極超音速ミサイルよりも早い迎撃兵器 期待の戦術高エネルギーレーザー(Tactical High-Energy Laser・THEL)

2022/01/12

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音よりも光は早い

その速度の違い

とても当たり前すぎることを書くことになってしまうが…

音の速さは15℃で秒速0.34km

光の速さは真空中は秒速約300,000km

極超音速ミサイルの速度

通常、極超音速ミサイルは音速の5倍以上の時速約6200kmということなので、秒速にすると秒速1.7km。

戦術高エネルギーレーザー(Tactical High-Energy Laser・THEL

アメリカ合衆国とイスラエルが共同開発している戦術高エネルギーレーザーというものがある。

対空レーザー兵器で、実験結果についてWikipediaでは…

  • 5kmの範囲では100%に近い迎撃率
  • 28発のカチューシャのロケット弾と5発の砲弾を撃墜
  • 複数の迫撃砲弾の撃墜にも成功

 このような成績を残している。

イギリスでも同様の兵器を開発しており、 約3.2km先を時速480kmで飛行する無人航空機4機を32キロワットという高エネルギーレーザー兵器により破壊したということである。

光の速度が真空中の実験とは言え、約秒速300,000kmということで空気中での速度はそれに劣るかもしれないが、秒速1.7kmと300,000kmではどちらが有利化というのは言うまでもない。

今後の極超音速ミサイル迎撃構想

火薬や燃料を使用した迎撃ミサイルの発想を捨て、戦術高エネルギーレーザー対空兵器の飛距離と命中精度、連射性能、小型量産化に力を向けるべき段階と感じる。

日本も独自の戦術高エネルギーレーザーの開発を初めて良い段階なのではないだろうか。

最初はアメリカとイスラエル、イギリスなどから技術継承を受け開発を始め、日本の防衛範囲に沿った戦術高エネルギーレーザーの開発を望む。

是非、日本の各地に欲しい対空迎撃兵器である。

極超音速ミサイルどころか、戦闘機群、爆撃機に対しても十分効果がき期待される。

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