ひらめき電球コラムニストの尾藤克之です。

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この度、松谷英子(歯科医)さんの本をプロデュースしました。

五感の魔法: あなたが主人公になる 人生好転の脚本を創る方法

(松谷英子著)ごま書房新社

 

いい本です。ぜひお手に取ってください。

 

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あなたは感情をコントロールできているでしょうか?感情のコントロールは、健康にとって重要なスキルです。しかし、感情は自分の意思とは関係なく、さまざまな場面で湧き上がってきます。それは人間の本能であり、生きるためのサインです。だからこそ、感情を無視したり、抑圧したりするのは危険です。感情は、身体の臓器と密接につながっているため、バランスを崩すと病気の原因になります。

 

この本では、東洋医学の視点から、感情と臓器の関係を学びます。東洋医学では、人の感情を7つの種類に分けています。それは、喜・怒・思・悲・憂・恐・驚の(七情)です。これらの感情は、それぞれ特定の臓器に影響を与えます。感情が過度になると、臓器の働きを乱し、血や氣の流れを阻害します。その結果、さまざまな症状や病気が発生します。

 

感情をコントロールするためには、まず自分の感情を認識することが必要です。自分の感情を知る方法のひとつは、五感を使って外からの刺激に注意することです。例えば、怒りを感じたときには、顔が赤くなったり、心拍数が上がったりすることに気づくでしょう。悲しみを感じたときには、胸が締め付けられたり、涙が出たりすることに気づくでしょう。

 

自分の感情を認識したら、次に感情を浄化することが必要です。感情を浄化するとは、感情を表現したり、解放したり、整理したりすることです。感情を浄化する方法は人それぞれですが、この本では、〇章で具体的なワークを紹介しています。感情を浄化することで、臓器の働きを正常に戻し、血や氣の流れを改善します。その結果、健康や幸せを取り戻すことができます。

 

感情と臓器の関係を学ぶことは、自分だけでなく、家族や友人の健康管理にも役立ちます。感情は、表情や態度、言葉にも現れます。相手の感情を読み取ることで、相手の臓器の状態や病気の兆候にも気づくことができます。また、相手の感情に寄り添うことで、相手の感情を浄化する手助けにもなります。感情は、人と人とのつながりを深める素晴らしい力でもあります。

 

実際に感情と臓器の関係を見ていきましょう。ここでは、次の3つの臓器に注目します。それは、「心臓」「肝臓」「脾臓」です。これらの臓器は、感情によって最も影響を受けやすい臓器です。

 

また、心臓は五臓六腑の中心であり、他の臓器にも大きな影響を与えます。五臓六腑とは、漢方医薬において人間の内臓全体を表現する用語であり、五臓は「心臓」「肺臓」「肝臓」「腎臓」「脾臓」。六腑は「胃」「小腸」「大腸」「膀胱」「胆嚢」「三焦」を示しています。

 

それぞれの臓器に対応する感情と、その感情が過度になったときに起こる症状や病気は以下のとおりです。

 

症状別の分類

・喜➡喜びが過ぎると氣がゆるみ、「心臓」を傷つけます。

集中力の低下、不眠や不安など精神的な影響を与えます。

 

・怒➡怒り過ぎると気が上がり、「肝臓」を傷つけます。

頭痛やめまい、目の充血、脳卒中、動悸、不眠などが起きます。

 

・思➡考えすぎると「脾臓」を傷つけて氣は停滞します。

消化吸収を損ない、腹痛や食欲不振、膨満感、軟便などになります。

 

・悲・憂➡悲しみ、憂いが過ぎると、氣が消え「肺」を傷つけます。

息切れや咳、胸の苦しさなどの症状がでます。

 

・恐➡怖がり過ぎると氣が下がり「腎臓」を傷つけます。

大小便の失禁や、白髪の増加などが起こります。

 

・驚➡驚き過ぎると氣が乱れ、「腎臓」を傷つけます。

動悸、不眠、物忘れ、精神的な混乱が生じます。

 

<50代女性のケース>

彼女は長年連れ添った夫を交通事故で亡くしました。そのショックで、食欲もなく、眠れない日が続きました。しかし、子どもがいるため、強く振る舞っていました。お葬式の時でさえ、涙を見せませんでした。彼女は、自分の感情を抑え込んでいたのです。しかし半年後、急に何もかもが考えられなくなり、夫の元に行きたいとまで思うようになっていました。

 

彼女には感情の浄化のワークをしていただき、胸の奥にしまい込んだ「悲しみ」「憂い」「怒り」「不安」の気持ちを吐きだしてもらいました(ワークの詳細は〇章)。彼女はワーク後、心の奥底にしまってある感情がどっと流れ出し、泣くことができました。その後の変化は著しく、1年後には以前よりも自分に自信が持てる女性になりました。

 

ポイント

感情をコントロールするには自分の感情を認識することが必要です。感情と臓器の関係を知ることで健康や幸せを取り戻すことができます。感情と症状の関連性も理解しましょう。

 

あなたが、心を豊かにする1冊に出会えることをお祈りしています。

 


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読書を自分の武器にする技術
(尾藤克之著)WAVE出版