先月遠く離れる旧友と秘境の庵を訪れて楽しく親交を結んだ。
この旧友は先日「ドレスコード」を聞いてきた、中学から続く不思議な友だち。
中学ではクラス編成の度に電話番号を記帳する通信網作成があった。
自宅に電話がない私は「大家さんの電話番号(呼出番号)」を記帳した。
そんな人は40人クラスで2、3名しかいなかったから恥ずかしかった。
彼もそうだったらしい。
1学年12クラスもあるマンモス校、その時は違うクラスだから知らなかった。
ちょうど大阪万博が開かれていたが、夏休み明けに担任が全員に参加したかと問うた時、手を上げないのも数人だった。もちろんその中にいた。私も彼も。
お互いに貧乏だったよな、と半世紀前を思い出して話は弾む。
何と彼、高校時代は新聞配達をして学費を稼いだそうだ。また修学旅行は辞退したが、「だめだ!一緒に行こう」と担任が肩代わりしてくれたらしい。
ぐれずに済んだのはその先生のおかげと言う。初めて聞いた。
、、、。
秘境の庵のマスターは、なんと彼の5年先輩。で、その先生のことをよく知っていた。
スタッフ君も私の同級生のM君T君のことをよく知っていた。
私たち二人しか宿泊客のいない庵は、マスターやスタッフ君を加えて話が弾む。
そして、山道疲れと酒が進んでバタンキュー。
、、、。
もし組織で正役職を持っていたら絶対にできない。強硬旅では決して楽しめない。
自由になって本当にわかる。
価値のある二泊三日であった。
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