斑鳩三塔のうち、最もシルエットが美しいと個人的に感じるのが法起寺三重塔である。法輪寺の三重塔も美しいが、昭和に再建された塔であるため、歴史の古さを感じることができない。法起寺の三重塔は法隆寺の五重塔の前身ともいえるモデルとなった塔であり、造りが良く似ている。背景の雲をバックにシルエットを強調したのがこの写真である。「法起寺前」のバス停近く、信号を渡った道路の向こう側から撮影した。
撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summar 50mm f/2である。ズマールは最近手に入れたレンズで、早速使ってみた。このシーンでは太陽光が入り込んでおり、右上にゴーストが発生しているが、敢えて入れてみた。