petit marine〜プチマリン〜

ハンドメイド作品や洋裁などについて綴ります

【傘リメイク】使わなくなった折りたたみ傘を再利用してエコバッグに

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お気に入りの折りたたみ傘が使えなくなってしまったものの、捨てるのがもったいなかったので生地を再利用してエコバッグを作ってみました。

お気に入りの折りたたみ傘

今回使用する傘がこちら。

 

生地部分はまだまだ綺麗ですが、中心の骨部分が湾曲してしまいスムーズに開閉出来ず、残念ながら傘としての役割を十分に果たしてくれなくなりました。

使えなくても柄が気に入っているので、生地を再利用していきます!

傘から生地だけの状態へ

まずは生地を骨から外します。

つゆ先は矢印方向へ持ち上げるように引っ張れば簡単に取れます。

 

骨に結わい付けてある糸はリッパーで切ります。

生地を傷付けないように慎重に!

 

石突(先端)は外せなかったので切りました。

 

無事、骨から外せました。

外したら一旦洗って天日干しします。

 

広げるとこのような感じです。

 

傘に付いていた留め具も再利用するので外していきます。

傘の生地を傷つけないようリッパーで丁寧に解きます。

 

何回も返し縫いされしっかりと取り付けられていたので、生地を傷つけないよう取り外すのに神経を使いました。

 

糸が簡単に解けるのでバラバラになりました。

重なり合った部分などは洗えていないので改めて水洗いして天日干し、乾いたらアイロンがけしました。

アイロン台は洗濯して綺麗になった物を置いているので、外で使った傘を置く前に念入りに洗いました。

エコバッグの持ち手作成

綺麗な生地状態になったのでバッグ作りに入ります。

まずは持ち手を作る為に、持ち手用の型紙を作りました。

 

型紙を基に裁断したのですが、限られた傘の生地では少し足りない部分が出ます。

僅かながら足りない部分は不要な生地を使い足し布をしました。

足した部分は見返しに収まる箇所なので完成時には気にならないはずです。

柄合わせをすれば目立ちませんよね?

 

持ち手には強度をだす為の芯地を用意しました。

芯のある・なしは使えば使う程に違いが出てくるので、長持ちさせたく一手間を加えます。

 

中表にしてしつけ縫いします。

 

芯地をつけます。

 

ひっくり返すしてステッチして、持ち手の完成しました。

芯が入れば、ピシッとした見た目になり、持った時の感触を柔らかくしてくれます。

エコバッグの本体作成

胴体部分は2枚合わせなので、それ用の型紙を用意しました。

ですが傘の生地が三角形で型紙の四角形に足りていません。

 

傘の生地の形状(三角形)に合わせて型紙を三つに分けます。

色々な組み合わせパターンが思いつきましたが、なるべく縫い目を少なくして、繋ぎ目が目立たないようになる事を検討した結果、このような配置に落ち着きました。

 

A×二面分、B×二面分、C×二面分を裁断し、ABC3枚で胴一面とします。

 

ABC3枚をしつけ縫いで仮おさえしてから、本縫い・ロックミシン・ステッチしました。

 

傘に元々付いていた留め具を取り付けます。

 

折り畳む際に引っ張られて力のかかる箇所なので補強をします。

見返しの内側に傘の余り生地を力布として利用しました。

仕上がり時には外から見えなくても引っ張りには強くなります。

 

先に準備しておいた持ち手を取り付けます。

型紙を参考に合印を付けて、左右の間隔・長さが同じになるように、しつけ縫い・確認を繰り返してピッタリになるよう調整しました。

良ければ本縫いをし、根本は力がかかるので交差して縫って強度を出します。

 

表返してから上辺をステッチすれば本体の完成です!

この時点でもバッグとしては使えますが、今回は使用状況に応じてマチを出したり・出さなかったり変化出来るようにしたいので、もう一手間を加えます。

自在にサイズ変形するための秘策

底部分の端同士をパッチンで留める事でマチを作れるようにしたく、今回はお洋服に使う留め具を使用しました。

パッケージを見てもお分かりの通り、この留め具は押入れを片付けていたら出てきたかなり古い物です。

今回は販売品ではなく自分用のバッグにするのでこちらを使います。

 

パッチン留めは半分に切ります。

凹凸の向きには注意して、それぞれを傘の余り生地に縫い付けます。

 

ひっくり返して三つ折りにします。

 

傘生地を縫っていきます。

パーツが小さいのでミシンの押え金とパッチン留めの金具が干渉して非常に縫いづらいです。

 

ミシンが使えない場所なのでパッチン留めと傘生地を手縫いしていきます。

見えないところなので縫えてさえいれば良いと言えば良いのですが、せっかく縫うからには綺麗に仕上げたいですね!

 

完成しました。

 

本体を裏返して内側の底に取り付けます。

向かい合わせて留めるので向きに注意して縫い付けました。

 

取り付け出来ました。

これで留めている時はマチができてお弁当などが安心して入れられます。

外していればマチがなくなり、広く大きな物がゆったりと入るようになりました。

これでバッグが完成しました!

傘リメイクエコバッグの完成

今回、エコバッグ作りの基となった折りたたみ傘の生地がこちら。

 

エコバッグを作るにあたり実際使った生地がこちら。

 

こちらが折りたたみ傘の生地を再利用して作ったバッグの完成形になります。

胴部分は生地が足りなくて継ぎ足しているですが余り目立たないです。

持ち手に足した布も見返しに入っているから見えません。

芯も入っているのでピシッとしてます。


コンパクトに折りたたんだ状態がこちら。

留め具には傘に元々付いていた物を再利用しました。

 

底に設けたパッチン留めを付け外しして底マチを自在に作り出せるようにしています。

縦長タイプのバッグだと、コンビニでお弁当やスーパーでお寿司を入れるとズレてしまう事がありました。

パッチン留めすると底マチを四角形に近づけてくれるので、お弁当などを安定して入れれるようになります。

 

中でパッチン留めしていないと安定感に欠けますが、ワイドになるので大きめな物を納められます。

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

今回のエコバッグは自宅用でありますが、以下のサイトでは販売用折りたたみエコバッグを扱っていますので、宜しければ訪問してみてください。

▶︎creema
https://www.creema.jp/c/petitmarine 
▶︎minne
https://minne.com/@petit-marine