【田園調布雙葉小学校】12年一貫教育

投稿者: | 2022年2月11日

こんにちは。

オミクロン株の大流行により、子どもの幼稚園も休園となり、このブログもしばらく更新できずにおりました。

しかしながらその間、様々な情報を入手する機会に恵まれましたので、少しずつ更新できればと思います。

さて、今回のテーマは【田園調布雙葉小学校】です。

小学校 – 田園調布雙葉学園 (denenchofufutaba.ed.jp)

12年一貫教育で育む人間像

田園調布雙葉小学校は、東京都世田谷区玉川田園調布に所在する私立女子校です。幼稚園から高等学校まで設置していますが、中学高校での生徒募集は行わず、12年または14年一貫教育を行うことが特徴です。※幼稚園は2年保育。

そのため、田園調布雙葉学園の教育を希望する場合、幼稚園か小学校から入学する必要がある、ということになります。

10年以上もおなじメンバーで長い時間を過ごすとなると、まるで家族のような密な関係になることは想像に難くありません。実際HPに掲載されている校長先生のお話にも、このような記述があります。

この長い時間は、一人ひとりの成長のときを待つことができる利点もあります。小さな頃からお互いを知っていますから、素のままの飾らない自分でいられるようになり、嬉しいことも悲しいことも分かち合う経験の中で、お互いの多様性を受け入れ、姉妹のような関わりが生まれ、一生の友達を得ていきます。

校長メッセージ – 小学校 – 田園調布雙葉学園 (denenchofufutaba.ed.jp)

友達だけではなく、その保護者や学校の先生方とも気心の知れた関係の中でゆっくりと成長していくことが、田園調布雙葉小学校の重要な教育の柱といえます。

教育は家庭と学校の協働作業

田園調布雙葉小学校の学校説明会へは数回参加しておりますが、一貫して感じることは「心の教育」「家族の愛情」を強調している点です。

小学校の学校説明会へは、小学校の校長先生のお話はもちろんのこと、中学高校の校長先生のお話も聞く機会があります。中学からの募集を行わない方針ですので、中学高校での教育も小学校と地続きであることの説明を受けることができます。

小学校の校長先生も、中学高校の校長先生も、お話の内容で共通しているのは「心の教育」を重要視しているという点です。現在在籍している児童・生徒がどのような教育を受け、どのように成長しているのか、実際のエピソードを交えてお話ししてくださいますので、学校の雰囲気はとてもわかりやすく感じます。

共働きのご家庭が増えていることもふまえて「共働きだからといって入試結果に響くことは一切ない」と断言していらっしゃいます。一方で「学校給食がないこと」「学校行事にはご家庭の協力が必要不可欠であること」も強調されます。

(幼い子供が学校から帰宅して、家族の誰かが出迎えてくれることで子供が心の安定を得られる、という旨のお話があった年もありました。)

共働き家庭で田園調布雙葉小学校を志望なさる場合には、学校行事や保護者会への参加に支障が出ないかどうかなど、入学後のシミュレーションを入念に行う必要があるでしょう。

学校と家庭の二本柱で子どもの成長を見守り支える、という方針は、雙葉グループに共通する考え方ではありますが、田園調布雙葉はそれをもっとも強く感じる校風であるといえそうです。

生活力を試される考査内容

田園調布雙葉小学校の考査内容は以下の通りです。

◆ペーパーテスト

◆個別テスト

◆集団テスト

◆親子面接(2本立て)

子どもと両親(家族)との結びつきの強さを評価する田園調布雙葉小学校の考査内容は、難易度としては易しめです。お話の記憶も長文ではなく、ペーパーテストも頭をひねるような難しい問題は出題されません。

一方、個別テストでは田園調布雙葉小学校らしい問題が毎年課されます。

野菜や果物の断面図を見せられて

①どれが○○(野菜やくだものの名前)ですか? 

②(①のあとに)その果物はどのように食べますか? お話してください。 

というように生活力に結びつける問題は、日頃食べ物に接していたり、料理のお手伝いをしているかどうかを図れます。また

③ありがとう、と言われるときはどんなときですか? お話してください。

などのように、生活能力と言語能力の両方を見る問題が毎年出題されています。アイロンやちりとりの名前を答えさせたあと、それをどのように使うかを問う問題が出された年もあります。

そして、子どもにお話しさせることで、家庭でのしつけが現れます。「これはなんですか?」と問われ「アイロン」と単語で答えるのではなく「アイロンです」のようにていねいに答えられるかどうかがカギです。ここは日頃の訓練がモノをいう場面ですね。

集団テストでは製作が課されます。出来の良しあしよりも、つくったもので楽しく遊べるかどうかを重要視していることは想像に難くありません。

家庭で大切に育てられているか。

礼儀作法は身につけつつも、年齢相応の子供らしさを損なわずにいるか。

くり返しになりますが、田園調布雙葉小学校を受験する上で欠かせないのは「子どもと家族とのつながりの強さ」であるといえるでしょう。

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