゲームで読み方が変わってしまったそうです。発見者に敬意を払うのであれば、「メイヤー反応」と発音しましょう。

この反応の詳細にはいまだに不明な点があるそうですが、簡単に言うと糖とアミノ酸を一緒に加熱すると(常温でも非常にゆっくり進行する)、種々の褐色物質香気物質抗酸化物質が生じる反応です。糖もアミノ酸も身の回りにあふれていますね。肉や玉ねぎの加熱調理に伴う色の変化、味噌や醤油の色などがそうらしいです。私たちの食生活には欠かせない反応ですね。

病院で点滴を受けたことのある方結構いらっしゃるかと思いますが、栄養をたくさん入れるための点滴(高カロリー輸液)の際には逆に悪さをします。高カロリー輸液の点滴バッグにはアミノ酸も糖もたくさん入っていますが、これらが室温でもメイラード反応をおこし、栄養成分が失われるのです。なので、こういう点滴バッグはアミノ酸と糖のコンパートメントが分けられていて、直前に混ぜて使うようになっていますね。

カラメル化

プリン🍮の薄い茶色の部分をカラメルソースと言いますよね?これもカラメル化反応の生成物です。プリンと言えば…あああ、お歳暮の季節じゃぁ!!!(錯乱)

カラメル化もメイラード反応と同様、色と味に変化が現れますが、糖分だけが反応する点で異なります。ちなみに、カラメル化は進みすぎると炭化してしまうのでセルフ焙煎の際には注意です。

コーヒー豆の中の「糖」だけが反応します。カラメル化の一番の特徴は、独特の苦み成分がでることです。

加水分解

加水分解は、高校化学で聞いたことある人の方が多そうですね。逆反応は脱水縮合ですね。コーヒーの焙煎過程では、「クロロゲン酸 + H2O → キナ酸 + カフェ酸」という加水分解反応が起きています。大学受験で出題されたことはあるんですかね?

生成物のキナ酸は酸味になります。キナ酸は後述の熱分解で消費されます。

熱分解

熱分解は酸素非依存的に物質が分解する反応です。コーヒー豆の焙煎過程では、ショ糖の分解によりギ酸、酢酸などが生じます。酸の生成により酸味が増します。一部の酸(構造が複雑なもの)はさらに熱分解していきます。何度で焙煎するのか、どのくらいの時間焙煎するのかといったじょうけんにより、どの反応生成物がどのくらい残るのかが変わります。結果として、焙煎の方法によって大きく風味が変わります

小括

長くなったのでまとめると、コーヒー豆とは、コーヒーノキの実から種を摘出し、加熱による化学反応で独特の香りと味を引き出した食品ということですね。それでは、以降このコーヒー豆からおなじみのコーヒーという飲み物を作る方法を述べます。

必要な材料と道具は?

豆は生豆を焙煎するところから始めるのか、サイフォンを使うのか、などなど色々場合分けをして書いていくといつまでたっても記事が終わりません。本記事では以下のパターンに絞って解説いたします。

  • 豆は焙煎したものを買ってくる
  • 豆はコーヒーミルで挽く
  • 淹れ方はドリップまたはコーヒープレス

焙煎した豆を買って、コーヒーミルで挽いて、ドリップして飲むことを想定して書いていきます。

因みに、材料と道具の違い分かりますか?実験が終わったときに減ったり無くなるのが材料で、減りも無くなりもしないものが道具ですよ~

あれ?髪の毛は材料かな?道具かな?

コーヒー豆は色々なお店で売ってます。スーパーにもありますし、スタバを始めとしたコーヒーショップチェーンにもありますし、個人経営のカフェでも取り扱っています。もちろん、通販でも買えます。価格もさまざまで、安ければ2 kgで3,000円切るくらいのものもありますし、250 gで同じくらいのお値段のものもあります。その差はなんと約8倍!

価格差の理由は、豆のグレードであるといわれております。グレードの高い農園グレードの高い品種の豆を、焙煎前後にハンドピックして作られた豆ですと、製造コストは高くつきますので、高い理由は分かります。また、そのようにして作られた豆から適切な方法で抽出されたコーヒーは、好みの問題で当たり外れがあるかもしれませんが、概しておいしいと思います。時々個人経営のカフェで飲むのはあまののささやかな贅沢であります。

上のような説明はあらゆるところでなされていますし、正しいことを言っていると思います。それでは、高い豆・高いコーヒーまは良いもので、安い豆・安いコーヒーは粗悪品なのでしょうか?

答えはNOです。

上記の理論は正しいのですが、その理論に製造と消費にかかわる理屈が合わさると、高いのにまずいコーヒー豆や、安いけどおいしいコーヒー豆も出現することがあります。

製造にかかわる理屈

大量生産するとコストが下がることはご存じでしょうか?経済学用語では「スケールメリット」とかいうらしいです。コーヒー豆を作る際には、工場の維持などの固定費がかかります。この固定費は生産量にかかわらず「固定」です。一粒しか作らなくても、バレル1,000個分作らなくても、家賃や職員の給与は同額発生するわけですね。固定費のほか、変動費もコーヒー豆の価格に影響します。材料費とかがこれに当たるみたいです。

例を挙げましょう。コーヒー豆を1袋分作るのに材料費は1,000オーラムかかるとします。コーヒー豆を作るためには1,000,000オーラムの機械が必要だとします。この条件で、コーヒー豆を1袋作る場合と100袋作る場合の平均費用を計算してみましょう。

製造数材料費(変動費)機械(固定費)総費用平均費用
1袋1,000 (オーラム/袋) x 1 (袋)1,000,000 (オーラム)1,001,000 (オーラム)1,001,000 (オーラム/袋)
100袋1,000 (オーラム/袋) x 100 (袋)1,000,000 (オーラム)1,100,000 (オーラム)11,000 (オーラム/袋)
スケールメリット

なんと価格に91倍も差が出ましたね!

価格設定も適当ですし、架空の通貨(というか某ゲームの通貨単位ですね)ですので現実世界のコーヒー業界でこんなことは起きないでしょうが、同じクオリティの豆でも大量生産する方が安く済むことはおわかりいただけたでしょうか?

消費にかかわる理屈

コーヒー豆に限らず、大半の食品類は時間とともに鮮度が低下します。したがって、どんなにクオリティの良いコーヒー豆であっても、作られたらなるはやで挽いてドリップして飲む必要があります。消費の勢いはお店の人気次第ですね。人気の理由にはお値段とか知名度とか店主のパーソナリティなど色々あると思いますが、それは置いておきましょう。とにかく、人気があるお店では焙煎から消費のサイクルが早いので、鮮度が高くておいしい豆にあたる可能性が高いわけですね。

上記を総合すると、大量生産・大量消費が可能かつ価格設定が良心的なお店であれば安くてグレードが高い豆を売ってくれる可能性が高いと考えられます。個人のショップを批判するわけではありませんが、やはり、多くの従業員が分担して生産や販売、宣伝をする規模の大きいお店の方がコスパ競争においては有利ですね。名が売れていればアコギな商売ができない分、価格設定もひどくはないはずですし。

もちろん、個人経営でも店主の能力が同業者よりも頭抜けていればより高いコスパを達成できると思われますが、そういったオーナーさんを探す人脈がある人はそう多くないのではないかと思います。もちろん、あまのは人脈を持たざるものですので、下記のようなコスパで超有名なお店を利用させていただいております。もちろん、味には好みがありますから、読者の皆様の趣味に合致するかは保証しかねますが、少なくともあまのは「2 kgを消費するのが拷問だった」などということはまるでありませんでしたので、ご安心ください。

上記の理屈が頭ではわかっても、コスパにこだわるのは貧乏くさくていやだという人もいるでしょう。そういう人はどうすればいいのでしょうか?

解決策、なくはないです。

それは、「初回限定をうまく使う」です。

「うちのコーヒーがちょい割高なのは承知しているが、それに見合った満足を提供できることをひろく知ってほしい!」という熱意のあるショップでは、初回限定で数杯分を割安で販売しています。さらに、コーヒーの淹れ方などの冊子、豆のコンテナなどおまけもつけてくれるところもあります。一回しか使えないという制限付きですが、試してみる価値はあると思います。

初回限定サービスをやっているショップのリンクをいくつか貼るのでご興味がおありでしたらご利用ください。

独断で有名どころをいくつかピックしました。同様のサービスたくさんあるので、初回限定ホッピングしてれば一年くらいは割安でちょっと贅沢なコーヒーが飲めそうな気がします。そのたびに申込みするのはちょっと手間なのと、安いコーヒーに戻ることに抵抗感が生まれるのがネックですが、その辺の感情をコントロールできる方にはお勧めできます。

まとめ

コーヒーの記事の執筆、実はかなり前から始めていたのですが、なかなか考えがまとまらず難航しました。とりあえず、豆の選び方までは語れた気がしますのでいったん締めます!

最後までお読みいただきありがとうございました!高コスパなコーヒーライフに栄光あれ!

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