まだデジカメなんぞなかったン十年前。
天守閣があるって聞いて越前大野城へ。
さっと天守に登って、城下で美味しいお蕎麦食べて即帰った。
今回はまず、お城の周囲をゆっくり回って遠望、いい写真を撮ろうとした。
天気は快晴!
「日本三大天空の城」の一つという。
備中松山城と、兵庫県の竹田城……か。
大野城もしばしば雲海に浮かぶという。
城下の街中からも天守閣を仰ぎ見ることができるなんていいね。
城下ではあちこちできれいな水が湧き出て、それがまたおそばを美味しくしているという。
あの一乗谷城主だった朝倉義景の墓所近くにもコンコンと湧水が。
天正元年(1573)、信長に追い詰められた義景は、一乗谷を捨て、大野へのがれ自刃。
ついに浅倉氏は滅亡する。
小川の水がきれい。
さて、天守へ、昔のことはほとんど覚えていないから楽しみ。
南登り口の城門から。
なんか遠い四国の宇和島城をふと思い出した、似た感じあったかなぁ。
野面積みの石垣の先に…。
おお、天守閣!
このあたり記憶あり、なんとなく思い出せた、かっこいい。
築城主、金森長近像も、なんか独特の表情にて思い出せた。
歴代城主のうち、松平直政は、その後に我が松本城主へ。
有名な月見櫓を建立している。
家康の孫で、将軍家光とはいとこ同士。
さらに直政は、その後出雲・松江城主へ加増され移封。
大坂の陣で、真田信繁と干戈を交えたという武勇伝を持つ。
話をお城へ戻して。
ほほ、いい写真が撮れた!
これもいかがでしょうか。
こういう写真が撮れると、来た甲斐あり、満足満足!
野面積みの石垣で守られた天守台を一周。
天守へ登って城下を俯瞰。
黄金色に染まりつつある稲田。
特に高いビルもなく、静かな城下町。
松本より城下町らしい城下町かも。