家に帰ってきた夫を見て、命がつながったと実感した。
数々の、コロナで亡くなりましたの報道で、
一時は、このまま夫が帰ってこなかったらどうしよう、
と考えたりもしました。
数々の運が重なって、夫は退院することができました。
本当に、何の力が働いたかわからないけれど、命をつなげていただきました。
目に見えるところでは、
保健所や療養先のホテルの皆様、病院の皆様、
夫を救っていただいて、ありがとうございます。
帰ってきた夫の姿を見て、闘病の大変さがうかがえた。
急遽退院して、帰ってくるという夫。
台風も来ているというのに、本当にその病み上がりの体で無事に帰って来れるのか?
と、心配しましたが、彼には帰りたいという意思があるから大丈夫だろう。
と、夫の帰りを待つことになりました。
そして、最寄りの駅まで迎えに来てと、連絡が入りました。
駅の駐車場で待っていると、夫が車に近づいてきます。
まるで別人のようでした。
髪は伸び放題、ひげも伸び放題、ふらつきながら弱々しく近づいてきました。
そして「ただいま」と車の助手席に乗り込みました。
「あー、大変だったね。良かった良かった。」と言いました。
改めてまじまじと見ると、頬がこけていました。
別人のように痩せていました。
後から体重計に乗ってみると、コロナ感染前から12kgも痩せていました。
コロナ感染の闘病で、夫の体にもたらされた、1つ目の変化。
入院によって、コロナによる熱は下がりました。
肺炎も治療により、酸素濃縮器なしで、酸素飽和度は98%保てるようになりました。
食欲も出てきました。
ですが、肺炎治療のステロイド剤の点滴によって、体に血栓ができていました。
ですので、血栓予防の薬が2週間も処方されていました。
つまり、あと2週間は血栓ができないように注意しなければならない、ということです。
この薬を減量するのか、やめるのか、飲み続けるのかは、
医師の判断による、と書いてありました。
二週間処方された薬を飲んで、病院に行って検査して、
医師の判断を仰がなければならないのです。
ということは、退院後2週間しないと、職場復帰できるかもわからないということです。
同じ船の9人の感染者のうち、6人は軽症でもう、職場復帰しています。
夫を含め3人がまだ復帰できないでいます。
人それぞれの体の状態があるので、体調は万全にして復帰してほしいものです。
コロナ感染の闘病で、夫にもたらされた、2つ目の変化。
長い間、数々の機械につながれた入院生活。
隔離のために、気分転換で、病院内もうろつくこともできませんでした。
よって自由に動き回ることができませんした。
つまり歩かない、寝たきりの生活を11日間送りました。
その結果、足腰の弱り方が半端ないです。
夫の話では、退院後家に帰るのに、病院から300m先の駅に行く必要がありました。
その300mがまともに歩けなくて、とてもしんどかったそうです。
足の筋肉が衰えているので、足に力が入らずにフラフラの状態だったそうです。
そして、駅に着くころには息が上がって、ハアハアとしんどかったそうです。
たった11日間で、こんなにも体が衰えるのかと実感したそうです。
退院して夫がやりたいこと、やらなければならないこと。
夫が退院して、一番やりたいことは、
たくさん、たくさん好きなご飯を食べたい、ということでした。
元気になると、食欲がでてきて、病院の食事じゃ物足りないそうです。
その欲求は、元気になればこそ出てくるもので、良かったと思います。
しかし、夫は血栓予防の薬を飲んでいるということは、忘れてはなりません。
欲求のままに食べさせたいのはやまやまですが、妻としては体に悪いものは食べさせたくないなあ、
というのが本音です。
心の満足が得られ、体に良い食事を極力心がけていきたいです。
そしてやらなければならないことは、足腰をもとの強さに戻すことです。
運動不足の私も便乗して、少しでも歩こうと思いました。
夫婦二人で、ウォーキングを毎日するように決めました。
人のいない早朝、緑の自然のある所を歩こうと思います。
やはり緑のある所には、植物や土のパワーが感じられます。
霊感はないですが、なぜか心地よいと感じるのは私だけではないでしょう。
とにかく、この2週間で、心と体ができるだけ回復できるようにしていきたいです。
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