【よもやま話】キーボード沼のはなし

よもやま話・コラム

「××沼」という言葉があります。趣味など特定のものにはまってしまって抜け出せない、といったようなことを意味します。元ネタはわからないのですが、自分が知る限り「(カメラの)レンズ沼」という表現は結構昔からあったと記憶しています。

以下は筆者の理解するところになりますが、レンズ交換式カメラのレンズというものはメーカーによっても違いますが、同じメーカーにあっても同じような焦点距離(画角)でも明るさの違いなどで松竹梅(フラッグシップ・ミドル・エントリー)とラインナップがあったり、単焦点とズームがあったりします。実際のところ撮れる写真はそんなに違わないんだけど「ちょっとした差が大きな差」みたいな感じで、一通り試してみたくなるというユーザー心理があり、悩んだ挙句に似たようなレンズをいろいろ購入、散財してしまう、といったことです。

「キーボード沼」も同じような感じで、メーカーはもとより、キー配列や軸(キースイッチ)の違い、刻印やカラーなどいろいろなバリエーションがあることもあって、際限なく使っているものより別のものの方がよさそうに見えてくるという心理から、本来ひとつあれば十分なものにもかかわらず、次から次へと購入してしまう、という状態のことをいいます(と、筆者は理解しています)。

おおよそ、以下のような過程を経て沼の住人となっていきます。

  1. 今使っているものより良さ気なキーボードがないか興味を持ち、ネットでいろいろ調べ始める。
  2. HHKBとかRealforceといった、2万3万の高級キーボードというものが存在し、そんな高価であるにもかかわらず熱烈信者が多数いることを知る。
  3. どうやらマニアはメカニカルキーボードというものを使っているらしいということを知る。
  4. 一言でメカニカルキーボードといってもキースイッチ(軸)が、赤、茶、青、黒とか色々あって、CherryMXが代表的だけどGateronとかメーカも色々あるということを知る。
  5. テンキーレス以外にも60%とか75%とかあることを知る。
  6. キーキャップにもいろいろあることを知る。昇華印刷とかレーザー刻印とか。PBTとかABSとか、XDAプロファイルとか。
  7. JIS配列かUS配列か悩む。今まではJIS配列使っていたけど、US配列なら見た目も格好いいし、マニアックな選択肢も広がるし……
  8. 完全に沼にはまっていることを認識する。

主要な軸12種をお試しできるという、なんともありがたいものがありました。

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重い、軽いは好みがわかりやすいですが、リニア、タクタイル、クリッキーはどれがいいか悩みがち。

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