上場投資信託の新時代到来!ビットコインETF承認!

3 min 235 views

さて、今回は今まさに話題沸騰中のビットコインETF!

とうとうこの時がきました。
ビットコインはその値動きの激しさや高騰ぶりなどから、駆け出しの個人投資家が購入するには少し躊躇してしまうように感じます。

今回のETF承認では、そういったビットコインに対する障壁が取り除かれ、多くの投資家の資金が流入するのではと期待されています。

今後の動向には注目していきたいところですね。
それではその内容について見ていきましょう!

ビットコインとは?

           

そもそもビットコインって何?って方のために、簡単にビットコインについて触れたいと思います。

ビットコインとは、数ある仮想通貨の中の一種であり、その中で最も有名で時価総額が大きなものになります。

仮想通貨は、文字通り紙幣や硬貨のような実体のない「仮想」の通貨であり、インターネット上での取引や、サービス・物の対価として支払いに使用することができます。
ドルや円などとは違い、国に縛られることなく、世界中で共通して使うことができることが特徴で、通貨そのものであるために、円などをチャージしてキャッシュレスで支払いをする電子マネーとはまた違ったものになります。

ビットコインは、2008年の10月にSatoshi Nakamotoという人物が、その理論を提唱する論文をインターネットに投稿したことからその存在が明るみになりました。
その後、2009年1月にその理論を実現するソフトウェアが開発・公開され、取引が始まったあとは皆さんもご承知のとおりで、現在に至るまでその取引量や時価総額は拡大の一途を辿っています。

今回のETF承認のニュースを受け、一時は約66000ドルを超えて上昇し、最高値を半年ぶりに更新しています。

ビットコインETFとは

             

ビットコインETFとは、ビットコインの値動きに連動した運用を行う上場投資信託の事です。
ETFで取り扱われることによって様々なメリットが期待されています。

①証券取引所で手軽に売買ができる

ETFは上場された投資信託のことですので、当然ながら証券取引所が開かれている時間は誰でも自由に売買することができます。
ビットコインが24時間取引ができることからすると多少デメリットのようにも感じますね。

しかしながら、投資する際に、仮想通貨やデジタルウォレットの仕組み、また、スプレッドなどの知識がない場合でも、株式やETFの取引をしたことがある人なら比較的簡単に投資することが可能となります。

また、ビットコインの2021年10月22日現在の価格は約63000ドル前後、日本円で約716万円前後で取引価格が推移していますので、大手取引所では0.001BTCが7200円前後で取引されているのではないかと思います。

この点は取引所によって最小単位が違うため一概には言えませんが、今回上場されたETFが41ドル前後で推移しているため、投資対象として割安感もあるのではないでしょうか。

②セキュリティ面で安心

たびたびニュースで話題となるのが、不正アクセスによる仮想通貨の流出問題です。
これまでに何度か取引所から数十億円、数百億円分という途方もない額の仮想通貨が流出しています。

今のところは個人に対して補償がなされていますので、個人投資家の被害はないのかも知れませんが、今後取引所の経営を揺るがすような額が同様に不正アクセスによって流出した場合、ちゃんと補償がなされるかは不明です。

そう言ったリスクを回避する意味でも、ETFへの投資は比較的安心かと思います。

「利率の良い商品がありますよ」とか「あなたにだけ特別に紹介しますよ」などと言葉巧みに人を騙す悪質な投資詐欺の話は聞いたことがあると思いますが、これまでに証券会社に預けた信託金が何十億円も盗難にあったなんて話は聞いたことがありませんよね。

犯罪も技術とともに進化を遂げていますので、これからも絶対安全なんてことはありませんが、これまでの実績から今の段階でETFの方が安全性に分があることはご理解いただけるかと思います。

上場されたビットコインETFについて

     
今回アメリカで初めて上場されたビットコインETFは、アメリカで大手の運用会社であるプロシェアーズが運用する『プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF』という名称の商品で、証券コードは『BITO』となっています。

売買された金額も初日から約1000億円超とその注目の高さが反映される結果となっているようですね。

ただ、今回上場したこのBITOは、ビットコインの先物ETFとなります。
先物取引の価格を用いる指標に連動しますので、その特性上、長期の投資を考えておられる方にはあまりお勧めできないというのが正直なところです。

また、BITOは現時点では日本で取り扱いのされていないETFになりますので、この後追随してくるであろう「現物ETF」を気長に待ってみるのもひとつの手かと思います。

いずれにせよ投資は自己責任ですので、リスクとリターンのバランスを入念に吟味して購入を検討してください。

まとめ

さて、今回は話題沸騰中のビットコインETFについて解説しました。

ビットコインの信憑性に半信半疑であった方も、「ETFとなれば新たな投資先として考えようかな」なんて思われるかも知れません。

このETFの評価が分かるのはまだまだ先のことではありますが、こういった新しいサービスや物が生み出されるということは素晴らしいことだと思います。

今後もビットコインETFについて新たな情報が出れば共有していきますので是非チェックをお願いします。

関連記事