2021年11月19日

SUSHI LIKEっていう名の店について語るとこうなる

bangkokgirl
https://www.flickr.com/photos/richard777/
Sushi Like

Sushi Likeという、寿司屋というか、なんというか、そもそも寿司屋と言えるのか、あるいはタイ独特の寿司のような食べ物の店があります。

そもそも、Likeって何なんだ!

sushilikelogo
Sushi Likeのロゴ

というツッコミもあります。ロゴマークは親指立てていて、日本語で「好き」と書いてあります。

タイでは日本語はおしゃれだと聞いているので、ここからしても、タイ人向けビジネスということは明らかです。

それにしても、覚えやすい名前で良いのでは?と思います。

⇦Facebookのリンクを貼っておきました。

これは多分、先日ご案内したKaiwan banのコンペティターとして登場したのではないでしょうか。実際のところは分かりません。


特徴としては、すでに作り置きした寿司が、トレーに綺麗に並べてあり、それをセルフでとってお皿に乗せて、その分だけ会計するという仕組みです。

はなまるうどんとかで、天ぷらとか自分で取りますよね、ああいうイメージかと思います。

寿司が並べてあって、それを自分でと取る・・・この時点で既に日本人としては違和感があるので、これはもう、日本人向けではないと思った方が良さそうです。

寿司そのものも、なんとなく、赤とか、黄色とか色がビビッドな感じで、その色を見ただけで、いわゆる日本人が想像する寿司とは違うことが一目瞭然です。

ただ、このスタイルの寿司を、毎日よのうにずっと見ていると、食べたくなったりします。これは、寿司を食べたいという感情とは、また違った感情で、なんだか1度食べてみたい。。と思ってしまうのです。

まだ食べたことはありませんけど、近々にトライしたいと思います。


この寿司のスタイルは、Kaiwan Banでも同じかと思われますが、競合としては、なんとなく差別化を図っているようにも見て取れます。

Kaiwan BanとSUSHI Likeの差別化

店名の差別化

Kaiwan Banが、店名そのものが既にタイ人しか相手にしていないと宣言するかのように、日本人はもちろん、外国人にも覚えにくいです。

それに引き換え、Sushi Likeは非常に覚えやすい。もしかして、マーケティングに外国人も視野に入れているかもしれないです。

立地の差別化

Rama4のテスコロータスにあるSushi Like
Rama4通りの
テスコロータス
Kaiwan Banが郊外というか、ぶっちゃけ田舎に展開しているのに対し、Sushi Likeは比較的都心にベンダー、簡易店舗の形で店舗伸ばしているようです。

Sushi Likeはちょっとしたモールの駐車場、テスコロータスの階段の脇などに、簡易店舗を構えています。オンヌットのテスコロータスのフードコートのフロアにも店を出しています。

そして、ウドンスックの駅前に、普通の店舗を出していて、どうやらFacebookとかでも、その店舗をメインにしているような気がします。




値段の差別化

Sushi Likeは基本的に一カンやはり20バーツまでで、Kaiwan Banに合わせている感じがしますが、ネタによりスペシャルは60バーツまで、そしてカリフォルニアロールなどの巻き寿司が110バーツで、丼ものは150から170バーツもあったりして、少し都会で働いている人などをターゲットにしている気がします。ここがKaiwan Banと違うところかもしれない。

タイ人はサーモンがとにかく好きらしく、日本食といえば、サーモンの刺身が結構多いのですが、刺身の写真がすごく筋を強調するように並べてあります。この筋の縞々が綺麗に並んでいるのが、ビジュアル的に美しいと思っているのかもしれませんけど、日本人が見たら、何だか筋っぽいサーモンだなあ。。と、思います。少なくとも、僕はそう思います。

タイ人を相手にしているマーケットなので、日本人の感性など、まあ、関係ないと思いますので、余計なお世話かもしれません。

いずれにしても日本人は眼中ないと思う

多分ですけど、競争していると思いますが、いずれにしても、寿司であっても日本人は蚊帳の外には変わりありません。

多分、意識しようと思っても、とても日本人には合わないだろうということが、わかっているのかと思います。

確かに日本人にとっては、作り置きして、常温で並べてある時点で、遠慮したくなります。

まあでも、日本でも例えば、寿司弁当みたいな感じだと思えば、作り置きでも良いのか? とも、思ったりもします。コンビニでも寿司弁当とか、打っていますよね。駅弁で鱒寿司とかありますよね? それを考えれば、少しくらいの間常温に置いてあっても、良いのかな? なんて思ったりもしなくはありません。

クッキーとか、ケーキみたいな感じでディスプレイしてあります。まるで、お菓子のような感覚がキレイに見えるんだろうな、と想像します。

いずれにしても、日本人向けではないことは、見た目で断言できます。


タイのビジネスのあるある

うまくいくと、必ずコンペティターが現れる

19バーツのタピオカミルクティの屋台がそうです。もう、ありとあらゆる、数え切れないくらいの店が登場しました。コロナまえがピークでしたが、この2年くらいのコロナでかなり消滅しました。

フランチャイズ展開する

ちょっと何かがうまくいくと、新しい店舗が出てきます。フランチャイズ展開です。大きな店から、小さなタピオカミルクティの屋台まで、フランチャイズ展開します。Kaiwan Banも、SUSHI Likeもそうですよね。

大きくなると、大手に吸収されるけどそれもハッピー

時として、ビジネスが成長してかなり大きくなる時があります。例えば、タイで初めてペットボトル入りの緑茶飲料を売ったOishiは、今やチャンビールの、あのBeer Chanの傘下です。セブンイレブンはCP、テスコもCP、マクロもCPです。ビジネスを始めた人は、莫大な買収によって莫大なお金を手にしてハッピーなのかもしれません。ある意味、大手に吸収されることは、とても良いことで、一つのゴールなのかもしれません。

そして競争力が弱まり価格が硬直します

しかしながら、消費者にとっては、若干物足りなくなります。これは、色々なビジネスが、どんどん大手に吸収されると、競争が発生しないので、新製品の開発スピードも遅くなり、価格も硬直してしまうということがあります。消費者にとっては、もう少し新製品もみたいなあ、と思います。

次は?

ビジネスとか経済の専門家ではないので分かりませんけど、どんどんドンキが勢力を広げていますよね。あと、スシローです。この日本から来たビジネスも、大きくなり過ぎれば、いずれタイのコングロマリットの傘下になるのでしょうか。その可能性はかなりありますよね。

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