どんぐりの味は?毒性や食べれる種類・縄文時代のあく抜き方法も解説! - 花ママの便利帳

どんぐりの味は?毒性や食べれる種類・縄文時代のあく抜き方法も解説!

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日本で普通に見られるどんぐりは約20種類あります。

その中で食べられるどんぐりと、食べられないドングリがあります。

どんぐりの味は、どんぐりの種類によって異なります。

 

最近ではどんぐりに含まれる栄養成分が注目され、食用のどんぐりの粉も販売されているんですよ!

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どんぐりの味は?

どんぐりの味は、どんぐりの種類によって異なります。

食べられる乾煎りをして食べてみると、少し栗の様な味がします。

シリブカガシの方が栗に近い味ですが、マテバシイの方がどちらかというと美味しいです。

同じ木の実であるナッツに比べると、あっさりしていて、控えめにほんのり甘い感じです。

どんぐりの食べれる種類

どんぐりの食べれる種類は下記のとおりです。

  • シリブカガシ
  • マテバシイ
  • スダジイ
  • ブナ
  • ツブラジイ
  • ウバメガシ

 

一般的に食べられないと言われているどんぐりは、あくが強すぎて飲み込むことのできないような味です。

あく抜きをすることは可能ですが、あくを抜いても、そのままでは木の様な味です。

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どんぐりの苦み成分

どんぐりの苦み成分(渋み)は、タンニンです。

タンニンは栗や柿・緑茶などにも含まれています。

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どんぐりの毒性

どんぐりには、即死するような毒性は有りません。

ただ、渋み成分のタンニンが気になります。

タンニン自体は毒ではありませんが、多量摂取は禁物です。

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どんぐりを食べる地域

江戸時代の百科事典『和漢三才図絵』では、どんぐりを「止牟久利」と表し、食用であったことが書かれています。

今でもどんぐりを、郷土食として食べる地域があるんですよ!

 

伝統食として伝わっている地域

  • 宮崎県:カシの実こんにゃく
  • 高知県:カシ豆腐

 

どんぐりを現代風にアレンジした食べ方も工夫されている地域

  • 岩手県:しだみ(どんぐりの呼び方)
  • 長野県:ひだみ(どんぐりの呼び方)

 

どんぐりは、食べるだけでなく、お酒にもされています。

ヨーロッパやアメリカの先住民(ネイティブアメリカン)にも、どんぐりを食べる文化があります。

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どんぐり料理

どんぐり料理についてご紹介します。

韓国の「トトリムク」はドングリから作られる伝統食です。

日本の「カシこんにゃく」「カシ豆腐」と良く似た食べ物です。

その他、下記の様などんぐり料理もあります。

  • どんぐり珈琲
  • どんぐりもち(とち餅)
  • どんぐり団子
  • どんぐりご飯

縄文時代は、どんぐりは下記の様にして食べられていました。

  • 縄文クッキー
  • 縄文せんべい
  • 縄文パン
  • 縄文ハンバーグ

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どんぐりを食べない理由

どんぐりはなぜ食べられないのでしょうか?

どんぐりを食べない理由をご紹介します。

 

下記のどんぐりは、アクが強く、一般的に食べられないと言われています。

  • シラカシ
  • アラカシ
  • イチイガシ
  • ウバメガシ
  • クヌギ
  • ミズナラ
  • ウラジロガシ
  • アカカシ
  • コナラ
  • アベマキ

しかし、縄文人はこれらのどんぐりも食べていました。

縄文人がどの様にどんぐりのアクをに抜いていたのか、気になりますよね。

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縄文時代のどんぐりのあく抜き方法

縄文時代には、どんぐりは主食として食べられていました。

採集して余った分は、大切に貯蔵もしていました。

縄文土器は、どんぐりを食べるための道具として使われていたんですよ!

 

縄文時代のどんぐりのあく抜き方法をご紹介します。

  1. 皮をむいたどんぐりを茹でます。
    渋皮が多少残っていても大丈夫です。
  2. 2時間程どんぐりを茹でたら、裏ごしします。
    細かくしてアクを抜きやすくするのが目的です。
    まだどんぐりのアクが強すぎて食べることはできません。
  3. 裏ごししたドングリを、たっぷりのお湯で茹でます。
  4. 沸騰したら火を止め、しばらく置きます。
  5. 裏ごししたどんぐりが沈んだら、上澄みを捨てます。
  6. 茹でて上澄みを捨てることを3回繰り返します。
  7. 布巾で水分を絞ります。
  8. どんぐりペーストの出来上がりです。

このどんぐりペーストを使って、縄文どんぐりクッキーを作ることができます。

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どんぐりの食べ方

どんぐりの食べ方をご紹介します。

  1. 食べられるどんぐりを選別します。
    まずは、たっぷりの水につけて、沈んだドングリだけをより分けます。
    浮かんだドングリは、虫食いがあったりスカスカだったりするので食べられません。
  2. どんぐりの渋抜きをします。
    食べられるどんぐりと言われる種類のどんぐりは、生でも食べることができます。
    食べられないどんぐりと言われる、タンニンの多いドングリは、渋抜きが必要です。

渋が少ないどんぐりの食べ方

下記のどんぐりは、渋が少ないため生で食べることも可能です。

初めて食べるなら、「椎の実」系のどんぐりがおすすめですよ!

昔は子ども達のおやつとして食べられてもいました。

 

乾煎りすると、香ばしく美味しくなります。

温かいうちに殻はむいて食べて下さいね!

 

炒るときは蓋をすると、はじけても安心です。

紙袋に入れて電子レンジでチンしても良いです。

  • シリブカガシ
  • マテバシイ
  • スダジイ
  • ブナ
  • ツブラジイ
  • ウバメガシ

渋があるどんぐりの食べ方

下記のどんぐりは、渋が強く、ただ茹でた程度では食べることができません。

鍋で茹でこぼしを繰り返すことで食べることができます。

重曹を加えると、渋が抜けやすくなりますよ!

  • シラカシ
  • アラカシ
  • イチイガシ
  • ウバメガシ
  • クヌギ
  • ミズナラ
  • ウラジロガシ
  • アカカシ
  • コナラ
  • アベマキ
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