面白かったのがさ
ワタシ、SNSでそのことを言ったのね
盲目のおじさまにナンパされて
ご飯行ってきますって
賛否両論
え?行くの?危なくない?
わあ、なにかご縁があったのね
そこまで暇でもないから
行かない選択肢ももちろんあったけど
なにかしら障害を持っている人との交流って
私自身の人生の中でとても少なかったから
その方たちが
どんな生活を送っていて
どんな考え方をしていて
これからどうしていくのか
知りたいし
なにかお役に立てることも
あるかもしれない
と思う人種でもあるので
そうそう余計なお世話焼きなのよ。
去年もね
2軒先にお子さん連れが引っ越してきて
やっぱり子だくさん母としては
なんか気になるのよ
『あら、どこか遠くからいらしたのかな?』
『お友達、親とか遠いと頼るとこあるのかな?』
『子どもたち割と泣いてるけどイライラしてないかな?』
ね、余計なお世話焼きそうな感じでしょ?
ねえ、大丈夫かな
話しかけてみようかな~
辞めなっ。
という感じでいつも旦那氏に止められるのデス
今回のも
やはり相手はおじさまといえど男子だし
行きますよ~と旦那氏にお断りをいれてみた
なんていうかしらと思ったら
ああ、行っておいで
へえ、とも思いつつ
ありがと
行ってくるね~と
待ち合わせたご飯屋さんへ
向かったの
おじさんと付き添いの方
もおじさま
お店の中に入ると
店員さんからの
いぶかしげな視線をうけつつ
いらっしゃいませ~と
ご案内してくれた
毎週、この曜日には
外出することになっていて
この待ち合わせたお店で
お食事をすることが定番になっているらしかった
いつもは2人なのに
1人増えているのが
不思議だったらしい
好きなものを食べたらいいよ
のお言葉に甘えて
注文し
待っている間に
ワタシはど直球に
どうして目が見えないのか聞いてみた
少しばかりの知識もあったので
全く見えないのか
光は感じるのか
その問いに
特に戸惑いもなさそうに
光は感じるよ。
見えなくなってから3年くらいかなと
どうも御病気で
段々と見えなくなっていったらしい
世間でよく聞く病気になり
そこからの合併症で
手術もしたらしい
聞いていくとコントロールできる病気では
あったけど
放置していたらしかった
話していく中で
おじさんの発言の中でも
色々と読み取ることができた
昔はすごかった
会社をやっていた
たくさん従業員がいた
全国を飛び回っていた
子どももたくさんいた
孫もいるはずだ
子どもだけ作りたいんだと
色んな女にせがまれた
彼は今、一人で暮らしている
女性と暮らしていたらしかったが
今はたまに訪ねてくるくらい
同居していたが
離れて暮らすことを
望まれたらしい
おい、アイツ顔は良かったろう
な!
と馴染みである
店の店員に確認していた
ワタシについても聞いてきた
まあ、本人目の前にしてるから
悪くは言われなかったけど
次回このおじさまに対する私の主観と友達の親子の話