「神が子を授けた」「親は忍耐を学んだ」
スカイキャッスルという韓国ドラマに出てくる台詞です。
子育ての本質を突いているようでギクッとしました。
子を授かることは無条件に幸せを意味するように思われます。
子が誕生すると周囲のみんなから「おめでとう」と祝福されますからね。
しかし、親にとっては修行じゃないかと自分の子育てを振り返って思います。
このドラマは金持ちが集まる高級住宅地に暮らす超セレブたちの暮らしが描かれています。
彼らは自分の子どもが将来苦労しないようにと最高の教育を授けて導こうとします。
それが思わぬ不幸を招くことになるとは思いもしないで。
ドラマでは子どもを超難関医大に入れるために高額でコーディネーターを雇います。
合格請負人のコーデは医大合格のためには手段を選びません。
子どもの人間的な成長よりも合格という目的が優先されます。
目的の難関医大に入学すれば人生の成功が約束されているとみんなが信じています。
子どもを育てるとはどういうことなのでしょうかね。
親は良かれと思って子どものためにレールを敷いて導きます。
これって愛なのでしょうか、それともエゴ?
自分の子どもを失ってはじめて気づく現実。あまりにも辛すぎます。
ここまでいかないと気が付かないものなのでしょうかね。
ウチは大丈夫!みんなそう思っているんですよね。何も根拠はないのに。
子どもを「エゴで導かず、愛で見守る」っていうのは難しすぎます。
やっぱり子育ては修行だと思います。