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散文閲覧非推奨

酷く苦しくなる瞬間がある。それに前触れはない。闇の中で口を開けていると、いつの間にやら入ってきて私を蝕む。酷く。酷く。食道を通り胃の中で暴れ回る。消化出来ずに胃酸が拒否反応を起こす。食道まで戻り、喉の下に固まっていく。 それは瞬間ですら無いかもしれない。普段私が目を背けているだけで、私が生きている間延々といる。それと目を合わせてはいけない。認知してもいけない。賢く生きたければ無視し続けなければいけない。どのくらい。その体から甘さが無くなるまで。 なぜ人々が生きていられるか分からない。動物的に、子種を遺したいという本能ならばまだ理解出来た。なぜ生きるために生きている。なぜ生きることを強いられている。なぜ生きることを言い換えてまで生きようとする。それに比べたら死の方が余程意味のあることのように思えた。 死とは、最後の体のまぐわいなのだ。人と暗闇が、和解を果たす瞬間。冷たすぎて煩わしかったその闇は、自らが冷たくなることでお互いを許し合う。今までそれは受け入れて欲しくて泣いていたのだ。人肌を求め、入り込む度に拒絶されて、なぜ、なぜと癇癪を起こして。 未だ私の精神が成熟していないが故、その癇癪を宥めることはできない。ただ、抵抗したり、叱りつけたりするようなことは無くなった。気がついたら泣き疲れて消えていく。その度に小さく謝ることしか出来ないけれど。

お出かけ

 コロナ禍ではありますが、気分転換の為、少し隣町まで本を借りに行ってきました。 家を出たのは4時ぐらいだったのですが、黄みを帯びた日に、ゆっくりと秋が近づいて来ていることを感じました。それと、だんだん涼しくなってきていたんですね。エアコンをつけっぱなしで生活しているから気づかなかった。久々に外に出たら随分過ごしやすくなっていました。 何ヶ月かぶりの汗ばまない散歩にウキウキしつつ図書館に着くと、まさかの閉館。まぁ、このご時世ですから無理もないにせよ、せめて本という娯楽だけは残して欲しかったですね。 仕方なく自動販売機で水を買って、近くの公園でそれを飲みつつだらだらと過ごしていました。

夢小説のボツ

 物心ついた時から、頭の中に「知らない記憶」があった。その記憶の中の私は、30代ぐらいで、どこかの小さい会社で働いていたと思う。その記憶が薄々、自分の前世らしいことには気づいていた。大したことない前世だった。 そのせいか、私は随分他の子に比べて落ち着いている。今私は小学四年生だが、少し気味悪がられる位だ。まぁ、この小さな町で、あんまり関心を寄せられて話しかけられても困るから助かっているのだが。 そんな訳で、今日も小さな公園のベンチで、穏やかに本を読んでいた。江戸川乱歩傑作集、まさかこの学校にもあるとは。 「あー!おばけだ!おばけがいるぞ!」 きゃいきゃいと子供のはしゃぐ声がする。元気だ、そしてのどかだ。と思っていた矢先、ぽつ、と背中に石が当たる感覚がした。 ちらりと声の先を見ると、予想通り、男の子達が石を持っていた。まぁ、年頃の男子にはよくある事か。 「やーい、おばけ!」 ああ、でもこういうのって大人が訂正してあげた方が良いとも言うな。困ったふりをしていたら周りが助けてくれるかもしれないけど、それでは反発を産む。この子達の為にはならない。 本に栞を挟んで、ゆっくりとその男の子達に向き直った。 人数は四人。石を持っているのは一人。 歩いて五歩の距離にいた。 その間、ずっと男の子の瞳を見つめて歩みを進めていく。 彼はもう、半ば手を下ろしていた。 その下ろした手首に指を絡ませ、石を捨てさせる。 そうして一言、「いけないよ」と。 微かに細かくカチカチと音がした。 そうすると他の男の子が涙声で「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝りだしたので、怯えさせないように微笑むと、その子達は走ってどこかに行ってしまった。 そんな少年たちを他所に、またベンチに戻る。聞き分けのいい子達で良かった。と本を開こうとしたら、自分のヘアゴムが切れていたことに気がついた。しかも今日黒のワンピースを着ていた。......これじゃお化けだと言われても仕方ない。日も落ちてきたし、そろそろ帰ろうか。

オチもなんもない

睡眠薬を摂取した体は、先程より幾分か楽になった。目の前が白んできて、緩く首を締められているような、ぼんやりとした倦怠感に包まれていく。 今日はゆっくり眠れるかもしれない。 あれほど子供の時は寝つきが良かったのに、今ではこのザマだ。きっかけは、覚えてない。 元カレの睡眠薬をちょっと拝借したのがいけなかったのかもしれないし、ニコチンやらストレスやらで頭が馬鹿になったのかも。 別に、薬を飲めばいつも通り過ごせるから特に困っていないのだけれど、如何せん顔色が悪くなるから周りに心配されるようになった。周りで人がウロチョロするのはあんまり好きじゃない。 次第に、大学で仲良くしてたあの子達とも距離を置くようになってしまった。時計をチラリと見て、あの子達また夜のクラブにでも出かけてるのかな、なんて思い出して、頭がギュッと痛くなる。 あ、これは確か「嫌い」な記憶だ。固く目を閉じ、息を止めた。すると、まるで後ろから突き飛ばされたみたいに、急速に眠りに落ちていけるのだ。 暗い、夜道を歩いている。たまに古い蛍光灯に照らされること以外は、本当に何も無い道をただ歩いていた。 気がついたら横に子供がいた。しろくんだ。 この暗い夜道で逸れないように、私の手をギュッと握っている。その子の手を引いて、またどんどん足を進めていった。 「ねぇ、ホタルみにいくんだよね」 ハッとして目を覚ます。というより、強制的に目覚めさせた。冷や汗をびっしょりとかいて、呼吸が浅くなる。途中で、夢だと気づけて良かった。あれは、私がいちばん嫌いな記憶だ。思い出しては、いけない記憶のはずだ。

女装男子

この間、追記に「友人が女装したいと言い出し、その相談に乗った」ということを書いたが、ついにその友人からDMで女装した写真が送られてきたきた。 ............かわいい。あとエロい。 いやあのほんとJKのブログと言っておきながらおじさんみたいな感想しか出てこなくて申し訳ないんだけど、ほんとにエロい。 送られてきたのはヴィッグを付け、白のTシャツとロングスカートを着た写真と、ニーハイにメイド服の写真だった。 1枚目のスカートの方は「あ、意外と女の子に見えるじゃん!」ぐらいの反応だったのだが、メイド服がダメだった。ウレタンマスクとニーハイはずるいって。しかも内股って。殺す気か。友人は足が長いのでスカートがちょっと短くなっていた。かわいい。死ぬ。 すっぴんでアレならメイクしたらもっと可愛くなるのでは????今度メイク道具貸してみようか。でもこう、女装し始めたあの荒削りな感じも好きなんだよな〜〜〜。完全に女の子にしか見えないのもまた可愛いんだけども。声は低くあって欲しいし一人称は僕であって欲しい(厄介オタク) というかこれで友人を完全にえっちな目でしか見れなくなってしまった。控えめに言って彼女にしたい。もうだめだ。

ヤンデレはいいぞ

 ヤンデレが好きだ。 こう言うと大体の男性は引く。女性も引く。まぁ自分の言い方にも問題があると思うけど。もっと「一途な人」とか「ちょっと重めな人」とかあるだろ。 しかァし!そうすると自称ドS、またはメンヘラを掴まされてしまうので許して欲しい。決して、私は変な子アピールをして男を蹴散らしたい訳では無いのだ。純粋にヤンデレ彼氏を捕まえたいだけだ。 そもそも、ヤンデレとは何か。メンヘラとの違いは。 これはTwitterで度々論争が怒っているが、個人的には「自分から別れを切り出すかどうか」だと思っている。 メンヘラは、まぁこちらが少しでも異性と話したり合コンに行った日には、鬼LINEが来ていたり不在着信の嵐になっていることが少なくない。内容も「どこにいるの」「男と会ってるの」「僕はもう要らないの」「手首切るよ」等内容が重い。(可愛い) が、もしメンヘラちゃんに優しくする異性が現われたら。それとは打って変わってあっさりと別れを切り出してくる。たまに縁を切るに切れず浮気をズルズルと続ける者もいるが、気持ちが移ろうことには変わりない。 彼らは基本、承認欲求を抱えて生きていることが多い。幼少期親から愛情を十分に貰えていなかったり、過去に酷く傷つけられた記憶があるのが原因だろう。だから、彼らが固執するのは「愛情」そのものであり、特定の人物ではない。 そして、この「特定の人物」に固執するのがヤンデレである。たとえ可愛い女の子に告白されたとしても好きな人がいるからと真顔で断ったり、少しエッなビデオを見てても好きな子じゃないと興奮しなかったりする。もしくは好きな子で妄想する。 LINEの下りでは、メンヘラのように鬼LINEする者もいれば、1人でもんもんとする者もいる。無視した場合、どちらのタイプにせよ酷い結果になるので、早急な対処が必要である。 こんなだから、自分から別れを切り出すことはない。好きな子がいなくなったが最後、彼らに残された選択は、死ぬか、空っぽのまま生きるかである。 ここまで読むと、ヤンデレとは、ただ重くてめんどくさい男のように思えるかもしれない。実際そう。好き嫌い別れると思う。でも「ああ、この人は私がいないとダメなんだなぁ……」という実感が得られる男はヤンデレだけだと思っている。母性とも独占欲ともつかぬこの気持ち。 手っ取り早い話、良さが分かりたいのであれば「(推しの名前)

ブログランキング

ブログランキングなるものがあると知り、早速入ってみることにした。 そんなにお前は自分の独り言を世に知らしめたいんか?と思う人もいるだろうが、その通りである。だって書くモチベになるから。 大衆に晒されるからといって、書き方を変えるつもりはない。まぁ自分で読み返すのにちょっと不便だから、改行増やしたり語彙磨いたりするのはあるけど、最初の文章が「皆さんこんにちは」で始まり「閲覧ありがとうございました!」で終わることは絶ッッッ対にない。なんの為にタイトルを掃き溜めにしたと思ってるんだ。 でも、初回で「過疎っとるやろ」と胡座かいていた割には、ランキングに登録した途端閲覧数が伸びたので、意外とこんな所にも人がいるもんだなと、どこか限界集落で村人とすれ違ったような感想を抱いた。 追記 友人が女装したいと言い出したのでDMで色々アイデアを出していたのだが、自分の文章量が多いせいで「何がなんでも女装させたいおぢさん」みたいになってしまった。殺せ。