語学学習ノート日記です.たまに仏教学習ノート日記です.

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1326番:仏教日記(9)

2022-06-29 21:33:34 | 日記

仏教日記(9)



覚りを得たブッダが最初に教化に向かったのは、嘗て苦行を共にし
た5人の仲間たちのところでした.ウルヴェーラー(現在のブッダ
ガヤー)から300㌔ほど離れたベナレスまで出向きました.そん
な遠くまで行ったのには訳があったはずです.おそらくかれらのよ
うな極端な苦行では、覚りには到達できず、無意味だとわかった以
上、放ってはおけなかったのでしょう.
 
 出向いて彼らと再会したブッダはまず、彼らには、「極端」な方
法では正覚を得ることはできない、と説いて、「中道」(普通にコツ
コツ修行すること)を勧めます.

それから徐々にアシュバッタ樹(菩提樹)下やアジャパーラ溶樹の
下で得た正覚道を彼らに教え伝えました.彼らはすぐに理解し、正
覚を得ました.この世に6人の正覚者、ブッダが誕生したのです.

このグループが最初の仏教教団というわけですが、彼らには教団と
いう意識はなかったことでしょう.この世に6人の正覚者が誕生し
たことは『過去現在因果経』第4巻に記されているそうです.(確
認はいたしません.買うには値が高すぎますので.11000円です)

このお経文に「ここにおいて世間に始めて六阿羅漢あり」と書かれ
ているそうです.ブッダという言葉を使うと、ゴータマ=ブッダの
ことととしてうけとめられてしまうので、阿羅漢ということばを使
います.覚りを得た正覚者のことです.この後、青年ヤサとその友
人4名を教化し、正覚者は11人となりました.正覚者たちは、主
に苦しみからの解脱を説いたのだと思います.

八正道とか、十二因縁という概念は、もっと後の世に作られた教えだ
と思うのです.後の世に作られたものであっても、ブッダのもとの覚
りに叶うものであれば、それは、ブッダの教えにカウントしてもいい
と思います.

 たとえば、如来蔵という考え方があります.これはどんな人にで
も仏性があるので、それを磨くことで、仏道修行となるという考え.
また、瑜伽行学派などの唯識の考えも、仏道には大いに役立つと思
います.いずれも、原始仏教にはなかった教えですが、採用して悪
くないと思います

さてこのブッダの原始教団は、このあと青年ヤサの周囲の人たち
50人の弟子入りにより、一気に61名になりました.それほど
ブッダの教えは、ありがたかったのでしょう.
 


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