スケボーの魅力は?特徴やできることをお伝えする

オリンピックの競技化や日本人選手の金メダル獲得によって国内で大きく注目をあつめるスケートボード。

そんなスケートボードについて『くわしく知りたい。』『実際にやってみたい と興味を持たれる方は多いと思います。

そこで今回はスケボーの特徴や考え方など、スケボーのより良い理解に役立つ知識を詳しく紹介していきます。

▼この記事はこんな方におススメです

  • スケボーに興味がある人
  • スケボーについて理解を深めたい人
  • スケボー初心者・これから始める人

この記事を読めばスケボーについての理解が深るとともに、スケボーが今よりもずっと楽しくなりますよ!!

この記事を書いた人
こばやし

スケボー歴20年以上のおじさん。多くの方にスケートボードを手にとり、その魅力を感じて欲しいと思っています。

目次

スケートボードとは?

まずはスケートボードがどういうものであるか、改めて確認していきましょう。

スケートボードの定義

スケートボードの説明についてWikipediaには次の様にあります。

スケートボードは、一枚の板に車輪が付いた乗り物である。単にスケートと呼ばれる他、日本ではスケボーと略して呼ばれることもある。 スケートボードに乗ることはスケートボーディングとも呼ぶ。スケートボードに乗る人間はスケートボーダーまたはスケーター。

https://ja.wikipedia.org/wiki/スケートボード

上記の通りスケートボードは道具として定義されています。スケートボードに乗ることをスケートボーディング、スケートボードに乗る人のことをスケートボーダーとそれぞれ表現します。

スケートボード

表現の違いから横文字がいくつも登場するため、以下に用語を整理しておきます。

スクロールできます
用語同義語説明
スケートボードスケート、スケボー、SK8スケートボードの滑走で使う道具のこと。日本ではスケボーやSK8という言葉で広く浸透しています。
スケートボーディングスケーティング、滑るスケートボードで滑走すること。パーク・ストリートなどの多様なスタイルが存在します。
スケートボーダースケータースケートボードを使う人のこと。スケーターという言葉で広く浸透しています。
スケートボードの用語

スケボーへの理解を深めるためにも改めて意味を押えておきましょう。この記事では引き続き、広く浸透している『スケボー』『スケーター』という言葉を使って解説してきます。

スケボーの特徴・できること・場所

ここからはスケボーができる環境や文化的な側面もまじえつつ、スケボーの特徴を解説していきます。

スケボーは自由な遊びです

スケボーの魅力を伝えるにあたり、まずは『スケボーはとても自由な遊び』だとお伝えさせていただきます。

何故ならスケボーは道具なので、目的や考え方によって使われ方も様々にあるからです。よってスケボーは「ルールがない自由なもの」だと説明できます。

いきなり「ザックリしたこと言うな!!」と感じる方も居るかもしれませんが、それだけスケボーは自由なのだと言えます。あえてスケボーを別の行いに例えるなら次に近いでしょう。

  • ペンや筆を使って絵を書く
  • ボールを持つ・投げる・蹴る
  • 楽器を使って音楽を演奏する
  • 体を使ってダンスしたり表現する

抽象的な話だとは思いますが、しかしスケボーには沢山の捉え方ができる本当に自由度が高い遊びなのです。

近年オリンピック競技化で注目を集めたことから、スケボーを「スポーツ」として認識している方も多いと思います。しかしそれはスケボーが持つひとつの側面でしかありません。

冒頭では「遊び」と書きましたが、他にも「趣味」「ライフスタイル」「アート」「ファッション」などの様々な側面があります。

スケボーは目的や考え方にとって様々な使い方ができる自由な遊びです。先入観や思い込みに捕らわれず、ぜひ実際に手に取って自身の感性で「スケートボード」を感じてみましょう。

できること・トリック

スケボーでは実際に道具としての性質を活かして、以下の動作を取ることができます。

スケボーでできる動作
  • スケボーに乗って滑走する
  • ボードの反発を使ってジャンプする
  • 力を加えてボードを回転させる
  • 階段などの幅や高さがある段差を降りる
  • 縁石やレールの上をスライドする

この上ではスケボーで行われる特定の動作・テクニックを指して『トリック』と呼びます。スケボーのトリックとしては以下が代表的です。

プッシュスケボーで滑走する動作のこと。地面を蹴ることで得られる推進力を使って前に進みます。
オーリーテール部分の反発を使って浮き上がったボードごとジャンプする技。ノーズ部分を使ってジャンプする場合はノーリーと呼びます。
フリップオーリーした状態から足を使って板を水平方向に回転させる技。つま先で回転させるキックフリップ、かかとで回転させるヒールフリップなどの種類があります。
マニュアル前後どちらかのウィールを浮かせたウィリー状態で滑走する技。前輪を浮かせる場合は使うテールマニュアル、後輪を浮かせる場合はノーズマニュアルになります。
スライドボード部分を縁石などの構造物に当てて滑る技。ノーズスライド、ボードスライド、テールスライドなどの種類があります。
代表的なトリック

上記に挙げたトリックはほんの一部に過ぎず、スケボーの発祥から現在にいたるまで、生み出されたトリックは数え切れないほど存在します。また既存のトリックを組み合わせれば、コンビネーションとして成立させることもできます。

そして現在も多くのスケーターがテクニックを磨き続けているため、新しいトリックは常に生み出されています。

もちろん努力や工夫次第では自分だけのオリジナルトリックを生み出すこともできます。運動のみならず、想像力を刺激して自分をクリエイティブにしてくれるという点も欠かすことができないスケボーの大きな魅力です。

スケボーができる場所は?

スケボーは一般的に以下の条件を満たした場所で滑走できます。

スケボーができる条件
  1. 滑走ができる路面である
    例)アスファルト・コンクリート
  2. 明るく視界が良好である
    例)日中やライトなどの照明設備

スケボーには4つのウィール(タイヤ)が付いており、多くはウレタンなどの硬質な素材で作られています。このためアスファルト・コンクリートなどの固い路面がスケボーでの滑走に適しています。また夜間においては明るさが確保できる照明設備の存在も重要です。

以上をふまえスケボーができる場所は、大きく次のように分類できます。

スケートパークスケートボード専用施設のこと。略してパークとも呼びます。パークには公営・私営のものがあります。また多くは屋外ですが、屋根がついた室内型も存在します。
ストリートスケートパーク以外で滑走できる場所。例えば一般の公園などが考えられます。騒音・迷惑などの問題にも発展し得ることから、場所選びには判断が求められます。
スケボーができる場所

日本国内におけるスケートパークの数は以前まで少ない状況でしたが、近年ではスケーターの増加や社会への広がり、有志の署名活動も後押しとなり各県で増えている状況です。スケボーができる場所を探す際は、まずは近隣にスケートパークがあるか探してみると良いでしょう。

スケボーのスタイル・カルチャー

スケボーから生まれるもの【スタイル・カルチャー】

スケボーには土地土地に集まったスケーターによって生み出され、育まれていった独自の『スタイル』『カルチャー』が存在します。

スタイルはスケボーで実際に行われるスケーティング(滑り方)の内容や質のこと。スタイルには身に着けている衣類などのファッション要素も含まれます。

カルチャーはファッション・音楽 ・ アート ・ コミュニケーションなど。スケボーに対する姿勢や、仲間を敬うマインド・価値観などの精神性なども含まれます。

とくにスケボーが影響を与えた文化については『スケートカルチャー』『ストリートカルチャー』として広く知られています。スケボーを深く知る上ではスケートカルチャーという文化的な側面にも目を向けていくと面白いと思います。

スケートブランド

ところで皆さんが普段から身につけている衣類や靴の一部には、スケートカルチャーが発祥となっている、もしくは影響を及ぼしたブランド・グラフィックが多く含まれています。

実際のところスケボーを知らない方でも、知らず知らずのうちにスケートカルチャーが背景にあるアイテムを身につけていることも多いと思います。上記に並ぶブランドをご存じの方は多いのではないでしょう。

スケートボードから生まれるカルチャーには、どれだけ絶大な影響力があるかが分かる一例です。

気になる方は、ぜひ身の回りの衣類・靴などチェックしてみましょう。身近なところにスケートカルチャーの一部を見つけることが出来るかもしれませんよ。

スケボーに対する考え方

スケボーは遊び?スポーツ?

スケートボードに対して『遊びなの?スポーツなの?』という疑問を持つ方は多いと思います。

この話題に対する結論は“人それぞれ”です。遊びという人もいればスポーツという人もいます。もしくはアートやライフスタイルと表現する人もいます。

これまでにお伝えした通りスケボーは自由な使い方や表現ができる道具です。

このうえではスケーターが集う地域・ファッション・音楽・アートなどの交流や融合によって生まれた「スケートカルチャー」もあります。

2021年に開催された東京オリンピックでは、堀米悠斗さんが金メダルを獲得したことで大きな注目を集め、スポーツとしての認知が広がりました。この時のTV・新聞などメディアでは、もちろん「スポーツ」として紹介されています。

しかし以上を踏まえつつ解釈するなら、スケボーがスポーツに進化した、と言うよりは、スケボーが【スポーツ】としての新たな一面を獲得したという風に捉えるのが自然です。

スケボーは何かに当てはめて考えるのではなく、さまざまな面から評価できる・評価されるものだと理解することが大切です。

スケボーにはスケートカルチャーを背景にした【ファッション業界】、写真や映像作品、絵画などの【アート作品】、はたまたエンタメとして取り扱った【ゲーム業界】での商業的・社会的な成功もあり、いずれも見過ごせない評価です。

ここまでくるとスポーツという「点」だけでスケボーを知るのは勿体ないことですらあります。スケボーに関わる多くの側面をふまえてゆけば、より魅力的で、価値のある物であることに気づくことができます。

以上のようにスケボーは、スケーターによっても考え方も様々です、商業的・社会的にも多くに影響を与えつつ、評価されている実績もあります。必ずしも何か一つにあてはめないことが、スケボーを理解するうえでの大切な考え方となります。

始めるのに年齢や性別は関係ない

スケボーに対して10代の若い子がやる遊びという認識の方も多いと思います。しかし実際は小さな子供からご年配まで、また性別にも関係なく幅広い人たちに親しまれています。

もちろん肉体的に充実している人の方が上達に有利なのは確かです。しかし滑走するだけなら比較的かんたんですし、対象年齢としては基本的には【全年齢】と言えます。

東京オリンピックでは13歳の日本人選手が史上最年少の金メダリストになったことでも話題を集めました。一方では60歳を過ぎてなおスケートボードを継続しているニール・アンガーさんも有名です。

スケボーは始めるのに性別や年齢は問われない、多くの人に楽しめる遊びだと言えます。

スケボーは子どもから大人まで交流が生まれるのも大きな魅力です。世代の壁を超えるという意味では最強のコミュニケーションツールだと考えることもできます。

自由だからこそ責任やリスクが伴う

スケボーの特徴として自由であることをお伝しましたが、だからこそスケボーを通した行動には責任やリスクも伴います。

なのでスケボーは基本的に「自己責任」でやる遊びだと言えます。

起こした行動によっては失敗すること・出来ないことも沢山あると思いますし、時には他の人の理解を得られず苦しむこともあると思います。もしくは行動によって怪我をしてしまう・迷惑をかけてしまうというリスクも考えられます。

特にストリートスケーティングについては社会的な問題としても取り上げられつつあり、今後スケートボードと社会との折り合いがどの様についてゆくかが話題の的にもなっている状況です。

スケボーは自由なことが魅力的であることをお伝えしてゆきましたが、一方では見過ごせない点として、この様な責任やリスクといった話題にも触れさせて頂きました。

スケボーを理解する一番の方法

最後にお伝えするスケボーを理解する一番の方法としては、ずばり自分でスケボーに乗ってみることです。

なぜならスケボーは、体を使って行うこと、体全体で感じることだからです。食べ物の美味しさを伝えるのと同じ様に、スケボーのことを伝える言葉にも限界があるのです。

ですので実際にスケボーを体験してみることが、理解する一番の方法だと言えます。この上ではつぎの様な方にこそおススメできます。

▼スケボーを体験して欲しい人

  • スケボーに興味がある・面白そうだと思う
  • 子どもに習わせたいと思うお父さん・お母さん
  • スケボーについて理解を深めたい

スケボーは年齢や性別に関係なくできます。スケボーの爽快さ・楽しさ・難しさ、そしてクリエイティブな、刺激的なあらゆる面も含めて、ぜひ体験してみて下さいね。

初心者向け乗り方については次の記事でも確認できますので、合わせて参考にしてみて下さいね。

この記事のまとめ

今回は、スケボーについて『くわしく知りたい。』『実際にやってみたい という興味を持たれた方に向けて、スケボーの特徴や考え方など、その魅力について詳しく解説してゆきました。

こばやし

今回は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

こばやしのおじさんです。
Web制作/ブログ運営をしているフリーランス。
趣味はスケボー、釣り、プログラミングなど。

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