どん底だと思っている経営者へ

私の出入りする製造業の会社で
今年度は半分くらいの社員さんにお休みをお願いしている会社があります。
雇用調整助成金を受けて何とか社員さんを解雇しないように頑張っています。

良くネットでニュースを見ていると
申請から支給までいつになるのか？といった記事が多く見られます。

上記の会社も同じで入ってきた助成金で
お休みして頂いている社員さんの給与を支払っている状態。
支給日が遅くなると社員さんへの給与が支払えなくなってしまいます。

最近の傾向を見てると
申請に不備がなかった場合

労働保険加入者は
申請日から11営業日

非加入者分は
申請日から19営業日

大体このペースが今年度は続いていました。

しかし今月に至っては

労働保険加入者は
申請日から14〜16営業日となっているようです。

非加入者分は
申請日から23〜25営業日

これでは助成金を宛に資金繰りしていた会社も資金繰りがつらいですよね。
電話で確認したところ
9月末で緊急事態宣言が明け、お休みしていた会社が一斉に申請をしたのだろうと。
いつになく処理に手間がかかってるとのことでした。

すでに10月15日までの決定額で
4兆6000億が支給されているようですね。

また10月19日には
特例処置として2022年3月末までの雇用調整助成金の延長も発表されました。

ちょっと面白い話も合って
こんなにお休みになっている社員さんに
普段できなかった倉庫の整理や在庫のチェックなどしようと
1日だけ休んでいる社員さんたちに出社を求めたところ
半数近くの社員が用事が入っているから無理と言われたそうです。

社長激おこでした。

社長にしてみれば
休んでいる間も給与は発生しているわけだから
時間内は会社の拘束時間だろと。

たしかにそうですわな。

休んでいる社員は
休んでるんだから自分の自由だろと思っています。

参りました。

この場合、お休みに入る前に
会社からきちんと説明をしなければなりませんでしたね。

こんな日が続くと
みんなダレてきちゃいますね。

皆さんも気をつけましょう。

※上記申請日からの支給日数については最終的には国からお金が振り込まれますが
　各都道府県によって異なると思われますので、あくまで参考までにお願いします。