2021.10.22【ベトナムの新型コロナウイルス感染症の情報】ホーチミン市は年末までに経済回復を目指す。インドの状況は？

2021年の年末までに経済回復を達成を目指す

ホーチミン市の当局によりますと、新型コロナウイルス感染症（ロックダウン）の影響で今年（1月から9月）の経済目標が達成できておらず、今年年末までには回復を目指すとの事です。ホーチミン市財政局長は「経済回復は順調にいかない可能性もある」と警告もしています。また「今年の1月から9月の公的支出は年間計画の32％に過ぎない」とも述べております。

ホーチミン市の経済は1月から9月の9か月で4.98％下落しており、今年1年間の経済は約5％の下落と予想しています。

経済回復に影響している背景のひとつとして出稼ぎ労働者が帰省しており、ロックダウンが緩和された今でも労働者が不足している現状もあります。ニュースによりますとホーチミン市は今年中には6万人の労働者が必要で、来年の第一四半期には12～14万人の労働者が必要とも書かれています。

10月22日午前　ベトナムの新型コロナウイルスの状況
感染者合計	約870,255人　（+----人）
死亡者数	21,344人　（+----人）
回復者数	約794,846人　（+----人）
現在治療中（更新されず）	約-----人（+----人）

保健省の発表では昨日の新型コロナウイルス感染症の国内新規感染者は3,636件となっております。10月19日には徐々に下がり3,000件を切る勢いでしたが20日、21日と少しぶり返しています。ホーチミン市が1,255件、ビンユン省が483件、ドンナイ省が390件、タイニン省が185件、アンザン省が174件、ソクチャン省が109件、バクリュウ省が102件（以下省略）となります。ソクチャン省、バクリュウ省、カマウ省は比較的近い地域にあります（カントーより更に南の方）ので、カントーが落ちついたあたりから流行が南下したのかもしれません。カントーの今日の新規感染者数は23件と少ないですね。もしかしたら田舎に帰った人たちが運んでしまった可能性も十分にあります。

10月21日から、ベトナムの運輸省は国内の航空旅客に対する完全な予防接種要件を廃止しました。ただしリスクの高いエリアやロックダウンされたエリアからの乗客はフライトの72時間前にCOVID-19検査で陰性の証明が必要になります。他の地域からの乗客はCOVID-19検査が陰性、ワクチン接種の証明、またはCOVID-19回復証明書など、次のいずれかが必要になります。

世界の新型コロナウイルス感染症状況

現在新型コロナウイルス感染症は世界中のほぼすべての地域に影響を及ぼしています、世界中で37.5億人以上（世界人口の約48.9％）がワクチン接種を受けていますが、豊かな国や貧しい国、地域や場所によって大きな差があるのも事実です。

インドの状況

感染者合計は世界で2位、死亡者数は世界で3位のインド、政府は今年の年末までには国民の成人に全てワクチン接種を行うという目標を設定していると保健家族福祉省の大臣は述べています。大臣は達成という目標に向けて取り組む中で、政府は世界最大の公的資金による医療プログラムである「アユシュマンバーラトミッション(Ayushman Bharat Mission)」を開始したことを強調しました。「アユシュマンバーラトミッション(Ayushman Bharat Mission)」は簡単に言えばITで全国の各病院で共有しデジタル保存し簡素化し生活の向上を目指すシステムです。

大臣はまたインドの健康指標が過去10年間で一貫した改善を示していることを通知しました。「中央政府の絶え間ない努力の結果、伝染性および非伝染性疾患の予防、管理、根絶、および母子の健康の改善のためのさまざまな全国的なプログラムが開始された」と述べております。

インドの感染者数状況

インドでの感染者数は現在減少傾向にあるそうです、1日での新規感染者数は約15,000人、以前のピーク時だった5月9日の新規感染者数の4％になります。パンデミック以降のインドでの感染者数合計は34,143,236人で、死者数は453,042人と報告されています。

また外務省の海外安全ホームページでは、レベル3で渡航はやめてください（渡航中止勧告）とレベル3が継続中になっております。

10月22日午前　世界の新型コロナウイルスの状況
感染者合計	約241,982,183人　（+----人）
死亡者数	4,922,902人　（+----人）
回復者数	約2193,028,226人　（+----人）
現在治療中（更新されず）	約-----人（+----人）