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展開として
頭では理解していたものの、
冒頭からの
満身創痍のダイゴさんの姿に
思わず
『うわぁぁぁ…』
となってしまったことは否めない…
※【以下、画像・解説は公式より】
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◆コウノスケ「ゴダイゴダイゴ」
65話 (感想)
内容のネタバレ普通に含みます。未読の方はご注意。
ダイゴさんの凄み
前回からの
蜃気楼型怪獣の自爆による
大火傷で皮膚も破れて流血し、
もうダメだろうという状態を
肉体的にも精神的にも
脳内麻薬どっぱどぱで無視するという
そんな一歩も引く気はないという
ダイゴさんの戦いに向ける覚悟と凄みにも
ドキドキさせられますが、
そのダイゴさんの非常時スタンスを
「悪癖」と言い切ってくれる、
そんなルドラさんの
正しい認識がまた頼もしい…
ところで今回の物語の5ページ目、
1ページまるまる使った大ゴマの場面、
ダイゴさんの腕がどうにかなっちゃったかと
思ってしまったよぅぉぉぉ…
来たのは君たちの方だったのか!?
蜃気楼型怪獣:ダイゴさんコピーVer. を
ひとまずその場のものを全部倒して
ホッとしたその瞬間に
さらにコピーが現れて
次の襲撃が開始されるという
この息をつく間も与えない
怒涛の展開の中なのに、
それを目の当たりにして、一度、目を閉じて、
『まだ、やるしかないね』
と言いたげに腹をくくって敵に向かって歩をすすめる、
そのダイゴさんの後ろから
巨人ヒーローの援軍が…
…と見せかけて、
救援に来たのは
ガイオンの戦士たちだっただと…
ぜ、前回、ダイゴさんの救援に向かいはじめていた
地球側の巨大ヒーローたちよりも、
横浜にいてジュウゴくんが説明した面々が
先に到着したんですね…
確かに前回64話で
巨大ヒーローたちとフィストバンプしてた
ガイオンの戦士たちとは面子が違う…
かつてのライバルと手を組んで、
ともに強大な敵と戦うという、
まさにこれこそ
少年漫画の王道よ…
しかし何よりも彼らを見て、
ダイゴさんが彼らと戦ったときの記憶と、
現在、蜃気楼型怪獣と戦っている姿を、
交互にコマを割って見せてくれるところが、
もう本当に
素晴らしすぎる…
しかもその記憶の一コマでは
かなり若かりし頃のダイゴさんの姿が見られたりして、
ダイゴさんがこれまでにどれほど長く戦ってきたのかという
その遍歴を読者側に悟らせてくれたり、
ダイゴさんはその一戦一戦を
すべて覚えていたんだということを示してくれたり、
ああもうこの作者さんのこういう魅せ方大好きだよー
あのときのハンマー
前回の私の、
>メガロック兄貴のギターと
>ガイオンの戦士のハンマーを
>最終話近くで交換しあったりとか
という予想は外れましたが、
やっぱりハンマーは
初期の初期で出てきた割に
かなり重要アイテムだったんだなぁと
そう思わせてくれる展開が嬉しい…
と言うのも、
ダイゴさんは物語初期からずっと、
「降伏セヨ人類」とばかり唱える
ガイオンの戦士たちと戦いながら、
意思の疎通をはかろうとしていたのだけれど、
ここに来て
ハンマーを返すことができた
ジャッカル型の「ど根性15号」から
ガイオンの民の言語で
ジュウゴくんの通訳が必要だとはいえ、
「ありがとう」の言葉を引き出すことができたから…
最後の1コマのダイゴさんの
満身創痍の状態ながらも
完全なニッコニコの笑みが嬉しい反面、
また次回
どんな展開になってくるのかが
楽しみなような怖いような
…そういえば、
怪獣に歌を届け続けるという
メガロック兄貴の思いもいつか届くんだろうか…