Japanese-grandma-teacherの日記

オンライン日本語教師をめざしているもうすぐ退職する現役小学校教員。孫が2人。

なぜ日本語教師になりたい?日本語のおもしろさに気付いたばあば⑨ 「さんま」と「サンバ」

「さんま」と「サンバ」

4才になったばかりの 孫のさあちゃん。

ママの里帰り出産のため、一緒に実家に帰ってきていた。

さあちゃんの「とうころもし」や「コップコーン」、「スーカーパック」のような

かわいい間違いに、ばあばの胸はきゅんきゅんしている。

今日は、「ま」と「ば」の間違いについて。

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「サンバ」じゃないよ「さんま」だよ

ある日、さあちゃんが、タブレットでさかなつりゲームをしていました。

魚がつれたとき、横で見ていたママが、

「それは、『さんま』かな。」

と言うと、

「知ってる!サンバ!」

そして、

「すずめのサンバ♪サンバ♪」

と歌い出したのです。

かわいいやら、おかしいやら。

 

また、ある日、部屋に日光がさしてとても明るかったので、

「まぶしいね。」とわたしが言うと、さあちゃんが、「ばぶしいね。」と繰り返しました。

ママが、「懐中電灯を人に向けたらだめ」という話をしたときも、

「まぶしいからだめだよ。」と言うと、「うん。ばぶしいからね。」という反応でした。

音声学的に確かめる

「さんま」と「サンバ」、よく似ていますよね。

「ま」と「ば」、どちらも両唇を閉じてから開いて発音します。

音声学的に見ると、どこが違うのか、確かめましょう。

「ま」は、両唇鼻音で、鼻に抜けるように発音します。

「ば」は、有声両唇破裂音で、唇を開くと同時に勢いよく息を出して発音します。

両唇を閉じてから開くので、調音点は同じです。

でも、調音法が違うのです。

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マ行とバ行の口腔断面図

調音法と調音点の表を見ると、同じ縦列ですね。

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調音点・調音法

さあちゃんが、「さんま」「まぶしい」が普通に言えるようになるのは、いつかな。

楽しみです!

 

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