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セルモーターが回らない。原因特定のための基本的なことは?

この記事は約 13 分で読めます。

セルモーターも外して確認しました。
管理人のヒキです。 
 
今日はセルモーターが回らなかった 
事例についてお話をしたいと思います。 
 
エンジンをかけようとしたら 
セルモーターが回らない。 
 
トラブル事例としては 
珍しくありませんよね。 
 
原因はいろいろと考えられます。 
 
簡単に復帰できる例としては 
キルスイッチが入っていただけ。 
 
そんな場合だってあります。 
 
すぐに気づけば笑い話で済みますが。 
 
 
今回は僕の通勤用スクーターの 
トラブル事例をお伝えします。 
 
ちょっと特殊な事例なので 
こんな場合もあると言うことで。 
 
通常確認すべき場所なども 
一緒にお伝えしていきますね。

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セルモーターが回らない

確認すべき場所

確認すべき基本的な場所を 
最初にあげておきます。 
 
ヒューズとバッテリー。 
 
電気系トラブルの場合 
必ず確認する場所です。 
 
ヒューズは目視で分かるので 
確認もしやすいです。 
 
切れていたら交換しましょう。 
 
 
一番ある事例はバッテリー上がり。 
 
カチッとリレーが飛び込む音はしても 
モーターは回らない。 
 
これも分かりやすいですよね。 
 
バッテリーが完全にダメなときは 
リレーの作動音さえしませんが。 
 
バッテリーの電圧を測ってみれば 
バッテリー上がりかどうか分かります。 
 
 
そんな時に必要になるのがテスター。 
 
 
慣れていないと難しそうですが 
バイクで使うのは電圧と導通くらい。 
 
それ以上を使うのは 
本当に詳しく調べたい場合だけ。 
 
そこまでいったら 
プロに頼むと割り切れば 
日常メンテナンスには困りません。 
 
セルモーターが回らない原因を 
調べる程度なら電圧と導通で大丈夫。 
 
 
それで分かる範囲を調べてみましょう。 
 
テスターの使い方については 
こちらの記事も参考にしてみてください。

テスターの使い方。バイクや車の電装系ならこれだけで十分
テスターの使い方は、用途を限定すれば難しくありません。バイクのメンテナンス程度なら、導通確認と電圧測定だけでも十分です。電流や抵抗値まで調べることは、ほとんど無いでしょう。実際の作業例も含めて、実用的なことからテスターの使い方をお伝えします。

 
バッテリーの電圧を測っても 
正常なときもあります。 
 
 
電気系統のトラブル。 
 
 
こうなってくると 
原因を特定しないと直せません。 
 
電気はどこまで来ているか? 
 
バッテリーが正常な場合 
どこかで電気が流れなくなっています。 
 
バッテリーのプラス→ヒューズ→ 
リレー→セルモーター→ボディ→ 
バッテリーのマイナス。 
 
大まかにわけるとこんな流れです。 
 
この順番で調べていけば 
どこかで電気が流れなくなります。 
 
 
順番でと書きましたが 
どこから調べても大丈夫です。 
 
怪しいところがあるなら 
まずは調べてみる。 
 
順番に調べるやり方と 
怪しいところから調べるやり方。 
 
結果的にどちらが早いかは 
原因場所によって違いますから。 
 
 
今回はセルモーターの 
スイッチを入れたら 
リレーの作動音はします。 
 
リレーが動作してセルモーターまで 
電気が来ているのか? 
 
そこから調べることにしました。 
 
 
プラス側に電気が来ているのか? 
 
モーターのプラス配線と 
バッテリーのマイナス間の電圧測定。
赤く太いコードが繋がっています。
 
無事に12ボルト以上出ました。 
 
電気は来ています。 
 
 
ところがマイナス側になると 
電圧が出ませんでした。 
 
 
モーター自体がだめになった?と 
導通を確認。
セルモーターも外して確認しました。
 
配線を外してプラス側からマイナス側へ 
電気の流れを確認。 
 
 
無事に通電します。 
 
 
念のため直接バッテリーにも 
つないでみました。 
 
問題なく回ります。 
 
と言うことでセルモーターも正常。 
 
 
それなのに回らない。 
 
 
残るはボディーアース。 
 
セルモーターから配線は出ていません。 
 
エンジンやフレームを通して 
バッテリーのマイナスにつながります。
エンジン、フレーム、バッテリーと繋がっています。
 
ボディとバッテリーのマイナスを 
導通確認してみたところ・・・ 
 
 
通電していませんでした。 
 
 
ここに原因があったようです。 
 
セル以外の電源は入るので 
まさかという思いでした。 
 
 
配線もつながっているので 
見た目では分かりません。 
 
端子部が緩んでいたのか 
断線気味なのか。 
 
そもそもエンジンとフレームが 
接触していないのか? 
 
 
試しにボディアースの配線を外して 
エンジンとバッテリーマイナスの 
導通を確認。 
 
 
やはり電気が流れません。 
 
 
この線一本でエンジンと 
バッテリーをつなげているようです。 
 
ここが接触不良になると 
エンジン関係はダメ。 
 
プラグから火花も 
飛ばなくなるでしょう。 
 
そう考えると怖いので 
マイナス線を一本増設。 
 
エンジンのヘッドカバーから 
配線を一本つなぎました。
黄色の端子カバーが付いた線を増設しました。
 
これで配線が二本。 
 
仮に一本ダメになっても 
もう一本あります。 
 
 
アース線をしっかり作ることは 
アーシングとして一時期流行りました。 
 
安価で効果的。 
 
 
やっていることはそれと同じこと。 
 
電気をしっかり戻してあげる。 
 
当たり前のことですから 
普段は重要視されていません。 
 
 
マイナス線を一本増設してから 
セルがしっかりと回るようになりました。 
 
一応元からあった配線も 
完全に外して導通チェック。 
 
動かしても大丈夫だったので 
元に戻しておきました。 
 
 
ダメな場所の特定はできましたが 
ダメになった原因までは 
分かりませんでした。 
 
 
ゴミが入って接触不良になったのか? 
 
端子部が緩んできていたのか? 
 
 
そこまでは分かりませんが 
原因はここだと思います。 
 
つけなおしと増設で 
その後問題なく動いています。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
セルモーターが回らない場合の 
確認方法についてお話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・まずはヒューズとバッテリーを確認。 
 
・リレー、セルモーターと順番に 
どこまで電気が来ているかを確認。

 
今回は予想外のアース線でした。 
 
通常は他の電装品が使えるなら 
アース不良と言うことはないのですが。 
 
今回の車両はスクーター。 
 
エンジンがスイングアームと一緒に 
動きます。 
 
可動部分はゴムブッシュなので 
フレームに電気が流れないのでしょう。 
 
だからマイナスに繋がるのは配線一本。 
 
そこが接触不良になったから 
モーターが回らなくなりました。 
 
通常のマニュアル車なら 
エンジンとフレームが接触しています。 
 
そこで電気が流れるので 
今回のようなトラブルはないでしょう。 
 
 
目には見えない電気。 
 
 
その不良箇所を探るには 
テスターが必須です。 
 
最低限の電圧と導通だけは 
分かるようになっておきましょう。 
 
こちらの記事も参考にしてみてください。 

テスターの使い方。バイクや車の電装系ならこれだけで十分
テスターの使い方は、用途を限定すれば難しくありません。バイクのメンテナンス程度なら、導通確認と電圧測定だけでも十分です。電流や抵抗値まで調べることは、ほとんど無いでしょう。実際の作業例も含めて、実用的なことからテスターの使い方をお伝えします。