子なし夫婦で10年目

14歳差&子なし10年目の結婚生活

なぜうちの夫婦には子供がいないのか⑪子供が嫌い?

子供を持たない夫婦として暮らしていくことをきめた私たちの話です。

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konatsure22.hatenablog.com


子供を持たないという話をすると、たまに言われたのが
「あー私も子供は嫌いだった。よその子なんてちっとも可愛くない。
でも自分の子は産んでみると可愛いもんだよ」
という言葉です。

えーと、違うんだ。
子供が嫌いだから産まないんじゃないの。
でも、その人の中では「子供を産まない=子供が嫌い」に変換されていました。
なぜ?


結論から言うと私は子供は好きです。
赤ちゃんも可愛いなあと思うし、友達の子供と一緒に遊ぶのも好きです。
子供ならではの発言がとても面白いし、かわいい。不器用な動きもいいね。
でも自分が産み育てるのは無理。


反対に、高山さんは子供は苦手だと思う。
友達の子供と一緒にいても一切触れ合おうとしない。目を合わせない。
本人に言わせると「子供には殊更人見知りしてしまう」ということで自分では苦手意識がないみたいです。
それを苦手とは言わないのか?


夫婦で子供に対する態度は違うのですが、特に私に限っては子供が嫌いだから産まないのではない。
でも、自動的に子供が嫌いということになってしまう時があり、これにはちょっと理不尽さを感じます。


コロナ前、友人親子と公園でキッチンカーのお弁当を食べていたとき、
「子連れでごめんね」って何回も謝られました。
なぜ謝るのかわからないよ。
その時々でケースバイケースを楽しめばいいじゃん。
友達のお子さんが育っていくのを見るのは好きだよ。

子供嫌いだから、子供がいる空間に嫌悪感を持つと思われてるのかも思うと、それは誤解だと言いたくなる。

そもそもそんなに嫌いだったらそもそも子連れとわかってて会わないよー。

しばらくして、やっと子供と打ち解けて遊んでいたら、すごく残念そうに
「なーんだ、たまきちゃん、子供は好きなんじゃん!遊ぶのも上手いね。たまきちゃん、いいお母さんになりそうなのにねぇ!(子供を持たないの)なんでかねぇ!」
と言われた時は流石にウッとなりました。
ははは…。
まあ、いいけどさ。

彼女にはもうちょっと突っ込んだ事情を話しました。「なるほどねー」と納得してくれたのかな?
まあ「よくわかんないわー」でもいいよ、聞いてくれたから。


子供を産む→子供好き
子供を産まない→子供嫌い

実は子供の好き嫌いは子供を持つかどうかという選択にはあまり関係がないと私は思います。

子供は好き→子供を産まない
子供は嫌い→子供を産む

ってのは全然あり得ると思うんだよなあ。
前出の彼女だって「子供は嫌いだったけど産んでみたら可愛い」って言ってますしね。嫌いなのに産んだんじゃん。
(もちろん大っ嫌いだから産まないという人はいるとは思いますが…。それはそれで嫌いなことをちゃんと直視して選んでるんだからアリ)

なかなかこのことは浸透しない気がしています。


むしろ子供が好きだから反出生主義という結論になる人も結構いるはず。

はんしゅっしょう‐しゅぎ【反出生主義】
《antinatalism》
人は生まれてくるべきでなく、また、子を生むべきでないという思想。幸福に生きているように見える人も、多くの苦痛を味わっており、最大の苦痛である死は避けられない。また、環境破壊や資源枯渇などにより、人類の繁栄が永続するとは考えにくい。ゆえに、子孫の多くは苦痛の生と死を味わうことになるので、それを減らすために子孫を残すべき出ないと主張する。ショーペンハウアーらが唱えた。

引用:「コトバンク」-反出生主義

私は完全な反出生主義ではないけど、考え方の方向性は割と近いです。


近年はチャイルドフリーという言葉もある。

チャイルド・フリー(Voluntary childlessness、childfree)は、子供を持たない人生の方が豊かであり、子供を作るつもりがないと考える人々のことである。不妊手術を受けたり、子供を持ちたかったが妊娠可能年齢(英語版)を過ぎてしまったため子供を諦めた女性も含む。

この用語は20世紀の後半に英語で生まれ、個人的に子供を持たない決定をした人々を呼称するために使用されている。先進国では信頼性の高い避妊方法を利用できることが、子供のいない夫婦の形態を可能にした。チャイルド・フリーを目指すことはほとんどの社会では常に困難であり望ましくないと考えられていた。チャイルド・フリーの生活のために避妊手術を受ける夫婦もいる。

引用:「wikipedia」-チャイルドフリー
こっちにも含まれるんだろうなー。


理解されないモヤモヤは、どんな種類であれマイノリティーは感じるものなのだと思う。
身近にサンプルがいない、稀なる人なんだもんね。
私も他のマイノリティーにこの手の発言をしていることもあるのかもしれない。気をつけよう。

自分と違う価値観の人に対して、なんとなく「そういう人もいる」ってことをわかっていても、腹落ちするまで理解することって難しいんだなと感じた出来事でした。

説明するこっちも、言葉や態度で表すのも限界を感じることがたまにあるし。

でも
「わからない、終わり!」
ではちょっと寂しいから、興味を持って質問してくれる人には出来る限り言葉を尽くして話したいとは思ってます。
私も未知な考えを持つ人でオープンにしている人には質問するかも。

100%の理解じゃなければ無駄という考え方は好きじゃない。
100にはなれなくても85%になることに意味はあると考えたい。

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もうちょっとつづく

形に惚れて、思い切って買いました。

うちはペットボトルの皮(ラベル)をどっちが剥がすか?で冷戦が起きそうになるのでラベルレスにしたら楽でした。