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コラム

自分の肉体(存在)と行為を分けること

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こんにちは。兵庫宝塚カイロプラクティック院長の一色です。

日々患者さんと接していると、結構自分のことが嫌いという方が多いなぁと感じます。

皆さん自分の物差しで他人と比べて自分はここが劣っている、自分のここが嫌いだ、ここがダメだと。
でもみんな自分の物差しで判断しているから意外と自分の事は分かっていないのかもしれません。

自分は親切なのか?冷酷なのか?
気が長いのか?短いのか?ポジティブなのか?ネガティブなのか?
打たれ強いのか?弱いのか?おおらかなのか?嫉妬深いのか?
その基準は全部自分の物差しで判断した自分基準。

はたして自分はどんな人間なのか?
それすらもあいまいな状態で自分にダメ出しして自己否定している人が多いのではないでしょうか?

一度、自分が欠点と思っているものを紙に書き出してみてください。
書き出したらそれを「行為」と「肉体」に分けてください。この作業はとても重要で決して二つを混同してはいけません。
必ず線引きしてくださいね。

書き出してみました? するとどうでしょう?
意外と「行為」の方が多いことに気づきませんか?
全てが「行為」だったという人も多いと思います。
そして「行為」のミスにもかかわらず、
日本人は、自分、他人を問わずその人の肉体や存在を責めてしまいがちです。

高齢者が、車で路上の母子をはねて死亡させてしまった。
高齢者なのに車に乗るからだ!お前が悪い!ダメだ!クズだ!
そうやって事故を起こした人を徹底的に叩きます。
でも運転ミスをして起こした死亡事故、これは「行為」のミスですよね。
ミスは誰でも起こすものであって自分にもその可能性はあるということ。

でも悲しいかな「肉体・存在」を叩く。全車に自動ブレーキシステムを導入したらどうか?
などの議論をせずに只々「お前が悪い」「謝れ!」と・・
これが今の日本の現状です。

みんなから何度も何度も繰り返し自分の肉体や存在を責められると自分の存在そのものを呪うようになり、
抹殺したくなる。そして自ら命を絶つ・・・
こんな最悪の結果にならないように自己否定感が強く自分にダメ出しをしている人は
特に自分の「肉体」と「行為」を区別して捉えて欲しいと思います。

そして先ずは自分の存在が嫌なのではなくて自分のその「行為」が嫌なのだということに気づいてください。

あと、お子さまを叱る時も「行為」を叱って「肉体・存在」を叱らないで上げてくださいね。
これだけでも自律神経失調症の芽を摘むことができますヨ。

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