Susie Q

Q

Dale Hawkins – Susie Q

A1:Around and Around
   (Chuck Berry)
A2:Confessin’ the Blues
   (Jay McShann, Walter Brown)
A3:Empty Heart
   (Nanker Phelge)
A4:Time Is on My Side
   (Norman Meade)
A5:Good Times, Bad Times
   (Mick Jagger, Keith Richards)
A6:It’s All Over Now
   (Bobby Womack, Shirley Womack)
B1:2120 South Michigan Avenue
   (Nanker Phelge)
B2:Under the Boardwalk
   (Arthur Resnick, Kenny Young)
B3:Congratulations
   (Mick Jagger, Keith Richards)
B4:Grown Up Wrong
   (Mick Jagger, Keith Richards)
B5:If You Need Me
   (Robert Bateman, Wilson Pickett
B6:Susie Q
   (Eleanor Broadwater, Stan Lewis, Dale Hawkins)

ストーンズがUS2ndアルバム『12×5』でカヴァーした曲、
2曲目だけど他の曲は既に出てきているからもうこれがこのアルバム最後の曲。

デイル・ホーキンス、
1957年の『Susie Q』でB面は『Don’t Treat Me This Way』。

作者のクレジットにはデイル・ホーキンスにバンド・メイトのロバート・チャイソン、
スタン・ルイスにエレナー・ブロードウォーターが連ねている。

スタン・ルイスはレコード店やレーベル・オーナーであり、
プロデューサー等々様々な顔を持つルイジアナの『The Record Man』。

彼の娘スーザンが、
この曲にインスピレーションを与えたとかでクレジットされている。

あとエレナー・ブロードウォーターは、
DJジーン・ノーブルズの奥さん。

殆どこの人たちは曲作りには関与していなくて、
印税配分の対象になっているだけなんだろう。

この曲でカッコイイギターを弾いているのは、
この時若干15歳のジェームズ・バートンだね。

彼は後に、
リッキー・ネルソンやエルヴィス・プレスリーのバンドで活躍することになる。

ところでこの『Susie Q』だけど、
ここでは女の子のなまえというかニックネームみたいなもの。

でも、
この曲以前にやはり『Susie Q』って曲があった。

唄っているのはサニー・ボーイ・ウィリアムソン、
ジョン・リー・ウィリアムソンの方だね。

要は2人のサニー・ボーイ・ウィリアムソンの『Ⅰ』の方で、
アレック・ミラーの『Ⅱ』ではない。

1939年の音で、
歌詞も曲も違う。

こちらは女の子のなまえではなくて、
ダンスのステップ。

更に遡ること3年の1936年、
リリアン・ハーディン・アームストロングが『Doin’ The Suzie Q』という歌を唄っている。

この人は、
ルイ・アームストロングの2人目の奥さん。

ここでもやはり『Suzie Q』は、
ダンス・ステップだね。

どういうステップなのか?
はよく知らないけれど1930年代にそれなりに流行ったものみたいだ。

The Rolling Stones – Suzie Q

話は逸れたけど、
今回の『Suzie Q』のストーンズのカヴァー。

オリジナルよりもかなりハードな感じだけれど、
こちらを最初に聴いているからオリジナルはおとなしく感じてしまう。

他のカヴァー

この曲の他のカヴァーと言えば、
やはりクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルが思い浮かぶ。

フランシス・フォード・コッポラ監督の映画、
1979年『Apocalypse Now(地獄の黙示録)』の中でも流れていたのを覚えている人もいるだろうね。

ヘリで戦地に慰問にやってきた『Play Boy』に登場するプレイ・メイトたちが、
兵士たちに囲まれながら踊るシーンで流れる曲だ。

あの映画は、
音楽と映像がとても結びつく作品だった。

この映画のあとだろうか?それともその前からだろうか?
ベトナム戦争の映画に1960年代のロックが使われるようになったのは。

例えば、
1986年の『Platoon(プラトーン)』。

ここでは、
ジェファーソン・エアプレインの『White Rabbit』が流れる。

1987年、
『Full Metal Jacket(フルメタル・ジャケット)』。

こちらは、
ストーンズの『Paint it Black』。

どちらも音楽と映像が繋がっていて、
そういう意味でも好きな映画なのだ。

というわけで…

今回はデイル・ホーキンス『Susie Q』を、
オリジナルとストーンのカヴァー。

そして、
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのカヴァー。

そういえば、
スージー・クアトロっていたっけ。

まさにスージーQだし、
実際『I’m Susie Q』って唄ってたけどここでは聴かないでいいかな。

他のストーンズのカヴァーはこちら!

The Rolling Stones
The Rolling Stones

おまけ



コメントしてみる お気軽にどうぞ!

タイトルとURLをコピーしました