語学学習ノート日記です.たまに仏教学習ノート日記です.

語学学習をしたあとのノートです.
ご一緒に学習しましょう.

3835番:引退記念過去日記(93)

2024-05-05 07:00:43 | 日記

このころのハンドル・ネームは「山田クマモン」


2015年3月24日(火)

【また大型客船がやってきた】


  またまた、われらが、TEI (ティーアイ)さまから
  アサインを賜りました。

  それによると、今回は、船は、別の外国船。
  この船は、神戸からやって来た。
  ノーティカという大型船だ。

  


  さて、お仕事は、前回と同様、
  デスティネーションアジア様の

   パノラミックツアー。


  前回と全く同じコースです。


  ということは、下調べが不要の楽ちんツアー。

 
  ただし、前泊はご遠慮下さい、とのお達し。

  しっかた、ごぜえません。

  
   ヾ(@^▽^@)ノ


  

   【今朝、午前6時00分】


家族  : あれ、おはよう、クマモン。
      どうしたの?えらい早いじゃないか。


クマモン: 何度も、言ったじゃいか。
      きょうは、仕事だよ。
      名古屋へ行くから、ついてくるかい?
      あ、うそ。ついてきたら、あかんよ~。



家族  : 朝ごはんは、食べて行くんか?


クマモン: 食べるで。


家族  : 朝ごはん、付き合うたるわ。



   ヤマザキの食パンとネスカフェと、
   お皿を出して、100円の袋キャベツを盛る。
   そこに、
   Mサイズのたまご一個で、片目玉焼きと、
   朝のフレッシュ2枚づつ分けます。

   準備完了。全員で、作ると早い。
   はい、オランゲ(オレンジやんか)
   ジュースも飲みましょう。
   さっさと食べて、はよ、出て行けよ~

   にゃー 山田クマモンは、出て行きました(これ、ネコやけど)

   ウサギ それ、うさぎ。 クマ、あれへんやん。

   ブぶーぶータこれかな?これ、ブタやろ?

   曇り くもり と馬 ウマで、 クマにしょうか?


    【新大阪、午前8時23分】


    東京行きのぞみ新幹線は、出発しました。

    (東京まで、行ったらあかんよ。
     名古屋で、おりるのだぞ。)
    

    (寝たらあかんぞ。
     名古屋で、おりるのだぞ。)


    何度も、言い聞かせて、山田クマモンは、行ったとさ。

   
    さて、席に着くと、
    となりのあんちゃんは、パソコンで、お仕事。
    

    (おー、えらいやっちゃ。
     まだ、9時ちゃうのに、仕事しとるやんけ)


    そこで、山田のおっさんも、見習って、仕事。

    「日本_その姿と心」 を読みます。

     第8版なので、ちょっと古いけどな。

     このバスツアーでは、保険制度について、
     よく聞かれるので、
     模範解答を見ておきます。


     【学習の指針】

     よく勉強しておくと、チップがでるかも。


     【学習のまちがった指針】

     チップが出るかもと思って学習するのは不純である。
     まじめに、どうぞ。


    
     【まじめな学習の指針】

     お客様に満足していただけるように。



     【名古屋】

    やっぱ、新幹線は、早い。

    近鉄特急が三時間かかるのに対し
    
    新幹線は、1時間。

    3分の1の時間で、到着。

      
    
    このあと、名鉄で、金山駅へ行き、
    地下鉄「名港線」 で、名古屋港へ。


    【やって来ました、12日ぶりの名古屋】
  
    時刻は、午前10時20分。
    集合時間まで、40分あります。

    暇なので、サークルKで、また、おにぎりとお茶を
    買って食べる。(お前、太るで。)

    さて、ターミナルビルで、さらに、ヒマしていると、
    本日の通訳ガイドさんらしき人と、目があったので 
    お声かけをしてみた。

    やっぱり、ガイドさんでした。
    IJCEE所属だと言います。

    ここ、けっこう、会員が多くて、
    700人以上いるのだそうです。

    負けるな、JFG 

    
      

      「私、いつも、これを持ってくるんです。」


     見ると、大奥の写真です。
   

      「大奥のガイドをするの?」


      「名古屋城のガイドがあるでしょ?」


      「ああ、そういえば、京都の二条城でも、
       そういう説明しますね。」


      「でしょ、でしょ。それで、この絵とこの写真を
       バスの中で見せて、説明するんです。」


      「ああ、なるほど。そういう手があったか!」


      「もっと、ありますわよ。折り紙。これで、兜、
       ジャパニーズ サムライ ヘルメットを
       折るのです。
       鶴はだめよ。外国人は、
       どうしても、鶴は折れないの。」


      「さよか・・鶴は、難しいからなあ。」



     
      【集合時間になりました】

     
     時刻は、午前11時。ツアー責任者がきました。
     ジャンバーとバッジ。
     ストラップと、ロリポップ。

     準備金が、4000円。
     これは、名古屋城駐車場料金
     の他、
     帰りが万一、
     遅くなったときのための高速代が含まれています。

     さて、11時40分。下船手続きを終えたお客様が、
     つぎつぎと、やって来ます。

     山田は、8号車。8の番号札を持っている人が
     山田のお客様。


山田 : This is no,8 bus with a handsome guide
     and a good-looking driver・・・      
      8号車だよ~。男前のガイドだよ~。
      ドライバーもいけめんだよ~。


  健闘むなしく、きょうは、6号車に
  先をこされた。く、くやし~。


     【そろいました】

  35名。センダーさんがやってきた。

    「 8号車は、35名になったら、出発して下さい。」

    「35です。じゃ、出発します。」

    「はい、よろしく。」


  バスが出発します。
  ガイドは、マイクをもちます。


山田 : Hello, ladies and gentlemen.
     Welcome to Nagoya.
     I'm very happy to have you
     on the bus to see sights
     here in Nagoya, which is
     abundant with historical cites.
     Among these cites,
     we are visiting today, Toyokuni Shrine
     Nagoya Castle and Shiratori Garden.

     どうも、みなさま、名古屋へようこそ。
     名古屋観光のバスにご乗車いただき、光栄です。
     ここは、歴史豊富な街で、
     私たちは、その中でも
     きょうは、豊国神社、名古屋城、
     白鳥庭園と、訪ねて
     参ります。


     Some travel books don't tell about this garden.
     That might as well happen
     because the garden is newly
     built.
  
     旅行書には、この白鳥庭園を
     載せていないものもあります。
     
     さもありなん、といったところです。
     なぜなら、この庭園は
     ごく最近、造営されたものなのです。 

     Then why the cite is classified
     into a historical place ?
     Because the cite was originally an
       artificial pool into
       which a tremendous lot
       of timbers were kept floating
       for storage purpose.

     では、最近できたこの白鳥庭園がなぜ、
     歴史豊かなところだというのでしょうか。
     それは、この庭園は、貯木場のあとに出来た
     庭園なのです。

     貯木場とは、材木を浮かべておく貯水池のことです。  

                 All timbers were prepared for
                 the use of construction of
      Nagoya Castle in the early 17th century.

      材木は、17世紀初頭の名古屋城造営のために
      使う用木です。

      By using those timbers and other
      materials, the castle
                was completed in 1612.

     この材木を使うことによって、
               名古屋城は、建造されたのです。


              The builder was Ieyasu.
               He is this man.

    で、その城の建造者は、この人。
    徳川家康といいます。


    ここで、用意していた徳川家康の
    絵のプリントを見せます。

     この絵は、もう一枚、豊臣秀吉の絵とともに、
     先日、知り合った上林さんが、
             送って下さったものです。



   【豊国神社】
     

   前回と同じコースなので、バスの止まる位置は、
   把握しています。安心。


山田 : Now we'll be getting to Toyokuni Shrine.
     The birth place of Toyotomi Hideyoshi.

      さあ、豊国神社ですが、それは、豊臣秀吉の
      生誕の地であります。


     (絵を見せながら)

             This man.
     この人ですよ。

            He said in case the little cuckoo won't chirp,
            I will make it to chirp by all means,

   秀吉は、いいました。
   鳴かぬなら
   なんとか、鳴かせてみせようホトトギス。 

          whereas Tokugawa Ieyasui said
          in case the little cuckoo
          won't chirp, wait till it starts to chirp.

    一方、徳川家康は、鳴かぬなら、
          鳴くまで待とうホトトギス 
    と言った人ですが、 
      
           But their boss, Nobunaga was
           much more short-tempered.
           He said if the little cuckoo won't cry, kill it.

   でも、彼らの上司、信長は、

         「鳴かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス」
    
          と言ったほど、気短でした。

         Of the three,  patient
          Ieyasu assumed the shogun post.
   
  
       この3人のうち、気長だった家康が将軍になりました。

   Reversely Nobunaga, who told that
           he would kill the little cuckoo,
           was finally assassinated by one of his lieges.  


    【Lesson】

  A man of perseverance rejoices
       in happy life course

       A man without perseverance may suffers assassin.

       A man between them may escape assassin and
       may miss happy life course
       All depends on perseverance.

  Try to be patient. 


   【教訓】

  忍耐の影に、幸福の人生あり。
  気随気ままは、殺されるかも。 
  普通人なら、どっちとも、ありうる。 
       忍耐で行きましょう。



  【名古屋城】


  金の鯱(しゃちほこ)で、名高い名古屋城。
  金粉をまぶしたような、どこかの安物とは違う。

  金の鯱は、すべて本物の金でできている。
  ただし、藩の財政が悪化したときに、3度、
  純金は、やや、劣化した。

  1612年の竣工した当時は、慶長大判1940枚分、
  2153kgの純金が
  1730年 (享保15年)と、1827年、2度に渡り、
  純金度を下げている。

  そのため、光沢が無くなってしまったのだとか。

  金網は、安全上、盗難防止上など、いろいろいわれているが、
  本当のところは、純金度が落ちたことを、隠すためだったとか。 
      

  盗難事件は、たびたび、ありましたが、いずれも未遂。
  そして、そのいずれもが、10年以上の重い懲役刑でした。

       
  ここで一句。

  【金取れば、我が身取られる逆さまの鉾】

  Try to steal the shachihoko you'll find you'll be
  caught by contraries.
      


     【白鳥庭園】


  ボランティアガイドさんが、庭園内を案内します。
  それは、前回と同じ。

  ここで、ボランティアさんに同行するガイドもいますが、
  我々は、試験官じゃないのだし、そこまで、しなくても
  いいんじゃないか。そう思って、お客様をボランティアさんに
  委ねます。

  ここから、ひとりで、ポッケー。

  ポッケーとしていると、待ってましたとばかり、
  お客様が、山田に近寄り、ご質問。



お客様 : What's that flower ?
      あの花は?


   見ると、馬酔木(あせび)です。


山田  : It's Japanese andromeda               
                      馬酔木ですわ。



お客様 : What's that ?
                      あれは?


山田   : Thunberg's meadow sweet.
                     雪柳です。


   それから、池をのぞき込んでいたときにも、
   ふいに、質問がとんできます。

   たとえば、背後から、手裏剣が飛んでくるように。

   これを、とっさに、かわして、剣で、受け止める剣士、
           赤胴鈴の助。   


赤胴・・・ちゃうやん、
山田のおっさんやで : むむ、何やつ?


お客さま      : Big fish aren't they ?
            でっかい、魚やなあ。


山田        : They are carp.
                                          コイですわ。           


 (注) carp は単複同型。ただし、carps としても、使用人口が
     多いので、間違いではありません。


お客様      : What kind ?
                                       何てゆう鯉?


山田        : A brocade carp.
錦鯉。
         In 18th century, a man discovered a colored carp
                                 in Niigata prefecture.
                                 He tried to culture it to multiplied.
                                 Now there are abundant colored carp.

                                18世紀に新潟で、発見されたのが最初で、
         増殖に成功。


     さて、時間が来たようです。普通のツアーと違って、
     船のツアーは、時間厳守です。

     船に乗り遅れたら、ガイドは、大責任。
     やや、ナーバス気味で、ちょうど、いい。


        【港へ】


     午後4時15分。理想的な帰還を果たしました。
     ひとえに、ドライバーさんの経験とテクニックの賜。
     ありがとうございました。 


       【お別れ】

     港には、大きなノーティカが待っていました。

     バスは、岸壁で、停車。ここで、お客様とお別れです。


山田   :  サンキュー

お客様  : Thank you.


           大拍手喝采。この瞬間は、何ともいえない、幸福感を覚えます。

    みなさん、降りしなに、1ドル紙幣をおいていってくださいます。
      30数ドルのお小遣いができました。
    こちらにも、幸福感を味わいます。
     サンキュー。


   おしまい
   山田 錦 


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