里山コスモスブログ

樹木の四季500 アオダモ ・マルバアオダモ・ヤマトアオダモ

アオダモ マルバアオダモ ヤマトアオダモ

アオダモ(モクセイ科 トネリコ属 落葉小高木 雌雄異株 花期4月頃 別名アオタゴ、コバノトネリコ) 
 枝を切って水につけると水が青くなり、黒墨に加えて高級感を出す着色剤として利用されたという。樹皮は滑らかで暗灰褐色、粒状の皮目(皮孔)が多く地衣類が付着し白っぽい斑模様ができることが多い。
 葉は奇数羽状複葉で枝に対生し、側小葉は2対(3~5枚)、葉縁に明瞭な鋸歯がある。
 冬芽(葉と花の混芽)が芽吹くと葉と円錐状の花序が出て多数の紙垂状の小花をつける。花は白色の紙垂状4弁花。雌雄異株で雄株の雄花には雄蕊2、雌株の両性花には雌蕊1と雄蕊2がある。
 果実は長さ2,3cmの線形の翼果で基部に種子がある。材は堅く粘りがあり野球のバットやスキー板等スポーツ用具に利用される。 「アオダモ イチローのバット」で検索。
学名Fraxinus lanuginosa f. serrata
属名Fraxinus トネリコ属 セイヨウトネリコのラテン古名
lanuginosa 綿毛のある    f. 品種 serrate 鋸歯のある

マルバアオダモ
 小葉は丸葉ではなく細葉である。マルバ(丸葉)は全縁(無鋸歯)ないし明瞭な鋸歯がないことを指す。
学名Fraxinus sieboldiana Blume 
sieboldiana Blumeドイツの医師/博物学者シーボルトに献名、  
 オランダの植物学者ブルームが命名。

ヤマトアオダモ 
 高木に生長、小葉は3対~4対、縁に低鋸歯。高木のため花は未観察。別名 オオトネリコ 
学名Fraxinus longicuspis  
longicuspi longicuspi 長く尖った






















トップ 目次    画像・文 塩城忠

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「2 2021 樹木の四季500 塩城 忠 」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2021年
2019年
人気記事