【忘備録】シニア犬が初めててんかん発作を起こした話

ナナ

こんにちは、フジカヲルです。

2022年に入って誤嚥性肺炎、鼻血。
厄年か?というレベルで通院続きのナナ。

今回はナナを突然襲ったてんかん発作についてお話します。
少し長くなりますが、お付き合い頂ければと思います。

初めての発作

肺炎も鼻血も落ち着いた3月頭。
いつものように4ワン+7ニャンでまったり過ごしていました。

そろそろ仕事終わったよ~とオットが電話をかけてきそうな18時頃。
わたしの横ですやすや寝ていたナナが突然ひきつけのような発作を起こしました。
口は半開きで目の焦点が合っておらず、手足はガチガチに硬直。
いきなりのことでパニックになってしまい、思わず抱きかかえてしまいました。
(本当はてんかん発作を起こした時は触れるのも声をかけるのもやめたほうがいいらしいです)

発作の途中で丁度オットから今から帰るよと電話が来たので、帰ってきたオットとそのまま病院へ。
ちなみにこの時の発作は3分程でしたが、とても長く感じた3分でした。

病院へ着くまでは発作はなく、わたしにチューしてくれるほど元気でした。
しかし診察待ちの時間でまた発作を起こしてしまい、ナナは急いで処置室へ。

30分~1時間程経った頃に呼ばれると、診察台の上で寝ているナナ。
発作の時間が長く、薬で眠らせている状態だと言われました。

今のこの状態では脳が原因なのか、老化によるものなのかはわからないと言われ、とりあえず座薬を1錠処方してもらうことに。


(診察終わっても起きないナナ)

発作の連続

23時、3時、5時、7時、8時と連続して発作が起き、5時の発作時間は14分。
もうナナは水を飲むことはおろか、起き上がることも出来ませんし、トイレもたれ流している状態でした。

丁度オットが休みだったので、朝から病院へ連れて行ってもらいました。

前日とは違う先生に診察してもらったので(鼻血の時に診てもらった先生でした)、昨日からの発作の時間と間隔を伝えました。

獣医さん
獣医さん

発作が連続したせいで、意識が混濁している状態だと思います。
今まで通りに戻るのか、このままずっと寝たきりの状態なのか……何とも言えません。

今回は座薬を3錠、そして抗てんかん薬のコンセーブを3日分、処方してもらいました。

1週間分処方してもらえないか尋ねると、

獣医さん
獣医さん

正直今のナナちゃんは今日明日生きるのに精一杯な状態です。
薬を飲み終える頃にまた診察に来て頂く、という形を取りたいです。

帰りの車の中で「覚悟しないといけないのかもね」とオットと話をしました。
ヘルニアも、前庭疾患も、肺炎も乗り越えてきたナナ。
きっと今回も薬を飲めばすぐ良くなるんだと勝手に楽観していました。
先生の言葉で「ああそうか、もう一生のお別れが近づいているのかもしれないんだ」と現実を見せられた気がしました。

ルナはナナがしんどいのがわかるのか、ずっとくっついて寝てくれていました。

介護生活の始まり

発作自体は通院した日の12時、17時を最後に治まってくれました。
ですが相変わらず歩けない、食べない、飲まない。

本来なら1日200mlの飲水が理想らしいのですが、持っているシリンジが1mlしかなくて急いでAmazonで購入。
1mlでちまちま与えるのはさすがにわたしもナナもしんどい。

あとは介護食も購入しました。

これでご飯とお水を与えるのがだいぶ楽になりました。
ウエットと介護食を混ぜたり、ちゅーるを混ぜたりして匂い付けして強制給餌。

発作もなくなり、ご飯とお水を口にしてくれるようになってから、ナナの体力は少し回復してきました。
しかしここで新たな問題が。

徘徊が始まる

ただただ目的もなく部屋を歩き回るナナ。

壁にぶつかってそれ以上行けなくなるとピーピー鼻を鳴らします。
それが夜中でも早朝でも起きて助けに行かないといけません。
自分一人では寝ないのでタオルで包んで抱っこしてお尻トントンして寝かしつけます。
それでも短くて数分、長くて3時間ほどで起きてしまい、また徘徊。

ナナのブランケットの上に鈴を置いて起きたらすぐわかるようにしていました。

ただルナやアルテミスがちょいちょいして鈴で遊ぶので、時々この2ニャンに騙されて飛び起きていました(笑)

ちなみに発作が起こる前にリビング用に厚めのラグを購入していたのですが、これはほんとに買ってて良かったです。
徘徊していて転倒しても安心ですし、介護のためにリビングで寝ても身体が痛くない。

そしてとにかく入れそうな隙間という隙間にタオル総動員。
それでも時々「そんなとこに入れるんかい!」っていう隙間に入り込んではピーピー鳴いていました。
もちろんナナも睡眠不足だったと思いますし、わたしもかなり睡眠不足でずっとイライラした状態。

治まらない痙攣

あれから大きな発作はないものの、起きている間はずっとピクピクと身体を痙攣させていました。
これのせいでなかなかナナが寝付けなくなっていたんだと思います。

薬をもらいに病院へ行った時に獣医さんに聞くと

獣医さん
獣医さん

この痙攣は発作じゃなくて、ずっと脳が興奮している状態でこうなってしまってるんです。

イーケプラという抗てんかん薬を追加してもらいました。
コンセーブでは作用しない部分を補ってくれるそうで、もしかするとこれで眠れるようになるかもしれないということでした。

あとは痴呆の症状に効果があると言われているメイベットDCを購入。

この時でだいたい最初の発作が起こって1週間ぐらいかな。
ほとんど熟睡出来ず、ご飯やお水やトイレに徘徊のお世話。
終わりが見えないというのはメンタルを削られていくもので。
このサプリは藁にもすがる思いでした。

自力で飲水

薬を追加し、メイベットDCを与えた翌日のお昼頃。
久しぶりにナナが自分の力でお水の場所まで行き、しっかりお水を飲んでいました。
この「自分でお水を飲む」ということが出来たのは本当に嬉しかった。

これをきっかけに介護食も強制給餌ではなく自分で食べるようになり、少しづつ自分でお水を飲みに行く回数も増えてきました。


(食後のナナ。まだ目が虚ろです。介護食で耳の毛がドロドロになるので人間用のヘアバンドを縫い縮めたものをスヌード代わりに着けていました)

薬のおかげか、徘徊と痙攣は同時におさまってきました。
食欲も増してきたので介護食からふやかしフードへレベルアップ。

いつも通りの生活へ

初めての発作から2週間。
ふやかしフードにカリカリフードを混ぜても食べられるようになっていました。
発作もおさまり、徘徊もなくなり。

「ナナ、チューして」って言うとわたしの口を舐めてくれるのですが、せん妄状態の時は当然それはしてくれず。
久しぶりにそう言ってチューしてくれた時は本当に涙が出そうなぐらい嬉しかった。

目がしっかり開くようになり、「一緒に寝よ」と布団トントンすると腕枕で寝てくれるように。
徘徊がなくなったことでしっかり眠れるようになりました。
本当に睡眠不足というものは人の精神をおかしくしていくんだと今回で実感。

ナナの介護で唯一助かったのは、彼女の耳が老化で聞こえなくなっていたこと。
助かった、と言っていいのかはわかりませんが……でもこれでもし耳が聞こえていたら、他のワンやニャンがじゃれたりしている声で起きてしまったりして、もっとしんどい介護生活だったと思います。
幸いにもナナはわたしの身振り手振りで言いたいことを理解してくれるので、日常生活に支障はあまりありません。

このてんかんが老化によるものか、脳腫瘍など脳によるものかは未だにわかりません。
なので今は完治、というより寛解という状態が近いのかなと思います。

「4月で15歳になるのに、もしかすると誕生日を迎えられないのかもしれない」と思っていましたが、何とか15歳の誕生日を迎えることが出来ました。
このまま発作も起こらず、ゆっくりとした老後を過ごして欲しいと願うばかりです。

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