子供の頃になりたかった物
スポーツ選手や 飛行機のパイロット
厚紙に書かれたヒーローを
畳にぶつけ合い 引っくり返す事で
得る満足感
消せない消しゴムを ボールペンの
スイッチで弾き
スピードを競い合う
時代の流れは 遅かれ早かれ
誰にもでも感じるようになり
いつしか なりたかった物への想いなど
微塵も感じなくなる
ピストンを綺麗に研磨し
可動域を広げ 僅かながら
吸い込む空気量を変更させる
芸能人の方が カスタマイズした
単車が店頭で 販売されているのを見て
いつの時代も何も変わらないと感じる
感じる思いは十人十色
全部の想いを口にすれば
十の言葉が木霊する
曖昧さはトリッキー
感じた事 目で見た物を
言霊に載せて
新しい時代の足音は直ぐそこに聞こえる
耳を塞ぎ 目を閉じるのか
その音色に導かれ 突き進むのか
過去の栄華を香しく 鼻をすするのか
未来は 遠い先にある物では無い
１秒先も 未来だから
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