AZアルクマールのアカデミー育ちのオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルスは、2021年の夏にアタランタに新天地を求め、海外での初挑戦に歩みを進めた。同クラブでは、セリエAに加え、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなどでプレーし、100試合以上に出場してきた。
26歳になったばかりのミッドフィルダーに対しては、リバプールからの関心が継続的に報じられている。昨夏には、守備的MF確保に手こずっていただけに、日本代表MF遠藤航よりも頻繁に名前が挙がっていた。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によれば、リバプールは現在も同選手に興味を持っており、獲得に向けて先頭を走っているようだ。アタランタは売却を急いでいるわけではなく、5100万ポンドを超える移籍金でのオファーがない限りは、ゲヴィス・スタジアムに残留する見込みだ。
ニューカッスル・ユナイテッドやユベントスらも争奪戦に加わっており、とくにユベントスはオランダ代表MFを最優先ターゲットに据えているとも言われ、イタリア国内でステップアップを遂げるかもしれない。
リバプールは一方で、この夏にミッドフィルダー確保は必須ではない。昨夏に中盤の刷新は完了しており、獲得した全選手が活躍している。負傷組も来シーズンには復帰する見通しで、シーズンを戦い抜くための戦力は整っている。
潤沢な資金があれば、さらなる強化も辞さないが、レッズは右ウィングやセンターバックにも狙いを定めている。限られた予算はそのどちらかのポジションに費やされるはずで、元AZアルクマールMFがアンフィールドに移籍する可能性はほぼない。
リバプールとコープマイネルスとの関係を報じているのは、イタリア・メディアしかなく、今回の報道の真意も疑わしい。そのため、このオランダ出身ミッドフィルダー獲得に本腰を入れることはなさそうだ…