今週の重要指標と騰落率についてまとめました。
スポット購入の参考になれば幸いです。
チャートはすべてTradingviewを使用しています。
騰落率は週足で見てます
※コメントは個人の見解ですのでご注意ください
各国政策金利まとめ
現在の主要政策金利をまとめます。
※数値は、前回、予想、結果の順
2月 米FOMC政策金利 4.5% 4.75% 4.75% (次回3月21~22日)
2月 ECB政策金利 2.5% 3.0% 3.0% (次回3月16日)
1月 日銀政策金利 -0.1% -0.1% -0.1% (次回3月9~10日)
2月 英中銀政策金利 3.5% 4.0% 4.0% (次回3月23日)
12月 豪中銀政策金利 2.85% 3.1% 3.1% (次回2月7日)
11月 NZ中銀政策金利 3.5% 4.25% 4.25% (次回2月22日)
01月 カナダ政策金利 4.25% 4.5% 4.5% (次回3月8日)
12月 スイス政策金利 0.5% 1.0% 1.0% (次回3月23日)
今週は、アメリカ、ユーロ、イギリスの政策金利の発表がありました。
まずアメリカですが、予想通り0.25ポイントの利上げで4.75%としました。
利上げペースが減速しています。
次回FOMCは3月21~22日です。
FedWatchでは、次回FOMCで据え置きが17.3%、0.25ポイントの利上げが82.7%の予想になっています。
ECBは政策金利を0.5ポイント引き上げ、3%としました。
3月も0.5ポイントの引き上げを示唆しています。
英中銀も政策金利を0.5ポイント引き上げ、4%としました。
今週の重要指標とイベント
米国雇用統計
※数値は、前回、予想、結果の順
1月 失業率 3.5% 3.6% 3.4%
1月 非農業部門雇用者数[前月比] 22.3万人 19.0万人 51.7万人
1月 平均時給[前年比] 4.6% 4.4% 4.4%
1月 平均時給[前月比] 0.3% 0.3% 0.3%
- 失業率は53年ぶりの低水準
- 非農業部門雇用者数は前回・市場予想を大幅に上回る
- 平均時給は伸びが鈍化
非常に堅調な結果でした。
毎日のように米国の各企業のリストラのニュースが流れていますが、1月の失業率は低水準でした。
景気後退とは程遠い状態です。
利上げ継続の圧力が高まる結果です。
ISM製造業景気指数
※製造業が50を割ったときの背景色をグレーにしています。
- ISM製造業景気指数は前回・予想を下回る47.4
分岐点の50を3ヵ月連続で下回る - ISM非製造業景気指数は前回・予想を上回る55.2
2022年初め以来の高水準
ISM製造業景気指数は低下しましたが、ISM非製造業景気指数は大幅に回復しました。
今週の指標は全体的に景気後退懸念が薄まる結果になりましたね。
ISM(非)製造業景気指数とは、ISM(Institute for Supply Management)が公表しているアメリカの景況感を示す指標。
数値が50%を上回れば景気拡大、50%を下回れば景気後退と判断される。
製造業は翌月第1営業日、非製造業は第3営業日に発表される。
来週の重要指標
マザーズは堅調。4週連続陽線でした。
アメリカの株価指数
【SPX】S&P500指数: 1.62%
【NDX】ナスダック100指数: 3.34%
3指数とも陽線。
S&P500は前回高値を上抜けしましたが、フィボナッチ0.236で反発(↑チャート)。
ナスダックも5週連続陽線と堅調ですが、フィボナッチ0.382で反発。
ダブルボトムで上昇ということになるか?
先進国の株価指数
全指数大陽線。欧州株好調過ぎて怖いです。
欧州の生活は大変そうですが、株価は必ずしも一致していないようです。
欧州経済ってそんなに楽観的なのだろうか・・・?
新興国の株価指数
香港ハンセン指数はここにきて反落。4%以上の下落率です。
再び100EMAの下に戻りました。
インドはアダニ・グループの不正疑惑のいざこざもあってか先週は下落していましたが、今週は陽線です。
台湾の指数が逆三尊で上昇してます(↑チャート)
その他指数の動向
VIX指数など
VIX(恐怖指数)は18.32。4週連続20を割ってます。
需給のゆがみを見るSKEW(スキュー)指数は123.08。
SKEW指数は140を超えたら注意です。
CNNの「Fear & Greed index」は先週の69から76になりました。
ついにEXTREME GREEDです。さすがに行き過ぎじゃないかな?(笑)
Fear & Greed indexは投資家心理が弱気(0)~強気(100)で表されます。
株式市場は「極度の強欲」です(笑)
米国債券利回り
現在のイールドカーブは下記の通り。
3カ月物利回り>2年債利回り>5年債利回り>30年債利回り>10年債利回り
先週から5年と30年が入れ替わりました。
2年債も結構上向いてきましたね。
短期債のほうが利回りの大きい逆イールドです。
米国債券
【EDV】バンガード超長期米国債ETF: 0.48%(最低は-56.50%)
【BND】バンガード米国トータル: -0.01%(最低は-18.54%)
【TLT】iシェアーズ 米国国債 20年超えETF: 0.25%(最低は-45.88%)
いずれも4週連続陽線です。
しかし上髭が長い短い陽線です。
米国債利回り上がってきたし、これは下落して買い場来てくれるかな?
コモディティ(商品)
WTI原油は100EMAと200EMAの間で推移。ヨコヨコです。今週は下落。
ゴールドは上昇継続で勢いが止まらずでしたが、今週は大陰線。
景気の先行指標の銅は上昇継続ですが、今週は陰線。
プラチナは4週連続陰線。
CRB指数(国際商品先物指数)はいちおう陰線。
コモディティ不調の一週間
仮想通貨
ビットコイン/ドルはFTXの問題で下落。
去年の11月からヨコヨコでしたが、ここ3週間ちょっともどしていましたが今週は短い陰線。息切れ中。
なんだかリスクオンになってますね
まとめ|久しぶりにドルインデックスが上昇
そしてアメリカ経済が堅調、景気後退懸念減速?
ということで若干ドル高なのでしょうか?
完全に自分の都合でドル高、円安、ユーロ安、米国債券安を望んでいます。
株価は・・・まぁどっちでもいいや(笑)
しかし今年の円安はもう無理かなぁと思っています。
まぁスワップポイント貰って耐えるしかないです。